映画『死霊のはらわた2』あらすじとネタバレ感想

死霊のはらわた2の概要:1987年公開のスプラッター映画。「死霊のはらわた」の続編的作品。脚本・監督はサム・ライミ。出演はブルース・キャンベル、サラ・ベリー、ダン・ヒックス、セオドア・ライミなど。

死霊のはらわた2 あらすじ

死霊のはらわた2
映画『死霊のはらわた2』のあらすじを紹介します。

舞台はとある静かな森の中。青年アッシュ(ブルース・キャンベル)とリンダ(デニス・ビクスラー)のカップルは、とある小屋の中で謎のテープレコーダーを発見する。好奇心でそれを再生してしまう二人だったが、実はそのテープとは「死者の書」という悪霊を呼びよせる忌まわしいものだった。リンダは突如現れた死霊に憑りつかれてしまい、アッシュを襲い始める。死闘の末、アッシュはリンダを殺す事に成功するが、その代償として片手を失ってしまう。

一方、同じように死霊と戦っている一行がいた。アニー(サラ・ベリー)とやエド(リチャード・ドメイヤー)といった面々である。死霊に憑りつかれた人間を殺すには、その体を細切れにしなければならないという。彼らは元は友人や肉親であった者たちを次々に細切れにしていく。そんな中、彼らと合流したアッシュは、共に死霊たちと死闘を繰り広げていくのだった。

ショットガンやチェーンソーを片手に死霊を倒していくアッシュ。しかし死霊の親玉との戦いの最中、「死霊の書」の力でアッシュは死霊もろとも異世界へと放り出されてしまう。目を覚ますとそこは中世であり、彼はタイムスリップをしてしまったのだ。同じようにタイムスリップしてきた死霊たちがはびこるこの世界で、彼は英雄として生きていく事を誓うのだった。

死霊のはらわた2 評価

  • 点数:85点/100点
  • オススメ度:★★★★★
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★★
  • 演出:★★★★★
  • 設定:★★★★★

作品概要

  • 公開日:1987年
  • 上映時間:85分
  • ジャンル:ホラー
  • 監督:サム・ライミ
  • キャスト:ブルース・キャンベル、サラ・ベリー、ダン・ヒックス、キャシー・ウェズリー etc

死霊のはらわた2 ネタバレ批評

映画『死霊のはらわた2』について、感想批評です。※ネタバレあり

自身の手によるフルリメイク

1981年に制作され、低予算ながらもパワフルな演出により、スプラッター映画ブームの立役者となった「死霊のはらわた」。今作「死霊のはらわた2」はその続編として制作されたものの、厳密な意味での続編とは違う。前作と同じ名前の主人公アッシュは登場するものの、前作のその後を描かれている訳ではない。もう一度最初からのやり直しなのだ。つまりこれはサム・ライミによるフルリメイクともいえる作品である。

もちろん前作でも話題となったスピード感あふれるカメラワークや、残酷描写はよりパワーアップしている。しかし今作の一番の魅力とは、前作にはなかったコメディ要素が追加された事だろう。

コメディ・ホラー

今作はスプラッター映画にも関わらず、思わず笑ってしまうようなシーンが満載の映画となっている。例えば、アッシュが右腕を失うシーン。右腕のみが死霊に憑りつかれてしまい、アッシュの意志とは無関係に動き始めてしまう。自ら襲いかかる右腕に対し、必死に対抗するアッシュの姿に観客は爆笑する事は間違いないだろう。この一連のシーンでのブルース・キャンベルの熱演は必見だ。

また、全体を通してテンションが異様に高いため、怖さを通り越して笑うしかないような状況に追い込まれるのもこの映画の魅力と言える。人間は本当に怖い時には笑うがこみ上げてしまうという、極限状態の真実をついているのかもしれない。
そしてラストにかけての展開のバカらしさも特筆すべきだろう。アッシュはなんと中世に飛ばされてしまうのだ。中世で英雄になる事を運命づけられたアッシュのシーンで、この映画は幕を閉じる。

いちおうシリーズは3作目が存在しており「キャプテン・スーパーマーケット」ではその後のアッシュの活躍を見る事が出来る。しかし3作目はあまりにもコメディ寄りになり過ぎているため、作品としての面白さが失われてしまっているのが非常に残念だ。ホラーとコメディが絶妙にブレンドされている今作こそが、「死霊のはらわた」シリーズの最高傑作だといえる。

死霊のはらわた2 感想まとめ

スパイダーマン」シリーズを制作して一躍売れっ子監督へと変貌したサム・ライミだが、やはり現時点においても最高傑作はこの「死霊のはらわた2」をおいて他にはない。その後、「死霊のはらわた」はリメイク作品も登場している。だがそれは、笑いを一切排除し、ただ痛覚のみを刺激するような残虐シーンを描くだけのスプラッター映画として作られている。これでは「死霊のはらわた」の本来の面白さとはかけ離れてしまっている。やはりこのシリーズの面白さとは、製作者の余裕というか、遊び心が画面からも伝わってくるところにあるのだから。

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