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映画『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』の概要:ドローンを使用した新しい戦争の在り方。自爆テロに踏み切ろうとするテロリストと、なんの罪もない少女の姿を捉えるカメラ。優先すべきは犯人の抹殺か少女の命か。そして、それを決めるのは誰なのか。

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映画『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』の作品情報

アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場

製作年:2015年
上映時間:102分
ジャンル:ヒューマンドラマ、戦争
監督:ギャヴィン・フッド
キャスト:ヘレン・ミレン、アーロン・ポール、アラン・リックマン、バーカッド・アブディ etc

映画『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』の登場人物(キャスト)

キャサリン・パウエル(へレン・ミレン)
イギリス軍大佐。過激派組織アル・シャバブを6年間追い続け、英米合同軍の指揮を執る。ターゲットの抹殺のためには、多少の巻き添え被害も仕方ないという判断をする。女性でありながら、男性の上官にも物怖じしない性格。
フランク・ベンソン(アラン・リックマン)
イギリス国防副参謀長。現場と政治家達とのパイプ役。おちゃらけたところもあるが、部下である軍人達に対する敬意は人一倍持っている。
スティーブ・ワッツ(アーロン・ポール)
アメリカ軍中尉でドローン操縦士。パウエルからの指令を受け、過激派組織アル・シャバブの隠れ家をドローンによって監視する。少女の命を犠牲にしてまでターゲットを抹殺したことに疑問を持つ。
キャリー・ガーション(フィービー・フォックス)
アメリカ軍航空兵でドローンのセンサーオペレーター。スティーブと共に任務に就く。犠牲になった少女に涙を流しながら、任務をこなす。スティーブと同様の疑問を抱いている。

映画『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』のあらすじ【起】

イギリス軍大佐のパウエルは、ソマリアのテロリスト集団で過激派組織アル・シャバブを捕まえるために彼らを追っていた。部屋に写真や資料が散乱するほど、パウエルは熱を入れて彼らを追っていたのだ。

その頃、アメリカ軍のドローンパイロットであるスティーブ・ワッツという男と、センサーオペレーターであるキャリー・ガーションという女の所属する部隊にパウエルが紹介される。

モニターに映ったパウエルがスティーブ達にある任務を依頼する。それは、アル・シャバブの幹部であるアブドラ・アル・ハディとその妻であるアーイシャ・アル・ハディが潜伏していると思われるナイロビにある隠れ家をドローンで空から撮影し、彼らがいることを確認するという任務だった。6年間追い続けた相手だとパウエルは彼らに語るのだった。

早速任務に向かうスティーブ達。パウエルがいるイギリス軍司令室の大画面にはすでにその映像が映され、パウエルはそれを見ながら指令を出すのだった。

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映画『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』のあらすじ【承】

ターゲットの関係者らしき人物達が隠れ家に到着する。それを確認し、パウエルは家の中を見たいと言う。すると小型の鳥に扮したカメラが動き出し、家の周りを飛び回りながら家の中を撮影する。

家の中からターゲットらしき人物が出てくるが、カメラは顔を捉えることができなかった。車に乗り込んだ彼らを上空のカメラが追いかける。

彼らが向かったのはアル・シャバブの支配地域だった。追跡部隊もこれ以上は危険だとして追うことができない。パウエルはどうにかカメラで彼らの顔を映し、顔認証して犯人だと確認したいと思っていた。ターゲットはある家に入って行く。パウエルはドローンを家の中へ潜入させるよう命令を出す。

現地工作員はかなりリスキーなその指令に驚くも、すぐに準備を始める。その頃、映し出された映像の中に、ある少女を発見するスティーブ。その少女はターゲットの入った家の隣に住んでいて、外でフラフープをして遊んでいるところだった。

映画『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』のあらすじ【転】

現地工作員の一人が昆虫型ドローンを操作し、ターゲットの家の中を映し出すことに成功する。そして、ターゲットの顔認証が完了し、改めてターゲットのアーイシャ・アル・ハディがいることを確認するのだった。

内閣府の会議室に集まった軍人や政治家達が、ターゲットをどうするのか話し合っていた。その中の一人であるフランク・ベンソン中将は、他のみんながターゲットを殺さないようにしたいと考えていることをパウエルに伝える。

そのときモニターに映し出されたのは、自爆スーツを着用しようとする男の姿だった。彼らは自爆テロを起こそうとしていたのだった。

パウエルはミサイルでの攻撃を主張するも、部下の英軍弁護士が国際法違反になる可能性を示唆し、上に判断を仰ぐように言う。パウエルはフランクに判断を仰ぐも、誰も決断を下せないのだった。

こうしてたらい回しにされたミサイル発射の決断だったが、どうにか米国国務長官の許可を得てミサイル発射の許可が出る。パウエルは直ちにスティーブに指示を出すのだった。

映画『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』の結末・ラスト(ネタバレ)

ミサイル発射直前、少女が爆破被害圏内でパンを売り始める。スティーブの手が止まる。発射しろと言うパウエルに対し、スティーブはどうにか少女をどかせないかと懇願して発射を拒否するのだった。

現地工作員の男が少女の売るパンを全て買うことで少女をどかすという作戦を立てる。しかし、作戦は失敗してしまう。

攻撃をするのか少女の命を守るのか。軍人や政治家達が議論を白熱させる。しかし、自爆テロの準備は着々と進められているのだった。

パウエルは、少女がミサイルの被害に遭う確率が45%の地点に攻撃することを決断する。そして、スティーブが発射のスイッチを押す。

発射50秒前、少女のパンが売れる。誰もが少女がすぐにその場を去ることを祈った。しかし、無情にもミサイルは少女に当たってしまうのだった。少女はどうにか生きていたが、ターゲットも一人生きていた。そして再び、発射命令が出るのだった。

キャリーが泣きながら敵の死を確認する。少女は病院に運ばれ、息を引き取る。恥ずべき作戦だったと揶揄する政務次官にフランクは、「二度と兵士に、戦争の代償を知らないなどと言うな」と言い返すのだった。

スティーブとキャリーが任務を終えて外へ出る。悲しい顔をして、二人はその場を去って行くのだった。

映画『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』の感想・評価・レビュー

ドローンで建物を破壊するほど攻撃できるなんて、残酷な時代だと思う。
この映画では、戦争は現場ではなく会議室で起きている。

一発のミサイルで一人の少女の命を救うのか犠牲にするのか、テロリストへ攻撃するのかしないのか、スイッチを押すのか押さないのか。
決断にいたるまでピリピリとした緊張感が続いて目が離せない。

ラストシーンのフラフープを楽しそうに回す少女のキラキラとした笑顔に胸が苦しくなる。(女性 40代)


本作は、戦場から遠く離れたとある会議室を舞台に、ドローンが映す映像を見ながら攻撃命令を下す様子を描いた軍事サスペンス。
壮絶な戦いのシーンはなく、全て遠隔攻撃という点にとても恐怖とリアリティーがあり、リアルタイムで自分も会議室にいるかのような錯覚と緊張感を感じた。
同時に、戦争に関わる人々の葛藤や戦争の抱える闇を目の当たりにしたような不思議な感覚になった。
鑑賞者に対して問題提起をしているので、何が正しいのか、自分が同じ立場ならどのような判断を下しただろうかと考えさせられる作品だった。(女性 20代)


一人の少女の命か、多くの市民の命か。この究極の選択を迫られた時、正解はあるのでしょうか?命の選択を迫られる展開にハラハラドキドキして、かなりのめり込んで観てしまいました。
作中の90分、ほとんどの時間をそのまま90分かけて描いていますが、間延びする感じは無く、むしろスピード感や緊張感、疾走感を感じられてとても面白かったです。
シリアスな展開が続き、決して明るい映画ではありませんが、たまにはこんな作品もいいのでは無いでしょうか?(女性 30代)


銃撃戦、肉弾戦等はほとんどないのに、手に汗握る緊迫感がありました。かの有名な思考実験、トロッコ問題のような葛藤を感じます。何もしなければ、自爆テロにより多くの人が命を落とします。ミサイルで攻撃すれば、付近でパンを売る幼い女の子を巻き込んでしまうかもしれません。結果、女の子を巻き込みましたが、どうすればよかったのか答えは未だわかりません。癌で逝去されたアラン・リックマンの遺作ということもあり、冥福を祈りながら鑑賞しました。(女性 30代)


発見、補足、発射、着弾、遺体確認。これらは画面を通して行われる。現代の技術の進歩により、射程は地球全土と言っても過言ではない。良くも悪くも今の戦争は効率が良く、その気になれば…恐ろしい想像ばかりが浮かんでしまう。2発目のミサイルにためらいが無かったのにはぞっとさせられた。誰の意見も間違っていないし、決断をためらうのも無理はない。人として大事な何かが欠落してしまうのではという恐怖が、判断を鈍らせているのだと思う。(男性 20代)

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