伝記映画のおすすめランキング10選

世界の芸術家、政治家、学者などにまつわる作品をまとめた。歴史の教科書では知ることができない新たな一面を知ることができる、そんな伝記映画おすすめ10作品をランキングで紹介する。

伝記映画は、実話を基にしているというのが面白い。人の人生には思いがけないことがいくつも起こり得る。フィクションにはない面白さが醍醐味ではないだろうか。今回選んだ10作品の中には戦争映画がいくつかある。困難の先に幸せがあることもあれば、さらにどん底に突き落とされることもある。自分の人生についてじっくり考えなおしてみたくなるおすすめの10作品となっている。

第1位 イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密

注目ポイント&見所

第二次世界大戦中、ヒトラー率いるドイツ軍の最強の暗号と言われた「エニグマ」の解読を成功させた天才数学者アラン・チューリングの人生を描く。終戦後、イギリス政府が50年も隠し続けた衝撃の実話。暗号を解読したとき、残酷な決断を迫られることになる――。不可能と言われた暗号解読を成し遂げ、そしてコンピューターの発明にも貢献したチューリングだが、彼の生涯は決して幸せなものではなかった。

⇒イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密のあらすじとネタバレ感想

第2位 アマデウス

注目ポイント&見所

古典派の天才音楽家ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの生涯を、イタリア出身の宮廷音楽家アントニオ・サリエリの視点で語る。幼少期に音楽の才能を見出され、神童として名を馳せたモーツァルトだが、その音楽活動の道は平たんではなかった。この作品はモーツァルトの天才故の苦悩や死の真相が描かれているが、音楽の神に愛されたモーツァルトと出会い、自身が凡人でしかないことに気付いたサリエリの物語でもある。

⇒アマデウスのあらすじとネタバレ感想

第3位 戦場のピアニスト

注目ポイント&見所

ユダヤ系ポーランド人のピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンの自伝。1939年、ナチス・ドイツの侵攻を受けるポーランド。ウワディスワフは友人の助けで息を殺すように隠れ住んでいたが、生きているのもやっとだった。ドイツ人将校に見つかり、ピアノを弾くシーンは目が離せない。殺されるかもしれない状況、そして息は白く、手はかじかむような寒さの中で奏でられるショパンのバラードは力強く、ただピアノが弾ける喜びを感じる。

⇒戦場のピアニストのあらすじとネタバレ感想

第4位 英国王のスピーチ

注目ポイント&見所

イギリスの王ジョージ6世が、長年悩まされた吃音症を克服していくストーリー。アカデミー賞最多4部門を受賞した。まだ皇太子時代のジョージ6世(アルバート)は、エリザベス妃の説得で言語療法士のライオネル・ローグの治療・訓練を受ける。父王の崩御と兄の退位によって即位したジョージ6世。戴冠式、そして第二次世界大戦開戦日のラジオ演説を完璧にこなした。植民地出身の平民であるライオネルと、一国の王となるアルバートの友情は見どころである。

⇒英国王のスピーチのあらすじとネタバレ感想

第5位 ヒトラー 最期の12日間

注目ポイント&見所

ナチス・ドイツ総統である、独裁者アドルフ・ヒトラーの最期の日々と、彼の秘書達たち、周辺の人々の思いを詳細に描く。現在でもドイツではヒトラーの名を口にするのもタブーと言われるほどである。そんなデリケートな問題をはらんだ映画に、ドイツが制作として加わっていることに注目したい。数々の証言に基づいて作られた本作では、誰も知らない、知ろうとはしなかったヒトラーの人間性が描かれている。

⇒ヒトラー 最期の12日間のあらすじとネタバレ感想

第6位 マーガレットサッチャー 鉄の女の涙

注目ポイント&見所

イギリス初の女性首相マーガレット・サッチャーの政治家人生を、すでに政界を引退した彼女自身が回想する形で描く。過去に例のない「女性」首相となり、男社会で気を張って働くマーガレットは、その強硬な政治姿勢、性格から「鉄の女」と呼ばれる。そんな彼女にも違う一面があった。妻として、そして母として、その役割を果たせていたか?年を取り認知症を患うマーガレットが亡き夫の幻覚と会話して過去を思い葛藤する姿からは、後悔と苦悩を感じさせる。首相サッチャーと老いたサッチャーを演じ分けたメリル・ストリープ、さすがの演技である。

⇒マーガレットサッチャー 鉄の女の涙のあらすじとネタバレ感想

第7位 終着駅 トルストイ最後の旅

注目ポイント&見所

この作品は、ロシアの文豪トルストイの晩年を描いている。伯爵家に生まれたトルストイは貴族として生きてきたが、贅沢な暮らしを嫌うようになる。やがては妻ソフィアとも不仲になり、彼女を避けて暮らすようになる。そして82歳のある日、遂にトルストイは家を出るが、鉄道での移動中に息を引き取る。夫に遠ざけられながらも深く愛し続けたソフィア。彼女は偉大な作家トルストイを理解せず障壁であったとされ、世界三大悪妻として有名だが、果たして本当にそうだろうか?という疑問が投げかけられている。

⇒終着駅 トルストイ最後の旅のあらすじとネタバレ感想

第8位 大統領の料理人

注目ポイント&見所

フランス大統領の史上初の女性料理人として、フランソワ・ミッテラン大統領に仕えたダニエル・デルプシュの実話を基にしたストーリー。特に注目したいのはやはり料理。おいしそうな料理がたくさん登場し、どれも食欲を掻き立てられる。男の世界である厨房で奮闘する女性を描いたストーリーが見どころである。また、ミッテラン大統領を演じたジャン・ドルメッソンは小説家・哲学者で、本作が初の映画出演である。その演技にも注目したい。

⇒大統領の料理人のあらすじとネタバレ感想

第9位 クララ・シューマン 愛の協奏曲

注目ポイント&見所

作曲家ロベルト・シューマンの妻クララ・シューマンは、彼女自身も才能あるピアニスト・作曲家である。後の有名な音楽家ヨハネス・ブラームスとの関係は有名だが、本作では病の夫と若き音楽家との二人の間で揺れ動くような弱弱しいクララの姿はない。妻として母として家族を支えながら音楽活動に励む強い女性として描かれている。それでも、彼女を深く愛し慕うブラームスとの関係は見どころの一つである。

⇒クララ・シューマン 愛の協奏曲のあらすじとネタバレ感想

第10位 ネバーランド(2004)

注目ポイント&見所

劇作家ジェームス・マシュー・バリーが、ある家族との出会いを通して『ピーター・パン』の原型を作り上げる。その一家の三男、ピーターが『ピーター・パン』のモデルとなる。夢を持つことを諦めたピーターのためにジェームズが作り出した空想の世界「ネバーランド」のように、夢に満ちた心温まるストーリー。代表作の『パイレーツ・オブ・カリビアン』とは全く違うジョニー・デップの演技にも注目したい。

⇒ネバーランド(2004)のあらすじとネタバレ感想

まとめ

有名な人物のストーリーもあるが、中には今まで知らなかったエピソードもあるのではないだろうか。今まで抱いていた印象とは違う一面を見つけていただければと思う。重いテーマを扱ったものもあるが、女性の地位の問題など現代にも通じるテーマの作品もあるので、これからの人生の役に立つ要素も見つけられるのではないだろうか。

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