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映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の概要:『ハリーポッター』の70年前を描いた作品。『幻の動物とその生息地』の著者である魔法生物学者ニュート・スキャマンダーを主人公に、ニューヨークの街で魔法生物が大暴れする。変わり者の主人公をエディ・レッドメインが違和感なく見事に演じている。

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映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の作品情報

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅

製作年:2016年
上映時間:133分
ジャンル:ファンタジー、アドベンチャー
監督:デヴィッド・イェーツ
キャスト:エディ・レッドメイン、キャサリン・ウォーターストン、ダン・フォグラー、アリソン・スドル etc

映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の登場人物(キャスト)

ニュート・スキャマンダー(エディ・レッドメイン)
イギリスの魔法生物学者。調査と本の執筆の為に世界各地を巡り、貴重な魔法生物を保護し育成をしている。優秀だが、おっちょこちょいの変わり者。動物に関しての知識は豊富。
ティナ・ゴールドスタイン(キャサリン・ウォーターストン)
魔法使いの元闇祓い。任務に失敗して降格された。孤児院で一緒に育った、義弟のクリーデンスを救いたいと思っている。気が強く、強い使命感を持っている。
ジェイコブ・コワルスキー(ダン・フォグラー)
ニューヨークに移住して来た男性で、パン屋を開きたいと思っている。ニュートのトランクを間違って持って帰ってしまった事で、事件に巻き込まれる。お人好しで好人物。
クイニー・ゴールドスタイン(アリソン・スドル)
魔法使いでティナの妹。人の心を読む能力を持っている。金髪で美しい女性。お人好しのジェイコブに恋をする。
パーシバル・グレイブス(コリン・ファレル)
魔法使い闇祓いの長官。冷酷無比で規律に厳しく、実は悪名高い、闇の魔法使いグリンデルバルドが変装した姿。
クリーデンス・ベアボーン(エズラ・ミラー)
高い魔力を持つ17歳くらいの少年で、幻の魔法生物オブスキュラスのホスト。孤児院の養母に虐待されて育ち、その経緯から心に闇を抱えた結果、オブスキュラスを宿すようになる。パーシバルの甘言により利用される。魔法使いの家系生まれ。

映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』のあらすじ【起】

1926年。魔法界では闇の魔法使いグリンデルバルドが行方をくらまし、魔法界は人間界とあわや戦争かという、そんな脅威が迫る時代。当時、アメリカでは魔法生物の飼育禁止令が発令されていた。そんな中、魔法生物学者ニュート・シュキャマンダーは、イギリスから船でニューヨークに降り立った。荷物はトランク1つだけ。不思議なトランクでホックが勝手に開く為、気が抜けない。税関でのやり取りを上手くやりすごした彼は、笑顔でその場を後にする。

ニュートは銀行の前に通りかかった。そこでは魔女追放の演説が行われていた。トランクを置いて、演説を物珍しそうに眺めるニュート。通行人がトランクに躓いた拍子に、演説の女性がニュートへと声を掛けた。彼は会話中に階段の上で、見覚えのあるカモノハシのような動物を目撃。奴は金目の物に目がなく、先ほどの衝撃でトランクから逃げ出したに違いない。ニュートは慌てて動物の後を追った。奇しくも目の前は銀行である。

銀行内は大勢の人々で賑わっていた。ニュートがベンチへ腰掛けると、隣に座っていた男性から声をかけられる。だが、ニュートは気もそぞろ。適当に相槌を打つ。その後、動物を追いかけたり、ベンチの横にいた男性と卵の孵化を見守ったり、銀行の金庫へ入ったりして、ようやく動物を確保。光る物が大好きなニフラーをトランクの中へ戻し、巻き込んでしまった男性の記憶を消そうとしたニュートだったが、別のトランクで殴られ男性に逃げられてしまう。そこへ、運悪く魔法使いの女性が現れ、姿くらましで別の場所へ出る。騒ぎを責められた。女性はアメリカ合衆国魔法議会、以下マクーザの魔法使いだった。銀行での騒ぎと、逃げられた男性の記憶を消さなかったとして、ニュートは彼女にマクーザへと連行されてしまう。彼女はティナ・ゴールドスタインと言った。

調査本部では、魔法の存在が顕わになったと報じている新聞を囲み、議長と闇祓い長官グレイブスが議論していた。そこへニュートを連れたティナがやって来る。どうやらティナは元闇祓いで、調査部から杖の認可局へ異動されたらしい。議長に厳しく叱られニュートと認可局へ戻る。局長に調査部の邪魔をしたと、ここでも叱られる。そこへ、グレイブスがやって来てティナの報告を聞く。ニュートのトランクを開けてみると、驚く事にパンがぎっしりと詰まっていた。中身を見て固まるニュート。

一方、ニュートのトランクを持った男性ジェイコブは自宅へ戻って、銀行の融資を受けられなかった事を、写真の祖母へ謝っていた。祖母直伝のパンを作って売るのが彼の夢だった。肩を落としてイスに座る。すると、ベッドの上に置いたトランクのホックが勝手に開く。トランクはジェイコブの前でガタガタと不気味に動き出し、中からは謎の声が。突如、飛び出して来た生き物に噛まれたジェイコブは気絶してしまう。そうしている内に、トランクからは動物達が飛び出してしまう。

ティナとニュートはジェイコブのアパートへ向かっていた。しかし、ジェイコブのアパートは半壊している。ニュートは急いで中へ入り、建物の修復をしてトランクの中を確認する。動物が何匹か逃げ出したようだ。ジェイコブを噛んだ動物はマートラップ。痛みは48時間続く。ニュートは彼の面倒をみる事にした。

大手新聞会社に魔女追放を唱える女性とその家族を、社長の次男が連れて来る。社長室には議員になる兄もいた。女性は新セーレム救世軍と名乗っており、街で起こっている不思議な現象は魔女のせいだと言う。新聞の力を借りて、魔女の追放をしようとしているらしい。だが、社長と兄は弟の言う事を信じず、彼女らを変人扱いして追い出した。

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映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』のあらすじ【承】

ティナはジェイコブとニュートを連れて、自分のアパートへ向かった。男性禁止の部屋にはティナと妹のクイニーが住んでいた。そこでジェイコブはクイニーと出会い、お互いに惹かれ合う。だが、アメリカでは魔法使いと人間の結婚は禁止、友人になる事さえ禁止されている。こっそり出て行こうとしていたニュートだが、引き止められて一晩泊まる事になった。

街頭で新セーレム救世軍のチラシを配る少年がいる。彼はクリーデンス。魔女追放を声高に叫ぶ女性の義息だった。彼の元へグレイブスが現れ、少年と話をする。グレイブスは少年へ魔法使いにしてやると甘言を説き、何かを探す協力を取り付けた。

具合が悪そうなジェイコブとニュートは早めに床へつく。姉妹をやり過ごした後、ニュートはジェイコブを連れてトランクの中へ入った。中には彼の研究室がある。ニュートは手早く解毒剤を作りジェイコブへ与える。そして、彼を連れて飼育している動物達の世話を始めた。ニュートは動物達を助けて育てて、保護しており動物達を理解してもらう努力もしていた。ジェイコブは自分が孵化を見守ったオカミーという、蛇に翼が生えた青色の動物を抱かせてもらう。感動するジェイコブ。オカミーの卵の殻は純銀で出来ている為、高価で貴重らしい。ニュートのトランクの中は広大で、ありとあらゆる動物達がいた。ジェイコブはその中で幻の生物、オブスキュラスを見る。だが、ニュートからきつく注意され、逃げた動物達の捕獲に協力する事になった。

夜の街をジェイコブとニュートは、宝石店でニフラーを発見。ニュートは捕まえるべく、店内で大暴れ。逃げ出すニフラーを魔法で捕縛。腹部の袋からは宝石類が散らばる。警察に囲まれるも2人は姿くらましで脱走した。次は動物園へ。ジェイコブに防具を着せて向かう。エルンペントという巨大なカバのような動物をニュートが誘う。だが、檻の外で待っていたジェイコブは誘う香りを持っていた為に、追いかけられる。急いでジェイコブの元へ。氷上で足を滑らせたエルンペントをトランクへ入れ込む。2人は握手をして友人となりトランクへ入る。そこを追いかけて来たティナが、トランクを確保してしまった。

ティナはニュートのトランクを持ってマクーザへ行こうとしていたが、そこで異変を感じる。とある会場では、新聞会社の社長子息が議員演説をしていた。そこを、何かが襲い議員を殺害。
マクーザでは会議が行われていたが、トランクを持ったティナが乱入。魔法生物が逃げ出した事を報告する。トランクからは、何も知らないニュートとジェイコブが姿を現す。そこで初めて、彼らは死人が出ている事を知る。だが、ニュートは逃げ出した動物のせいではないと断言。死体を見るにオブスキュラスの仕業だと言う。しかし、議長はそれを否定。トランクはグレイブスに没収され、ティナとニュート、ジェイコブは逮捕されてしまう。ニュートは必死に動物達は危険ではないと叫ぶが、その声は虚しくも議場に響くだけだった。

3人は牢屋に収容される。ジェイコブはオブスキュラスについて聞いた。ここ何世紀も姿を現さない幻の生き物。ニュートは3カ月前にスーダンで見つけたが、昔はもっといたと言う。魔法使いが人間社会で迫害されていた時代、自分の力を隠して押さえつける魔法使いがいた。だが結局、力を制御出来ずにオブスキュラスを生み出した。不安定な闇の力で、周囲を攻撃して消える。オブスキュラスを生む者は、10歳以下で死ぬと言われていた。ニュートがスーダンで会った子は僅か8歳で死亡。故に、今回議員を殺害したのは、恐らく子供なのだろう。

ニュートとティナは尋問の為に牢から連れ出される。グレイブスが話を聞いた。グレイブスはトランクの中にいた、オブスキュラスを連れ出して更に問う。ニュートは必死に弁解。オブスキュラスは単体では外で生きられない。ホストがいて初めて機能する生物なのだ。だが、グレイブスは脅威であると断罪。2人は処刑される事になる。

その頃、クイニーは姉ティナの心の声が聞こえ、仕事場から踵を返していた。マクーザのホールでジェイコブが連行されているのを発見。連行している男性の秘密を暴露すると脅して、ジェイコブの連行を代わる。グレイブスの部屋の鍵を開けようとするクイニーだったが、強い魔法がかけられておりドアが開かない。どうにかして扉を開け、ニュートのトランクと杖を奪取した。

処刑所へ連れて来られたティナとニュート。まずはティナから始まる。ティナは泉の上の椅子に座らされ、自分の記憶を見続ける。ニュートは鍵開けが得意な植物で手錠を外す。隙を見て攻撃開始。常に身に着けているスウィーピングデビルを飛ばして刑務官を倒す。正気に戻ったティナを助けて脱走。廊下でもスウィーピングデビルが活躍。出口へ向かっていると、クイニーとジェイコブに出会う。ニュートとティナとジェイコブはトランクに隠れ、クイニーは素知らぬ顔でマクーザを脱出した。

映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』のあらすじ【転】

グレイブスはオブスキュラスが宿る子供を探している。クリーデンスに捜査の状況を聞くが、彼は怯えた様子だ。グレイブスは少年に君は特別な存在だと話す。連絡用のネックレスを渡し、終わったら魔法界に迎えると言って去って行った。

脱出したニュート達は最後の1匹である動物の捕獲に向かう。だが、デミガイズは常に透明で、人の目には見えない。そこで、ティナが闇祓いだった頃に使っていた情報屋から話を聞く事を提案。一行は酒場へ向かう。ティナはセーレムを率いる女性の養子で、母親は養子の中でもクリーデンスを一番虐めていると言う。ティナは彼を救おうとして、調査部をクビになったのだった。情報屋が登場。情報屋は対価を望む。数点ほど物を出すも気に入られず、ボウトラックルのピケットを見つけられる。ピケットはニュートが大好きでいつも彼にくっついて歩き、処刑所でも鍵を開けてくれた植物である。ニュートは嫌がるピケットを情報屋へ渋々渡す。情報を聞くと、そこへマクーザがやって来る。情報屋が通報していたのだ。ジェイコブに殴られた情報屋からピケットを救出し、騒然となった酒場から姿くらましをした。

クリーデンスは義妹の部屋で杖を見つける。母親に見つかり、彼はまたお仕置きをされそうになる。クリーデンスの本当の母親は魔女だった。だから、義母はクリーデンスを殊更虐めるのだ。義妹は義母へ杖は自分の物だと言い魔法で抵抗。そこへオブスキュラスが現れ、義母の命を奪い取った。

ニュート達はデミガイズを見つける。捕獲に向かうが、デミガイズにはすぐ先を予知する能力があり、今は子守をしているらしい。ニュートはもう1匹動物が逃げている事を知る。建物の天井には巨大化したオカミーがいた。オカミーは伸縮自在だ。未来を予知したデミガイズはジェイコブに抱き着き、鈴の音に驚いたオカミーが暴れ出す。虫とティーポットを使いドタバタしつつも、どうにかオカミーを確保。動物はこれで全部戻って来た。

グレイブスはペンダントの報せでクリーデンスの孤児院へ来た。クリーデンスはグレイブスに助けを求める。オブスキュラスのホストが義妹だと思っているグレイブスは、クリーデンスと義妹を探しに行き、そこで少年に魔力が無い事を告げる。魔法使いの家系なのに魔力が無い。グレイブスは彼を冷たくあしらう。もう用は無いと。義妹を見つけたグレイブスだったが、建物が崩れ去る。壁の向こうにいたのはクリーデンス。オブスキュラスのホストはクリーデンスだったのだ。グレイブスはすぐさま謝罪するが、裏切られた少年は力を開放。ニューヨークの街へ飛び去った。

映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の結末・ラスト(ネタバレ)

建物を破壊しながら飛び回るオブスキュラスを見たニュート達。オブスキュラスは今までにない大きさだった。ニュートはティナに自分が戻らなかった時は動物達を頼むと言い、姿くらましをする。ティナはトランクをクイニーに渡して後を追う。クイニーはジェイコブへトランクを渡して後を追おうとするが、ジェイコブに止められる。

巨大なオブスキュラスは街を破壊。追って来たグレイブスは声をかけるが、クリーデンスはもう彼の言う事は聞かない。クリーデンス自身の力が強く、オブスキュラスのホストとなっても生き延びたのだろうとニュートは言う。ティナは彼を助けて欲しいと頼み、グレイブスと対決。だが、逃げられてしまう。ニュートは少年を追う。少年は街を破壊した後、地下鉄へ向かった。マクーザが出動し、地下鉄周辺を結界で覆う。

地下鉄へ入ったニュートはクリーデンスへ語り掛ける。彼を殺させない。その一心で。オブスキュラスの少女の話をする。クリーデンスは人型へ戻った。だが、そこへグレイブスが現れ、ニュートを攻撃。少年は逃げ出す。グレイブスはクリーデンスを自分の配下に収めたいのだ。ニュートとグレイブスは地下鉄内で激しい戦いを繰り広げる。少年は恐怖から再び、オブスキュラスへと変容して迫る。オブスキュラスは地下を暴れ回り、地下鉄を破壊して地上に一旦出て再び地下へ。そこへティナがやって来て、クリーデンスを止めた。オブスキュラスはティナの話を聞いている。ニュートとティナが守ると語り掛け、落ち着きを取り戻したと思われたが、マクーザの魔法使い達が来てクリーデンスを攻撃。彼は霧散し消えてしまった。それをグレイブスが非難。魔法使いの法は魔法使いを抑制している。誰の為の法なのか。彼はその場にいる魔法使い達へと問い掛ける。立ち去ろうとした男に議長が捕縛命令を下す。グレイブスとマクーザが激しく争う。隙を狙ったニュートがスウィーピングデビルでグレイブスを縛め、ティナが彼の杖を奪う。ニュートはグレイブスの正体を暴露する。彼は闇の魔法使いグリンデルバルドだった。逮捕されたグリンデルバルドは、去り際にニュートへと声をかける。覚悟は出来ているのかと。ニュートは何も答えなかった。
ジェイコブからトランクを無事に受け取ったニュート。議長は事態を治めなければならないが、あまりにも大勢の人間に魔法の存在が露見した為、どうするべきかを悩む。そこで、ニュートは名案を講じた。トランクから雷雨を操るコンドルのフランクを呼び出す。本当は彼をアリゾナの自然へ戻す為に、アメリカへ来たのだ。記憶を消す薬をフランクへ渡し、雨によって人間達の記憶を消す。フランクは大空へ舞い、記録的な豪雨を降らせた。人間達は魔法の記憶を無くして家路へとつく。魔法使い達は結託して破壊された街を修復した。

議長からトランクを持ち、街から去るよう言われたニュートは、ジェイコブの存在を咎められ、記憶を消すように言われた。ジェイコブと魔法使い3人は友人の存在を惜しみながら、雨の降る外へ。ジェイコブは泣きながら雨の中へ踏み出す。記憶が薄れる間際、クイニーはジェイコブへとキスをした。そうして、彼は魔法と友人達の記憶を無くし家路へとつく。

工場で働き始めたジェイコブの元へ、謎のトランクが渡される。中にはオカミーの純銀の卵の殻が入っており、これでパン屋を開いて欲しいと手紙が入っていた。
ニュートはティナに見送られ船に乗る。彼女はニュートの口添えで調査部へ戻った。ニュートは『幻の動物とその生息地』という本を書いて出版すると言う。本が出来たら直接、渡しに来ると約束して彼らは別れた。
ジェイコブはパン屋を開店。彼が作るパンは面白い動物の形をしており、人気を博していた。そこに金髪の美しい女性が現れる。クイニーだった。ジェイコブは彼女にくぎ付けとなった。

映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の感想・評価・レビュー

ハリーポッターシリーズのスピンオフ、魔法生物研究者のニュート・スキャマンダーの冒険譚を描く絵作品。頼りないけど優しいスキャマンダー、エディ・レッドメインがとてもハマり役でした。世界観も良く作り込まれていてハリー・ポッターファンも楽しめるはず。1番の見どころの魔法生物たちも可愛く個性的で特にスキャマンダーに懐いている植物のボウトラックルが可愛すぎる。敵役にコリン・ファースにジョニー・デップと、豪華なキャストも魅力的‼エズラ・ミラー演じるクリーデンスが今後どうなるかも気になるところ。(女性 30代)


ハリーポッターの世界よりもっと昔を描いており、魔法の普及の仕方も時代さを感じる設定となっている。魔法生物学者であるニュートが、ひょんな事から逃げ出してしまった愛様々な魔法生物を回収しつつ、街で起きている奇怪な事件を解明していく。ニュートが持っているトランクがそのまま彼の研究所に繋がっていて、その中で多種多様な魔法生物を保護している。魔法生物もそれぞれ個性的でとても面白い。ハリーポッターでいうヴォルデモート的な存在の人物も登場し、次回作への布石を残しつつ本作は終了する。ハリーポッターとの関連性はほぼ出てこないが、続編では若き日のダンブルドアが登場するというので、とても楽しみである。(男性 30代)


ハリー・ポッターシリーズに出て来る魔法界の動物達が大好きだったので、ファンタスティック・ビーストで大きく取り上げられた際は、とても嬉しく思いました。
主人公・ニュートは人見知りな青年ですが、魔法動物を深く愛し、厄介な存在だと思われがちな彼らへの理解を広めようと努めている姿が、最高に格好良かったです。ヒロイン・ティナとの関係も今後どうなるのか気になります。
記憶を失ったジェイコブが、魔法動物のことを覚えていたラストには、切なくも温かい気持ちにさせられました。良い雰囲気となったクイニーとの仲が、次作でどう発展するのかも、注目したポイントです。(女性 20代)


ハリーポッターシリーズの熱狂的なファンからも評価されているスピンオフ作品。このような魔法映画は、CG技術が進歩した現代ではその迫力が昔とは違う。進歩したCG技術に加え、世界的ヒット作であるハリーポッターの世界観なのだから、面白くないわけがないのだ。
ファンタスティックビーストは独自の魅力も持っている。続編も作られるようなので、将来的にハリーポッターに匹敵するほどのシリーズになる可能性を秘めていると思う。そう言えるくらい高い期待を超えてきた良作だった。(男性 20代)


まず何と言っても俳優、配役の個性の強さ。
そして迫力のある映像とストーリーのテンポの良さ、魔法動物たちの愛くるしさに一気に魔法の世界に引き込まれた。

主人公たちの活躍ぶりもさることながら、エズラ・ミラー演じるクリーデンスが気になってしょうがない。彼の主役級の存在感には強く心惹かれるものがあった。
ハリーポッターを見ていなくても、子どもから大人まで楽しめるだろう。
本作はシリーズ化されており既に続編が公開されているが、更に今後の続編にも期待したい。(女性 20代)


あの絶大な人気を誇るハリー・ポッターシリーズに、当時いまいちハマれなかった身としては、この度のスピンオフはリベンジのようなつもりで臨んだ。
結果、映画版ハリー・ポッターシリーズを一巡しただけのふわっとした知識量の私でも十分楽しむことができ、また純粋に続きが観たい!と思える面白さだった。
全5部作ということで、物語としてはまだまだ序盤だが、これからの壮大な冒険を予感させるワクワク感もあった。
ニュートの魔法動物を筆頭に、憎めないジェイコブやキュートなクイニーなど、お気に入りのキャラクターもたくさんできたので、彼らが今後物語にどう絡んでくるのか楽しみだ。(女性 30代)


このシリーズは5作を予定されていますが、その1作目であるからか、非常に手が込まれていたように感じました。作品の雰囲気も大人な感じで、自然と素敵だなと思える世界観でした。また、アメリカ英語とイギリス英語の違いが、魔法界にも存在している設定など、細かい設定に笑がこぼれます。エディ・レッドメインは言わずと知れた演技派俳優ですが、顔の表情一つとっても、その良さが至るところに散りばめられていたと思います。(女性 20代)


ハリーポッターシリーズと比べると、ストーリーは少し地味だが魔法生物や映像が綺麗で、大人向けのファンタジーな印象だった。主演のエディ・レッドメインはとてもかっこいいはずなのに、コミュ障でオタクで変わり者なスキャマンダーにしか見えない彼の演技力がすごかった。ハリーポッターシリーズを見ていた方がより楽しめるが、本作だけでも世界観を楽しむには十分面白いと思う。大人の魔法使いたちを描いているからか、絶対にありえない話なのに、どこか現実に起こりそうな気がしてしまう。(女性 20代)


シリーズ物を観るのは疲れるので、ハリーポッターをほとんど見たことありませんでしたが、これならということで鑑賞しました。凄く楽しめました。猫背で首も曲がっていて理系チックな、主人公らしからぬニュートのキャラがまず良かったです。持ち運び可能な研究室・飼育空間もロマンが詰まっていて素敵でした。物語はシリーズの導入といった感じで、悪役はまだまだ全貌を見せていないような気がしますが、魔獣捕獲のくだりだけでも十分楽しめました。太っちょのおっさんは是非続編にも出てきてほしい(笑)(男性 20代)

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みんなの感想・レビュー

  1. 森田 より:

    ハリー・ポッターの原作は素晴らしいがとにかく話が長いため、映画の尺に合わせると見るも無惨な姿にならざるを得なかった。しかしこのシリーズは原作なし、始めから映画の脚本として書かれている。映画としてこの差は果てしなく大きい。
    単独で映画として成立しているので、ハリー・ポッターの世界を知らなくても楽しめる。でもハリー・ポッターの原作を読んでから観れば、もはや自分が魔法界の一員だと錯覚しながら楽しめるはず。

  2. yukachi より:

    ハリーポッターシリーズと同じ魔法の世界が舞台のこの映画は、ハリーポッターの時代より約70年ほど前に遡る。映画を見ていると、少しずつハリーポッターシリーズとの関連性が解き明かされていき、とても興味深い。闇の勢力との戦いなど、共通点も多い反面、生き物が多く出てくるのにはとても癒される。馴染みの場所が出てきたりするとなぜだかとても懐かしく、嬉しい気持ちになるのは私だけだろうか。謎が多く残るラストに、続編の映画が待ちきれなくなる。