映画『エネミー・ライン』あらすじとネタバレ感想

エネミー・ラインの概要:2001年公開のアメリカ映画(原題:Behind Enemy Lines)。オーウェン・ウィルソン主演の戦争映画で、ボスニア・ヘルツェゴビナのセルビア人武装勢力から逃げるアメリカ海軍大佐を描いた物語である。

エネミー・ライン あらすじ

エネミー・ライン
映画『エネミー・ライン』のあらすじを紹介します。

ボスニア・ヘルツェゴビナでは長く続いた民族紛争も落ち着き、平穏な生活が戻ってきていた。
とは言え、いつ何が起こっても対応できるようにアメリカ軍空母は周辺に停泊している。

変化の無い平和維持活動に飽きていたクリス大佐(オーウェン・ウィルソン)は、遂に軍を辞めることにした。
そんな矢先、相棒のスタックハウスと最後の任務に出掛ける事が決まり見回りに行く。
最後の偵察の仕事の途中、二人は非武装地帯にセルビア人武装勢力がいることに気がついた。
証拠を残そうとカメラで撮影している途中、相手に気がつかれてしまい攻撃されてしまう。

飛行機は破壊され、パラシュートで脱出に成功した二人。
しかし何とスタックハウスが見つかり殺されてしまう。
必死に逃げるクリス。

事の一部始終を知った上司は何とかクリスを助けようと、NATOに軍を派遣するよう頼んでみる。
しかし平和協定違反で揉めたくないと断られてしまった。
そして安全が約束されるエリア、エネミー・ラインまで逃げるよう言う。

無事にエネミー・ラインまでたどり着いたクリス。
軍の規則を破り助けに向かってくれた上司に会うことが出来た。
そこで停戦協定が守られていないという自身が撮った証拠の写真を渡すのだった。

エネミー・ライン 評価

  • 点数:75点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2001年
  • 上映時間:106分
  • ジャンル:戦争、アクション
  • 監督:ジョン・ムーア
  • キャスト:オーウェン・ウィルソン、ジーン・ハックマン、ガブリエル・マクト、チャールズ・マリック・ホイットフィールド etc

エネミー・ライン ネタバレ批評

映画『エネミー・ライン』について、感想批評です。※ネタバレあり

至ってシンプルな物語

最近の映画は手が混んでいる。
大どんでん返しがあったり、考えもしないトリックがあったりとその手法は様々だ。
そんな映画がたくさんある中で、本作品は非常にシンプルで分かりやすい物語である。

平和維持活動に嫌気が差した軍の大佐が、最後の任務でまさかの危機に遭遇。
そして相棒を殺され、ひたすらセルビア人武装勢力から逃げまくるのだ。
端的に言うとこのような物語。
これ以上でもこれ以下でも無いでのである。

ここでポイントなのがあくまで戦争映画、それもどちらかと言うと政治的な臭いのする正統派の作風であるということ。
つまりスタローンなどの強いマッチョなキャラクターがヒーローとして登場し、一人で何百人と戦うようなスカっとさせてくれるような映画では無いということだ。

ただ一人の男が武装グループからエネミー・ラインまで逃げているだけなのにこの緊迫感はなんだろうか。
主人公は最初から最後まで逃げているだけなのに。

しかしながら、シンプルでいて内容が重厚。
映画としての魅力は高い作品であると言える。

上司が裏切らない映画

この手のジャンルは意外と主人公の上司が黒幕だったというようなラストがかなり多い。
しかし全く違う。
あんなに疑ってかかったことを謝罪したいくらい、気持ちの良い人柄なのだ。

最後はNATOと敵対したくないはずなのに、自らヘリコプターでクリスを助けに行く。
このシーンで全て持っていかれてしまった。
演じているジーン・ハックマンはずるすぎるのだ。
主人公は逃げているだけである。
このジーン・ハックマンの存在が映画を深いものにし、ラストを盛り上げているのは間違いない。
実はこちらが主役なのではないか?という気にさえなる。

エネミー・ライン 感想まとめ

タイトルばかり先行してどのような内容なのかわからない映画ってないだろうか。
見たことある気がする感覚。
確かに名前は知っているのに、実は内容を知らなかったなどである。

本作品はなぜかタイトルがかなりの確率で拡散されている。
しかし見たことある人は意外と少ないのだ。
出演俳優は演技が上手く、ストーリーはシンプルでいて分かりやすい。
演出もまずまず。
なぜかB級な雰囲気は隠せないが、そこがまた良かったりする。

脇役にも注目すべき作品だ。
脇役がいるから映えている映画なのである。
特にジーン・ハックマンの存在感はすさまじい。
彼なしでは相当微妙な映画になっていただろうことは残念ながら否定できない。

シンプルな緊張感がほしい人にはオススメである。

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