映画『フェイク・クライム』あらすじとネタバレ感想

フェイク・クライムの概要:2010年制作のアメリカ映画(原題:Henrys Crime)。キアヌ・リーブス制作・主演のクライム・サスペンスで大金強奪事件と舞台女優との恋愛模様が描かれている作品である。

フェイク・クライム あらすじ

フェイク・クライム
映画『フェイク・クライム』のあらすじを紹介します。

ヘンリー(キアヌ・リーブス)は妻がいる、ハイウェイ料金所で深夜働くごく普通の男だった。
そんなあるとき同級生に野球に誘われ銀行の前に車を停めて待っていたところ、ベルが鳴った。
彼は知らない間に銀行強盗の運転手にさせられていたのだ。
連行されたヘンリーは仲間のことは話さず懲役3年の刑を受けることに。

1年後仮釈放されたヘンリーは妻が他の男性の子供を身籠っていることを知り、彼女の元を去る。
その足で向かったのが因縁の銀行。
ここでぼーっとしていた彼は急に車にはねられてしまった。
中から出てきたのは舞台女優のジュリー。
彼女は銀行の隣の劇場に出演していたのだ。

幸い怪我も大したことが無かったヘンリーは、ジュリーと親しくなっていく。
このことで銀行と劇場がトンネルで繋がっていることを知ったヘンリーは、復讐と言わんばかりに本当に銀行強盗をしようと思いつく。

刑務所で知り合ったマックスの出所を待って相談したヘンリー。
その計画とは劇場のボランティアをマックスが請負い、ヘンリーが劇団員に応募するというものだった。

うまくいきはじめた計画だったがヘンリーの思わぬ役者の才能が開花してしまう上、ジュリーとも恋におちてしまう。
銀行強盗と役者人生、さらに恋愛。
何を優先させるのか。

フェイク・クライム 評価

  • 点数:65点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2010年
  • 上映時間:108分
  • ジャンル:サスペンス
  • 監督:マルコム・ヴェンヴィル
  • キャスト:キアヌ・リーヴス、ヴェラ・ファーミガ、ジェームズ・カーン、ピーター・ストーメア etc

フェイク・クライム ネタバレ批評

映画『フェイク・クライム』について、感想批評です。※ネタバレあり

前半のつまらなさで思わず退屈

この映画の前半はキアヌの無気力さが売り。
無気力、無感動の男が間抜けにも銀行強盗の片棒を知らないあいだに担がされ、さらに自分だけが逮捕されてしまうという鈍臭さでさる。
それが後半になると一気に変わり生き生きとするのだが、この後半とのメリハリをつけるためなのだろう。
本当に前半が長く感じて退屈である。
いくら後半を引き立たせたいからといって大して長い上映時間でも無いのに、こんなにわざとつまらなくする必要があるのだろうか?
危うく消しかかるところである。

ラストに選ぶ二者択一の大胆さ

本作品のストーリー展開は面白い。
というのも捕まったキアヌが仮釈放で出てきた時に向かったあの銀行で、本当に銀行強盗をするというなんとも短絡的な発想をしてからがかなり劇的である。
偶然隣の劇場に出演する舞台女優と知り合い、偶然銀行と舞台が繋がるトンネルがあることを知り、さらに偶然に役者の才能があったのである。
銀行強盗のくだりは面白いし、劇団に潜り込んでごうとう計画を企てるのも悪くない。

しかしここからである。
うっかり役者の才能が開花してしまい、また本人も楽しんでしまう。
もはや最初の犯罪の目的からずれてしまったシーン。
ラストではちゃっかり銀行強盗も成功するが自分がいる劇団で初めて配役についた公開日初日。
彼は強盗犯として逃亡するか、見つかったら捕まるかも知れない覚悟で劇場に戻るのか悩むのである。
はっきりいってなんだそれ?である。
完全なクライム・サスペンスを想像していると1人の冴えない男の輝かしい人生の再生が盛り込まれていてちょっとびっくりする異色作品である。

素人には教えるな

いくら利用できるからといって強盗のアイデアを素人や仲間になるのかならないのか分からないに人間に話すというご都合主義。
この辺はアメリカ映画お得意である。
しかし見ていて笑ってしまうほど話すので疑問点が多かった。

フェイク・クライム 感想まとめ

キアヌ・リーブスは格好良い。
どんなに悪人を演じてもなりきれない生まれ持った善人顔で、本作品のように騙されてしまうような間抜けな男がよく似合う。
演出もストーリーも斬新で良いのだが、ラストのシーンで劇場に戻ったその後が気になるところである。
捕まらなかったのか?どうなのか?
この辺の疑問をもう少し解消してくれて終わって欲しかった。
愛を告白して舞台をめちゃくちゃにしたあげく、ハッピーエンドでしたなんていうよくわからないエンディングはもう流行らない。
しっかりとした裏付けで映画の印象を残してほしかったというのが個人的な印象である。
作品自体は地味でありキアヌの復活というような堂々としたものではなかったが、興味があれば鑑賞してもらいたい。

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