映画『エビデンス 全滅』あらすじネタバレ結末と感想

エビデンス 全滅の概要:2013年の映画で、砂漠の真ん中で焼け焦げたバスと遺体が発見される。曽於の中で録画された映像を元に捜査員達はバーナーを手にした狂気の殺人鬼を突き止めていくサスペンス映画である。

エビデンス 全滅 あらすじネタバレ

エビデンス 全滅
映画『エビデンス 全滅』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

エビデンス 全滅 あらすじ【起・承】

砂漠の真ん中で焼け焦げたバスや人々の遺体が発見される。燃えカスになったバスと遺体を捜索する警察だが、生き残ったのは2人で1人は意識不明の重体になっている。
もう1人は事件のショックで精神が不安定な上に記憶喪失になっていた。
個人が録画していたと思われるビデオカメラを見つけ、捜査班は火事で焼けてしまったデータを修復しながらヒントを探り始める事にした。

映像を元に犯人を割り出しにかかる捜査員、関係ない映像でもどこが犯人の手がかりになるかわからない、と決め映像を見て行く。
映像を見ていくと、ビデオにはドキュメンタリーの映画監督を夢見るレイチェルの撮影によって、女優の卵であるリアンがメインに撮影されていた。
舞台の出演が決まったサプライズパーティーが撮影されていたり、2人の夢を語る姿が映っていた。舞台の様子や、リアンにプロポーズをし、振られてしまったタイラーの様子も含まれていた。

その後、リアン達は、タイラーと仲直りも含め、ラスベガスに旅行に行く為にバスで向かう事になる。バスには、息子がいると語るダンサーのヴィッキーや、プチ家出状態で家を出てきた16歳のマジシャンを目指すスティーブンが乗っていた。
捜査員達が不審に思い、映像を解析するとバスの乗客リストに書かれていない女性の姿が映っていた。ズームして見て見ると、彼女はバッグに大金を詰めた物を持っていて性格も穏やかではない。

このカバンの強奪の為にバスが事故に合ったのではとも考えたが、それなら彼女1人のみ殺せば済む話だと、謎が膨らむばかり。

普段走るのと違うルートを走る運転手に不信感を抱いたリアン達は運転手を問いただす。
この先でまだ1人乗せるのでここを走っている、と話した矢先に隠されていた道路の有刺鉄線によってバスが横転してしまう。

運転手のベンや乗員は歩いて電話のありそうなトラックステーションへとたどり着いた。
電話がありそうなので探索の為に、ヴィッキーのカメラを借りてその電灯で室内を照らす。
室内で電話を探しながらレイチェルは撮影を続行。すると、スティーブンが血だらけの姿で現れた。証拠になると思い撮影を続け、最初の犠牲者であるスティーブンを映す。

エビデンス 全滅 あらすじ【転・結】

その後、バーナーを持った何者かがカメラに映り、生きたまま女性が焼かれる様子が映っていた。解析してみると溶接用のマスクをかぶっている。
一方捜査員達も、大金の入ったカバンを持っていた女性が、退役軍人の妻で口座から全額引き出していた事を突き止める。
退役軍人のジェラルドが精神を病んでいた事や、機械工をしていた事からこの退役軍人が犯人ではと睨んだ捜査員達。

先程の映像で焼き殺された撮影者の女性が特定出来ないことから別のカメラ映像の続きを見る事に。電話を直す為の工具をバスに探しに行く為に、レイチェルは運転手と暗視付きカメラを持って向かう事に。
しかし信号銃が無い上にうろたえていた所、外に怪しい気配が。様子を見に行ったベンは殺されてしまい、1人かろうじて逃げるレイチェル。
暗視カメラで見つけた信号銃を撮りに行く為ヴィッキーが1人向かう。先程別カメラで殺されていたのはヴィッキーだった。

犯人と思えた退役軍人の元に行くと、彼は自殺していた。謎でいっぱいの捜査員達。
しかしそれは罠であった。
ネット上でも殺戮の映像が流出し、出所を不審に思った刑事のリースは、記憶喪失といわれる生き残りのリアンの元に。
そこで刑事は自身も犯罪の被害者であり、殺人鬼と言う者にとって殺人は芸術かスポーツの様な物、自分の力を見せ付けたいだけだと語る。刑事は死んだ運転手の口からメモリーカードを発見。
そこには溶接マスクを取ったタイラーの姿が。証拠を見つけた事で犯人をタイラーと発表した捜査員達。無事事件解決と思ったリースだが、タイムコードの違和感に気付き、レイチェルの撮影した物は編集された映像と言う事実を知る。

その時、再びネットに動画が流れる。事件の犯人から、と言う名目で、リアンとレイチェルの自作自演だった事が判明。タイラーを容疑者に仕立て上げたのも2人だった。
2人を指名手配するが、もう逃げているだろうと言う諦めの中、「運転手を雇い、スティーブンを刺す姿など2人の犯行の真実」の映像が流れるのであった。

エビデンス 全滅 評価

  • 点数:80点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2013年
  • 上映時間:94分
  • ジャンル:サスペンス、ミステリー
  • 監督:オラトゥンデ・オスンサンミ
  • キャスト:スティーヴン・モイヤー、ラダ・ミッチェル、ケイトリン・ステイシー、ハリー・レニックス etc

エビデンス 全滅 批評・レビュー

映画『エビデンス 全滅』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

録画された映像が鍵

正直録画された映像だけを見ていてもホームビデオの様で人によっては楽しいかもしれない。
録画した人間の人間像がはっきりしているので、これから長距離バスで遠足です気分が出ている様に感じて観ていて楽しい。
その映像をヒントに犯人を追わなければいけないと言うのを無しにしても普通にビデオの持ち主達の動向が楽しく感じられる不思議さがある。
また、その日常感が逆に残忍なバーナーで焼くという手口の狂気や、恐怖感を際立たせているのかもしれない。
遠足気分でバスに乗り、その様子を撮影と言うのは携帯電話やカメラが浸透した現代では日常的に行われている。
その分どこかその様な事件がいきなり起こってもどこか他人事と感じないリアリティが出ているのであろうと感じた。
また、あくまで「既に起こった事故」を再生しているので、映像を安全な場所で見進めていくと言う捜査員達の視点から話が進んでいく。
その為、「安全な場所から事件を見守る」安心感があるので、事件は悲惨であってもどこか緊張感が無いままに観る事が出来てしまう。

ホラーよりミステリー

内容的には少しグロテスクナ部分もありはするが、サスペンス映画といって良いかもしれない。
じっくり観るのにおもしろい作品である。
科捜研の様な捜査員達の静かな奮闘と、あくどい女性2人の戦いと言って良い。
犯人が何故こんな事をしたかったか、警察から見て犯人の神経の異常性はどう感じるかなどもうまくあらわされている。
そのおかげで被害者、犯人、事件を追う者など色々な視点を視聴者も楽しむ事が出来る。
犯人探しも少しひねりがきいているし、ミステリーファンにこそ「王道」としてお勧めしたい作品である。
見た後に視聴者もバス旅行で録画機器片手に旅行に出るなどしても盛り上がるかもしれない。
そんな遠くの様で、身近に感じる恐怖をうまく描いている。

エビデンス 全滅 感想まとめ

残忍さが際立つ事件と言う事もあり、通り魔的印象を受けるこの殺人鬼。
ある意味人事と思えず真剣に内容を見る事が出来るサスペンスである。
最後のオチはまさかの女性の怖さ、芸術としての異常性を描いているので後味の悪さを感じる人もいるかもしれない。
きちんと構成されているストーリーなので、ミステリー好きには嬉しい完成度を誇っているとも言える。
また、犯人を追っていく過程で、録画された内容をヒントに追っていく様子もじれったいながらも気になり、じっくり見る事が出来る。
ホラーサスペンスや、淡々と犯人に近づいていく刑事が好き、と言う人にはたまらない映画と言える。
科捜研の様な捜査班の立場で観ると、犯人達に対して憤りや苛立ちを感じてしまう。
しかし犯人側からも、捜査班側からも事件のスリルが味わえる作品である。

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