『ファンタジア』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

クラシックの名曲に合わせて新たな映像表現を模索した、1940年の実験的アニメーション映画。監督は『ピノキオ』『ダンボ』のペン・シャープスティーン、脚本は『ふしぎの国のアリス』のジョー・グラント。

あらすじ

ファンタジア』のあらすじを紹介します。

8部構成。最も有名なのは第3部『魔法使いの弟子』。ミッキーが大魔法使いの弟子となり、楽をしようとして大失敗する姿が大迫力で描かれている。第1部『トッカータとフーガ ニ短調』ではシルエットを中心とした暗いイメージを持つ抽象的なアニメーションが展開される。第2部『くるみ割り人形』妖精たちのが自在に舞い、第4部『春の祭典』では恐竜が主役。第4部と第5部の間でミッキーマウスが登場し、指揮者を激励する。第5部『田園交響曲』には神話の世界の登場人物たちが登場し、、第6部『時の踊り』は動物たちによるバレエ。楽曲のイメージとかけ離れた映像が批判を浴びたが、圧倒的なクオリティのアニメーションは多くの人に衝撃を与えた。

評価

  • 点数:70点/100点
  • オススメ度:★★★★★
  • ストーリー:★☆☆☆☆
  • キャスト起用:★☆☆☆☆
  • 映像技術:★★★★★
  • 演出:★★★★★
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2013年1月1日
  • 上映時間:78分
  • ジャンル:ファンタジー
  • 監督:ジェームズ・アルガー etc…
  • キャスト:ペン・ジレット、ジェームズ・アール・ジョーンズ、クインシー・ジョーンズ、スティーブ・マーティン、ジェームズ・レバイン etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

『ファンタジア』について、考察・解説します。※ネタバレあり

いま見ても新鮮で素晴らしい映像表現

ファンタジアは日本が日中戦争で地獄を見ていたときに製作された映画です。こんな映画を作る余裕のある国と戦争でして勝てるわけがなかった、ということがよく分かるクオリティですね。いま見ても本当に素晴らしい映像表現。特に好きなのは『魔法使いの弟子』ですね。ホウキが動き出すというだけでも面白いアイデアですが、大量のホウキが暴走する姿は楽曲の力を相まって非常に恐ろしい。
部によって物語性があったりなかったりしますが、『ファンタジア』の目的は新たなアニメーション方言の発見にありますので、観客も気にすす必要はないです。映像美に酔いしれるのが正しい楽しみ方。これほどの映画なのに、公開当時のアメリカではほとんど評価されず、大赤字を抱えてしまったというのが面白いですね。日本では1955年に公開され、大きな影響を与えました。カラーの長編映画なんて、日本では考えられませんでしたからね。日本初のカラー映画は『ファンタジア』公開から10年後のことです。アニメーション映画は『桃太郎 海の神兵』程度のクオリティです。日本での公開当時の衝撃と影響は計り知れないものがあります。当時のディズニーはどの作品もすごいですよ。

まとめ

映像の素晴らしさがメインの映画なので、解説する場所はありませんね。とにかく素晴らしいアニメーションを見ることが出来ます。現代でもアニメーションの真似をすることは出来ますが、構成力は真似できません。ディズニーが人材と費用を惜しみなく注ぎ込んだ結果が『ファンタジア』なのですから、ジブリでもここまでの作品を作り上げられるかどうか……。末恐ろしいです。
ちなみに、製作段階では9部構成が予定されていましたが、都合により1曲削除されてしまったんです。削除された楽曲はドビュッシーの『月の光』。戦後、別の作品で公開されましたが、こちらも素晴らしいクオリティです。ファンタジアは著作権切れしていますので、ネットでも見ることが出来ます。ぜひ見てください。

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