映画『ディセント』あらすじネタバレ結末と感想

ディセントの概要:シャウナ・マクドナルド、ナタリー・メンドーサ、アレックス・リード、サスキア・マルダー、マイアンナ・バリング、ノラ・ジェーンというように、ほぼ女性六人のみの登場人物で繰り広げられる、パニックホラー映画。

ディセント あらすじネタバレ

ディセント
映画『ディセント』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

ディセント あらすじ【起・承】

主人公のサラは、交通事故によって夫と娘をいっぺんに亡くすという悲惨な経験をした。そんなサラを励ますために、学生時代からよく集まっていた仲のいい友人が、サラと共に洞窟を探検する計画を立てる。メンバーは、ジュノ、ベス、レベッカという旧知の友人に加え、レベッカの妹サムと、ホリー。山小屋に集った六人は、すぐに打ち解けて洞窟探検に胸を躍らせる。が、サラは完全に過去から立ち直ってはいなかった。

森林を抜け、ボアム洞窟の入り口から中に入る六人。初めて見る地底洞窟に大喜びする彼女たちだったが、サラだけは、何かがいるような気がしていた。

やがて細い通り道を抜ける際に、落盤が起きてサラは閉じ込められそうになる。なんとか窮地を脱した六人だったが、そこで実はこの洞窟がボアム洞窟ではなく、ジュノが見つけた前人未踏の洞窟であることを知って口論になる。ジュノは、自分たちが第一発見者になってサラの名前を洞窟につけたいと考えていたのだった。口論していても埒が明かないと判断した六人は、険悪な雰囲気のまま出口を目指して進みだしたが、その過程でホリーが落下し、足の骨が皮膚から飛び出す怪我を負う。ホリーを支えながら、さらに進む彼女たちの前に広がるのは、暗闇に広がる動物たちの骨の山だった。

ディセント あらすじ【転・結】

人の形に似ているが、人ではない何かに襲撃を受ける六人。パニックになって散り散りになるなか、ジュノはバケモノと間違えてベスの首筋をニッケルで刺してしまう。瀕死のベスを置いて、逃げるジュノ。一方、逃げる途中で気を失っていたサラが気が付くと、目の前でホリーがバケモノたちに食べられていた。しかしバケモノたちは暗闇の中で生活しているためか、目が悪いらしくサラには気が付かない。何とか逃げたサラは、瀕死のべスを見つける。べスは、手にジュノのペンダントトップを握り締めており、ジュノに殺された、そして自分にとどめを刺してくれと求める。泣きながらべスにとどめを刺し、サラは進む。

ジュノは、レベッカとサムと合流するも、逃げる途中で二人とも命を落とした。一人になったジュノは、やっとサラと出会う。サラは、ジュノがべスを刺したことを知っていながら、ジュノにべスのことを問う。うまく答えられないジュノは、べスはバケモノにやられたと嘘をついた。サラは黙って先を急ぐ。様子をいぶかしみながらもついていくジュノ。二人の前に再びバケモノが現れ交戦した。サラは、ジュノにべスが持っていたペンダントトップを見せると、ジュノを刺し、バケモノの中に置き去りにして走っていった。

サラは一人洞窟から飛び出し、車を走らせ逃げる。が、それもまた幻にすぎず、死んだ娘の幻を見ているサラの周りに、バケモノたちが集まってくるのだった。

ディセント 評価

  • 点数:70点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2005年
  • 上映時間:99分
  • ジャンル:ホラー
  • 監督:ニール・マーシャル
  • キャスト:ショーナ・マクドナルド、ナタリー・メンドーサ、アレックス・リード、サスキア・マルダー etc

ディセント 批評・レビュー

映画『ディセント』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

点は低いけどおすすめなワケ

久しぶりに、良質なホラーをみた、と感じた。ホラー映画やパニック映画は、最後にワァっと盛り上がりを用意して、どかんと怖がらせて、でも話的にはきちんと終わらせずに、「え?」と終わってしまう作品が多い。だが、このディセントは終わる。いろいろな意味で終わるのだ。

つまりとても怖い話である。バケモノは言わずもがな、途中のグロテスクな画像も人間同士の極限における醜さも、何もかもが怖い。つまり見ていて決してスカっとする映画ではないといことだ。だから点は低くした。が、ホラーが好き、パニック映画が好きという方には断然おすすめ。

バケモノより怖いもの

バケモノは怖い。得体の知れないものが森の奥の洞窟に住んでいて、人間だろうが動物だろうが食い散らかす。また、こいつらが全能ではなく普通に戦おうと思ったら五分五分くらいの戦闘力だから余計にリアルである。動物的な怖さだ。だが、個人的にもっと怖かったのは、「未踏の洞窟に閉じ込められたのでは」と全員がハっとなるシーンや、骨が飛び出すような骨折、後ろから近づいたら知り合いに刺された、友達だと思っていた仲間が「あいつのほうにバケモノが行けば自分たちは助かる」と思っているという「日常でもありそう」な事柄のほうがよほど背筋が凍った。恐らく「そうなるだろうな」と思えてしまうから余計に。バケモノは、非日常だからある意味完全にフィクションだと思えるが、人間関係やサバイバルに関しては、「ありえる」のだ。そのリアルな怖さが、バケモノの怖さと上手に混ざり合って描かれていて、とにかく最後までいろいろ怖い、そんな映画になっている。

ディセント 感想まとめ

グロさやビックリ押しの、ジェットコースターのようなホラーやパニック映画は多い。が、これは違う。そう思って覚悟してみた方がいい。グロさのレベルがどうのという問題ではない(もちろんちゃんとグロテスクだが)。話として、とてもよくできていると言わざるを得ない。できているからこそ怖かった。また、最後のあの光に向かってサラが駆け上っていく映像も、光があるからこそ死ぬほど絶望感を覚えた。ウマイ、としか言いようがない。怖かったし痛々しかったし後味が悪いけれど、面白かったと思える稀な良作である。

Amazon 映画『ディセント』の商品を見てみる

関連作品

次作 ディセント2