映画『独房の生贄 悪霊が棲む213号室』あらすじネタバレ結末と感想

独房の生贄 悪霊が棲む213号室の概要:冤罪で刑務所に入れられた弁護士が独房213号室で味わう恐怖と、刑務所の調査をしていた女性職員が知る213号室の真実を描いた。サム・ライミ製作の「ブギーマン」などを手掛けたスティーヴン・ケイ監督作品。

独房の生贄 悪霊が棲む213号室 あらすじネタバレ

独房の生贄 悪霊が棲む213号室
映画『独房の生贄 悪霊が棲む213号室』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

独房の生贄 悪霊が棲む213号室 あらすじ【起・承】

弁護士のマイケルは、違法な手段を使ってでも依頼人を無罪にしてきた。

その日、サウスリバー刑務所213号室にいる囚人チャーリーの仮釈放の手続きのため、マイケルは面会に行った。
いきなり殺人の罪を告白したチャーリーは、マイケルが殺したと見える形で自殺。
次はお前だ、と言い残した。

そしてマイケルはサウスリバー刑務所に収容され、チャーリーが入っていた独房の213号室に入れられた。
やがてマイケルには幽霊が見えるようになる。

チャーリーが行っていた死体防腐処理の仕事があてがわれるが、死恐怖症のマイケルは気を失う。
遺体の上に放置され、213号室の中では不気味な人形と大量の虫に恐怖する。
その時に怪我をするが自傷行為とみなされ、所長に部屋を変えてくれるよう頼み込むが、うやむやにされただけだった。

独房の中では幻覚に悩まされ、恐怖の根源である死体の防腐処理もさせられ、マイケルの心はすり減っていく。
そんな時、一緒に防腐処理をしている黒人の囚人ジェファーソンが、今のマイケルは刑務所に来た頃のチャーリーそっくりだと言う。

その頃、看守による暴力調査を担当していたオードリーは、213号室の囚人たちの釈放直前の死亡率の高さに気付く。

独房の生贄 悪霊が棲む213号室 あらすじ【転・結】

213号室の中での幻覚はひどくなる一方。
マイケルは首を吊って自殺未遂するが、彼の目に写っていたのは床が抜けて燃えている状態だった。

刑務所内で治療を受けるマイケルは、オードリーに“サタンの座”という言葉をつぶやく。
聖書の“ヨハネ黙示録第2章13節”にその言葉があると知るオードリー。

やがてマイケルは、証人を出廷させないように脅してほしいと頼んだ相手が、証人家族全員を殺していたと知る。
殺された証人は、マイケルの前に何度も現れている幽霊だった。

オードリーは、マイケルを陥れたのではないかと所長に詰め寄る。
マイケルのチャーリー殺しを証言した看守のレイの自宅で話を聞こうとしたオードリーは、襲われ気絶させられる。

正気を失っていくマイケルは、幽霊に言われるがまま、看守と取引をして自分を襲おうとした囚人を殺していた。
その囚人がマイケルを襲うように手引きしたのも、マイケルを陥れたのもレイだった。
地下にマイケルを監禁したレイだったが、オードリーが助けに来る。
しかし所長から渡されていた銃を奪われ、殺されそうになったオードリーをかばってマイケルは死んだ。

身を挺して助けられたことを疑問に思うオードリーに、天国行きか地獄行きかを決める場所だから起こった事だと所長は告げた。

独房の生贄 悪霊が棲む213号室 評価

  • 点数:35点/100点
  • オススメ度:★☆☆☆☆
  • ストーリー:★☆☆☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★☆☆☆
  • 設定:★☆☆☆☆

作品概要

  • 公開日:2011年
  • 上映時間:109分
  • ジャンル:ホラー、サスペンス
  • 監督:スティーヴン・ケイ
  • キャスト:エリック・バルフォー、デボラ・ヴァレンテ、マイケル・ルーカー、ブルース・グリーンウッド etc

独房の生贄 悪霊が棲む213号室 批評・レビュー

映画『独房の生贄 悪霊が棲む213号室』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

盛り上がりもせず微妙なストーリー

単調なストーリーで、主人公マイケルが幽霊に追い詰められる様子も、看守のレイの怪しげな行動を探るオードリーというサスペンス展開も、いまいちパッとしないし盛り上がりに欠ける。
幽霊が出てくるシーンも特に怖いわけでもなく、そこにいるだけなので拍子抜け。
人形から虫や蛾が出てきたり、部屋の中に文字が浮き上がって腕にも出てくるのにはドキッとするが、肝心の文字に字幕がないため意味がつかめない。

勧善懲悪っぽいストーリーだが、根底にあるのが日本では馴染みの薄いキリスト教の聖書だったりするので、理解しづらい部分が多すぎる。
213号室が何なのかは、悪魔に選ばれて地獄に行くか神に選ばれて天国に行くかを定める場所とサンズ所長が語っているが、それもキリスト教がベースの話なので、宗教が苦手な場合はスッキリしない。

終盤でオードリーに拳銃を渡すのも不自然で、無理矢理作ったようなマイケルの死にはガッカリ。

刑務所内では男性同士のレイプがあると、海外ドラマなどのセリフに出てくることがあるが、本作では看守レイがマイケルを売るという後味の悪いシーンが出てくる。
間接的に手にかけてしまった証人家族は出てくるのに、自分で殺した囚人は213号室に出てこないという部分には謎が残る。

字幕に違和感あり

独房213号室の壁に浮かび上がる文字に字幕が出ないのはもちろん、オードリーの持つ書類にも字幕がつかなければ、セリフで解説するような部分が無いのでとにかく不親切。
特に独房に浮き出る文字や落書きは、ストーリーにかかわってくる重要な要素があるように見せているため、見ていて楽しめない。

日本語字幕にしても、文字のタイプが他の映画と違って違和感を覚える。

レンタルDVDには吹き替えがついておらず、字幕で見るしかないのでとにかく不便な作品。

独房の生贄 悪霊が棲む213号室 感想まとめ

舞台になった刑務所の独房213号室には呪いがあり、入ったら最後、死ぬまで悩まされるという題材だけは良い作品。
そこにアシスタントと浮気中のやり手の弁護士の転落ストーリー、冤罪などがかかわってくるというのはよかったが、いざ作品にしたらまとまらなかった残念な作品。

「スカイライン 征服」や「ブラックフット」など、B級映画に多く出演しているエリック・バルフォーが、弁護士から囚人に、そして徐々に病んでいく主人公マイケルを演じている。
演技派俳優ブルース・グリーンウッドが、つかみどころのないサンズ所長を演じているのは見もの。

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