映画『フランドル』のネタバレあらすじ結末

フランドルの概要:小さな村に住むデメステルは、バルブという女性に恋をしていたが、彼女は誰とでもすぐに寝る奔放な女性で、デメステルは自分が抱えた気持ちの扱いに困っていた。バルブのことを忘れるために、デメステルは戦場に赴くことを決める。

フランドルの作品概要

フランドル

公開日:2005年
上映時間:91分
ジャンル:ラブストーリー、ヒューマンドラマ、戦争
監督:ブリュノ・デュモン
キャスト:デライード・ルルー、サミュエル・ボワダン、アンリ・クレテル、ジャン=マリー・ブルヴェール etc

フランドルの登場人物(キャスト)

デメステル(サミュエル・ボワダン)
農家の息子。バルブに恋心を寄せるが、奔放な彼女の行動に悩む。彼女との決別を込めて志願兵になる。
バルブ(アドレイド・ルルー)
デメステルの友人。自由奔放で、誰とでもすぐに寝てしまう。酒場で出会ったブロンデルと恋仲になる。
ブロンデル(アンリ・クレテル)
酒場で飲んでいたところに声をかけられ、そのままバルブの恋人になる。志願兵になり、デメステルと同じ戦地に派遣される。

フランドルのネタバレあらすじ

映画『フランドル』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

フランドルのあらすじ【起】

戦地への招集を控えたデメステルは、友人で密かに想いを寄せていたバルブに木陰へと誘われ、そこで彼女と最後の蜜月のときを過ごした。バルブは誰とでも寝るような奔放な女性で、デメステルの入隊は彼女を忘れるためのものだった。

友人たちと酒場で飲むデメステルとバルブは、友人同士が付き合い始めたことを知らされた。友人にバルブのことをどう思っていると聞かれたデメステルだが、彼女の性格と評判を知る彼は自分の思いを正直に話せなかった。デメステルが言い渋っていると、バルブは席を離れ、独りで飲んでいたブロンデルに声をかける。デメステルはそれを黙ってみていた。その日以来、デメステルはバルブとブロンデルが寄り添っているのを村の至るところで目撃するようになる。その度に、デメステルは彼女たちから目を背けた。

出兵の日を間近に控えたデメステルたちは最後に彼の農場に集まった。バルブはデメステルとブロンデルを引き止めるが彼らの決意は変わらない。バルブはデメステルに軽く、そして、ブロンデルに深い口付けをした。

フランドルのあらすじ【承】

軍用トラックの荷台に乗って、他の志願兵と合流したデメステルとブロンデル。ブロンデルは早速、同じ部隊の一人と取っ組み合いの喧嘩を始めた。始めの内は攻勢だったブロンデルだが、状況が危うくなったところで「次はもっと酷い目に合わせる」と相手に言い捨てその場を去る。デメステルは、ブロンデルを打ち負かした相手と目を合わせ、笑みを浮かべた。
戦地に着いたデメステルは、村では見られなかった見渡す限りの荒野と敵の砲撃に、新しい生活を予感する。

一方、村に残されたバルブはデメステルとブロンデルを失った悲しみを癒せずにいた。デメステルが残した農地を眺め、彼と交わった木陰に立ち寄る。その帰り道、バルブは戦争に行かず村に留まった男に声をかけられる。彼の誘いを断ったバルブはそのまま家にこもってしまう。

砂漠地帯にある村を横断中、デメステルの隊は敵の襲撃に遭う。爆発で死ぬ仲間。狙撃中で頭を撃ち抜かれる仲間。遮蔽物に身を隠しながら、デメステルは村の生活にはなかった恐怖を感じる。敵の猛攻を抜け、犯人の下に辿り着いたデメステルたち。そこで彼らは、自分たちが相手にしていたのは子供だったということを知る。驚愕するデメステルは、怒りに駆られた味方が躊躇いなく子供たちを撃ち殺すのを前に立ち尽くしていた。

フランドルのあらすじ【転】

男を失った悲しみに暮れるバルブは、村に留まった男たちを相手にセックスを繰り返していた。村に広まった噂からバルブの行動を知った友人は、彼女に「止めた方がいい」と忠告するが、バルブはそれを無視してセックスを繰り返す。

荒野を進行中、怪しい建物を見つけたデメステルの隊は中を確かめるため、突入する。そこには女が一人いた。敵かどうか。武器を携行してはいないか。隊員たちは女性の身包みを剥ぐ。そして、そのまま見つけた女をレイプした。蛮行に加わったブロンデルは行為の最中、バルブが自分の子供を身ごもっていることを口にする。デメステルは呆然とそれを眺めていた。

女を見つけた建物から更に進んだデメステルの隊は、一人を偵察に進ませ、後の者は休憩することにした。しかし、いくら待ってみても偵察に行った味方が帰ってこない。臆病風に吹かれた一人が撤退を提案し、残っている者たちがそれに続くと、彼らは待ち伏せをしていた敵兵に捕まってしまう。見せしめに一人が殺され、残りの者たちは敵の拠点へと連行された。

フランドルのあらすじ【結】

素行が酷くなっていく一方のバルブは、遂に精神病院に入院させられてしまった。身篭った自分の子供を私生児となじり、診察に来た医者に噛み付く。彼女の精神は日に日に悪化していった。

連行されたデメステルの前に現れたのは、ブロンデルたちがレイプした女だった。女は部下にデメステルの仲間を建物の中に連れて行くよう命じる。戸が締められた建物の中で仲間の悲鳴を聞きながら、デメステルは暴行を受けて血塗れになったブロンデルと目を合わせた。

味方部隊のヘリによる敵拠点の襲撃が始まり、デメステルとブロンデルは混乱に乗じて脱出した。銃撃の飛び交う密林を、走り続ける二人。しかし、ブロンデルが足を撃たれてしまう。デメステルに助けを求めるブロンデル。追っ手はすぐそこまで迫っている。デメステルはブロンデルを置き去りに逃げ出した。残されたブロンデルは敵に捕らえられ、銃で頭を撃ち抜かれた。

ただ一人、村に帰ることができたデメステルは、戦友の遺族に戦場でのことを語る。すると、バルブはデメステルがブロンデルを見殺しにしたことを非難して去ってしまう。打ちひしがれるデメステル。しかし、しばらくするとバルブは戻ってきた。バルブはデメステルに寝ようと誘う。彼女に抱きついてデメステルは咽び泣く。

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