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映画『くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ』の概要:セレスティーヌは絵を描くことが大好きな子ネズミだったが、クマとネズミが仲良くしている絵を描き周りから馬鹿にされる。だが、そんな時お腹を空かせたアーネストおじさんと出会い、次第に仲良くなっていく。

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映画『くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ』の作品情報

くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ

製作年:2012年
上映時間:80分
ジャンル:アニメ、ファンタジー
監督:バンジャマン・レネール、ステファヌ・オビエ、ヴァンサン・パタール
キャスト:ランベール・ウィルソン、ポーリン・ブルナー etc

映画『くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ』の登場人物(キャスト)

アーネスト(ランベール・ウィルソン / 玉野井直樹)
貧乏で食事を買うお金もない。ちょっと間の抜けた性格だが、心優しいクマ。
セレスティーヌ(ポーリン・ブルナー / 宇山玲加)
絵を描くことが大好きな子ネズミ。
ジョルジュ
お菓子屋さんを経営している。レオンのお父さん。
リュシエンヌ
じょうぶな歯の店を経営している。レオンのお母さん。
レオン
ジョルジュ夫妻の息子。お菓子屋なのにお菓子を食べられず不満に思っている。
所長
歯医者の所長ネズミ。クマの歯をやすりで磨き、ネズミに合った歯に出来る凄腕の持ち主。
院長
孤児院の院長ネズミ。子ネズミ達に怖いクマの話をし、怖がらせることもある。

映画『くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ』のあらすじ【起】

ネズミのセレスティーヌは鉛筆を握りしめ、仲良しのクマとネズミの絵を描いた。けれども、それを見た仲間達は嘘の絵だと騒ぎ立てた。しかし、そこに院長が現れた為、子ネズミ達は一斉に話すのを止め、各自ベッドの前に整列した。

院長はベッドに眠るよう合図を送り、子ネズミ達に“いじわるクマ”の話をした。院長の語り口と子ネズミを食べてしまうと言う話に、子ネズミ達はベッドの中で体を震え上がらせた。だが、セレスティーヌだけは怯えていなかった。

雪がたくさん積もり屋根に空いた穴からチラチラと雪が落ちてきた朝、大きなくしゃみをしてクマのアーネストおじさんは目を覚ました。お腹を空かせても家に食べ物が残っておらず、鳥を捕まえようとしても逃げられてしまう。アーネストおじさんは服をたくさん着込み、太鼓を背負い、バイオリンをポケットに入れて外へと出かけて行った。

雪の降る晩、セレスティーヌは仲間達と町へと出かけていた。明かりがついている部屋を覗くと、クマのジョルジュ夫妻が初めてレオンの歯が抜けた事を喜んでいた。そして、泣き出すレオンにリュシエンヌはネズミの妖精の話をする。枕元に歯を置いて置くと、妖精がやって来てコインと交換してくれるのだ。だが、レオンはそんな話を信じず怪訝な顔をする。ジョルジュ夫妻は優しく説き伏せ、寝かしつけようとする。

レオンの部屋へ潜り込み、セレスティーヌはその様子を絵を描いていたが、鉛筆を転がしてしまい見つかってしまう。追いかけられてしまうが、何とか窓から逃げ出しゴミ箱へと逃げ込む。そんなセレスティーヌの手にはレオンの歯がしっかりと握られていた。満足そうに微笑みゴミ箱から出ようとしたが、ジョルジュがゴミを捨てた為、上を塞がれてしまい出られなくなってしまう。

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映画『くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ』のあらすじ【承】

アーネストおじさんは広場に着くとバイオリンを弾きながら背中の太鼓を鳴らし、食べ物を貰おうとする。しかし、誰も分けてくれず、警察が来てしまい楽器を没収され罰金の支払いを命じられる。

お腹がすいたアーネストおじさんは街中のゴミ箱をひっくり返していく。するとその中の一つに、ネズミが眠っているのを発見する。まさに食べようとしたその時、セレスティーヌは目覚め悲鳴を上げる。自身を食べても病気になるだけだと説き伏せ、お菓子がある場所を知ってると言う。

それは目の前にあるジョルジュのお菓子屋さんで、セレスティーヌは窓を開けてあげる。アーネストおじさんは中に忍び込みお菓子をたっぷり食べ、セレスティーヌにお礼を伝える。

セレスティーヌは地下にあるネズミ達の町へと帰る。そして、時計の鐘が鳴った為、慌てて歯医者のある場所まで向かう。そこでは、子ネズミ達が集めてきた歯を使い、歯の治療を行っていた。

セレスティーヌは1本しか集められず、受付と所長に怒られる。言い訳しようとしたが、鞄の中の絵を捨てられ所長から長い説教を受ける。ネズミにとって前歯はとても重要で、抜けてしまうと固いクマの歯を削って代用させないといけないのだ。

セレスティーヌは最低でも50本集めて来るまで戻るなと言われる。

子グマ達が元気よくジョルジュのお菓子屋さんでお菓子を買って行く。だが、レオンを見つけると甘いものはダメだと怒り、歯が抜けるとママの“じょうぶな歯の店”に行かないといけないと脅し追い返す。

セレスティーヌは一連のジョルジュ親子のやり取りを見ており、向かいにあるじょうぶな歯の店を覗く。そこには色んな歯が陳列されていた。

ジョルジュは在庫を取ってこようと地下へと行くが、棚はめちゃめちゃになっており、お菓子が無くなっていた。その中央では、お腹を膨らませたアーネストおじさんが眠っていた。

アーネストおじさんは警察に捕らえられてしまうが、セレスティーヌが紐をほどき助ける。
その代わり、セレスティーヌはあるお願いをする。

映画『くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ』のあらすじ【転】

セレスティーヌ達は夜になり、じょうぶな歯の店に忍び込む。大量の歯を持ち帰った事で所長は感激する。その姿にセレスティーヌも喜ぶ。

アーネストおじさんがネズミの孤児院で目を覚ます。大量の歯を運ぶ為にセレスティーヌと共に町に来ていたのだ。クマを見た院長と子ネズミ達は悲鳴を上げ、街中はパニックとなる。そして、ネズミ警察達に追いかけられる。

慌ててセレスティーヌ達は逃げて地上に上がり、目の前にあった車に飛び乗る。それは、ジョルジュの車で、それに気づいたリュシエンヌが悲鳴を上げる。その場にいたクマ警察が追いかけようとするが、地下から現れたネズミ警察と睨み合いになる。両者はそっと離れネズミ警察は地下へと戻る。

クマ警察が追いかけてきたが、アーネストおじさんはなんとか家まで辿り着く。

家が無くなってしまったセレスティーヌはアーネストおじさんに助けを求めるが、ネズミは1匹いると1000匹増えるから嫌だと言われ、家から追い出される。だが、殺さない限りネズミを追い出すのは無理だと言い、アーネストおじさんを説き伏せる。そして、二人は喧嘩になるがセレスティーヌは地下室に居座る。

セレスティーヌは地下にあったもので寝床を整え、淋しくないようにぬいぐるみを握り眠ろうとするが、アーネストおじさんの激しいピアノの音と寝てからのすごいいびきで寝れなかった。セレスティーヌはこっそりと部屋に上がり、アーネストおじさんの絵を描く。

セレスティーヌは怖い夢で魘される。それを宥めてくれたのはアーネストおじさんだった。嫌われ者だと泣きじゃくるセレスティーヌに自分も同じだと言ってくれる。そして、アーネストおじさんはセレスティーヌの絵を褒め、部屋にアトリエを作る。

セレスティーヌは喜びアーネストおじさんの絵を描こうとするが、アーネストおじさんが風邪をひいている事が分かり看病をする事になる。

今度はアーネストおじさんが怖い夢を見た為、セレスティーヌが宥める。するとベッドの上の屋根に穴から雪が降ってくるのが分かった。傘を差して仲良く同じベッドで眠った。

映画『くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ』の結末・ラスト(ネタバレ)

アーネストおじさんはラジオで自分達が指名手配を受けている事を知り不安になるが、セレスティーヌには隠した。

冬が終わり春がやって来た。雪で隠れていたジョルジュの車にセレスティーヌが絵を描き、風景に同化させて隠した。

ある晩、嵐がやって来た。セレスティーヌは眠れず地下のラジオをつけた。すると、事件の事が流れていた。不安になったが、起きてきたアーネストおじさんが抱きしめて宥めてくれた。

嵐の雨でジョルジュの車が滑ってしまい、ジョルジュの店まで戻ってしまう。明くる朝、ペンキを辿ってクマ警察とネズミ警察がやって来る。

アーネストおじさん達はそれに気づき何とかしようとするが、ネズミ警察にアーネストおじさんが、クマの警察にセレスティーヌが捕まってしまう。

二匹はそれぞれの裁判でお互いの居場所を聞かれるが、それには答えずかばい合う。そして、ネズミとクマが仲良くするのはいけないのかと訴える。その時、地下の裁判所でランプが倒れてしまい火事になる。そして、上のクマの裁判所にも火の手が回ってしまう。

クマとネズミの裁判長は意地を張り逃げ出さずにいた為、炎に焼かれそうになる。そんな裁判長をアーネストおじさんもセレスティーヌも見捨てる事無く無事に助け出す。その姿を見て、クマの裁判長もネズミの裁判長も二匹を自由にする事を決める。

泣きじゃくるセレスティーヌをアーネストおじさんは優しく抱きしめた。二匹はまた仲良く暮らす事になったのだが、アーネストおじさんはセレスティーヌに二人の物語を描く事を提案する。だが、恐ろしい出会いだった為に嫌だと突っぱねるのだが、アーネストおじさんは話を変えれば良いと言う。アーネストおじさんの出会いの話をセレスティーヌは嬉しそうに聞いていた。

映画『くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ』の感想・評価・レビュー

可愛くてほのぼのとした物語ではあるのだが、一緒に居たいと願い奮闘するアーネストとセレスティーヌの姿に胸がぎゅっと苦しくなった。ネズミとクマ、住む世界が違うというだけで引き離されてしまうのは、ただただ悲しいなと思った。アーネストおじさんは一見怖そうではあるのだが、セレスティーヌと一緒にいるときはまるで本当の親子のようで優しさが滲み出ていたと思う。ちょっと間抜けなところがあるのも、可愛らしかった。(女性 30代)


ほっこりとした雰囲気で描かれるクマとネズミの世界。ただ一緒にいたいだけなのに別の動物と言うだけで一緒にいられない2匹の心の様子が丁寧に描かれていました。
クマのアーネストとネズミのセレスティーヌ。違う動物である2匹が一緒にいることは彼らの世界では大問題のようでした。
人間の世界でもこう言った差別や偏見は多くありまよね。ただ手を取りあって仲良く過ごせばいいだけなのに…といち早く気づいて絵に書いたセレスティーヌは素晴らしいなと感じました。(女性 30代)

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