映画『ファンキーランド』あらすじネタバレ結末と感想

ファンキーランドの概要:音楽学校への試験当日、ドラッグジャンキーの母を更生施設に入れることになった主人公が、売人たちや母のドタバタに巻き込まれる姿を描いたコメディ映画。主演はジェシー・アイゼンバーグ。

ファンキーランド あらすじネタバレ

ファンキーランド
映画『ファンキーランド』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

ファンキーランド あらすじ【起・承】

天才的なピアノの才能を持つイーライは、その日、音楽学校へのオーディションを控えていた。

靴下で作った人形のフリオを手放せない妹ニコールは、フリオを使って悪態ばかり吐く問題児。
元凶である薬物依存症の母ペニーを更生施設に入れることになったが、検査が陰性で保険にも入っていないせいで施設に入れない。

母を更生施設に入れるため、売人に借金している母の代わりにドラッグを買う破目になるイーサン。
しかし売人のスプリンクルスとブラックはこれから取引で、スペイン語を話せない彼らの通訳をすれば借金を見逃してもらえることに。

モーツァルトという偽名を使い、なんとか通訳を終えたが、殴られて手を怪我してしまう。
しかも車内にある痛み止めと間違えて、ドラッグを飲んでしまった。

自宅で怪我の治療をしてから、ペニー、スプリンクルスとブラックと共に、フラフラの状態でオーディション会場である大学へ。
そこにはイベント中で仮装している、片思い中のクロエもいた。

しかし怪我のせいで演奏はボロボロ。

自棄になりかけたイーライに、その大学出身で陸上選手だったスプリンクルスは励ましの言葉をかけ、なぜかトロフィーを盗むと逃げだす。

ファンキーランド あらすじ【転・結】

ニコールの送り迎えの時間だったため慌てて学校に向かうが、悪態を吐くフリオとブラックが大喧嘩。
そしてフリオは捨てられてしまう。
時間が無いイーライたちは、ペニーと仲の悪い妹トリッシーに頼み込んでニコールを預け、ドラッグの取引場所に再び向かう。

イーライとスプリンクスは意気投合し、ペニーはイーライに怪我を負わせたスペイン人から熱烈なアプローチを受けるが、言葉が通じないため話にならない。
だがそこでペニーとイーライは大喧嘩に。

走り去ったイーライは、イベント真っ最中のクロエに再会すると、どさくさに紛れて熱烈な告白をする。

ペニーとトリッシーが大喧嘩していると連絡が入り、仲裁に向かったイーライは、ようやくペニーに更生施設に入る決意をさせる。
そしてペニーは施設へ。

スプリンクルスとブラックも日常に戻り、ペニーと和解したトリッシーに手伝ってもらいながら、ニコールもフリオ無しの新しい生活を始めることになった。

クロエにイベントの話を聞くイーライのもとに、1本の電話が。
イーライのクレイジーな演奏を聞いたオーディション職員が、もう一度チャンスをくれるというのだ。

翌日、イーライは完璧なピアノ演奏をこなした。

ファンキーランド 評価

  • 点数:60点/100点
  • オススメ度:★★☆☆☆
  • ストーリー:★★☆☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★☆☆☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2012年
  • 上映時間:87分
  • ジャンル:コメディ、ヒューマンドラマ
  • 監督:フィリップ・ドーリング、ロン・ナイスワーナー
  • キャスト:ジェシー・アイゼンバーグ、メリッサ・レオ、トレイシー・モーガン、サラ・ラモス etc

ファンキーランド 批評・レビュー

映画『ファンキーランド』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

コメディというよりヒューマンドラマ

本作の主演でもある、ジェシー・アイゼンバーグ主演のゾンビ映画「ゾンビランド」とそっくりなタイトル。
コメディ映画と宣伝しているが、コメディ要素よりもヒューマンドラマの要素のほうが色濃く出ている。

最初は脅してきたドラッグの売人スプリンクルスからは、オーディションがダメで落ち込んだところを励まされる。
コメディでもあるので、自分が貰うはずだったとこじつけてトロフィーを盗んだスプリンクルスと一緒に逃げるハメになるのだが、まずそういった展開が無ければコメディにはならない。

妹二コールが靴下人形フリオを使って悪口を言ったりするが、それもコメディとしては弱い。
母ペニーもそこまでエキセントリックなわけでもなく、イーライ自身もピアノのオーディションに受かって、恋愛も上手くまとまる。
バタバタとした展開意外は、完全にヒューマンドラマに落ち着いている。

薬物依存症の施設更生施設に入るためには、薬物反応が出ないといけないという奇妙な設定はツッコミどころ。
スペイン語を話せないのに、どうやって取引していたのかという謎も残る。

出演者の色を出せなかった

スプリンクルス役のトレイシー・モーガンは、れっきとしたコメディアンで俳優業もこなしているが、彼の面白さがまったく引き出せていない。

アカデミー賞助演女優賞にもノミネートされたことがあるペニー役のメリッサ・レオは、授賞式で放送禁止用語を発言したこともあり、トリッキー役柄を演じても違和感は感じられない。
しかし本編では息子イーライに頼りすぎてはいるものの、ちゃんとした家族思いの母親に落ち着いてしまっている。

イーライ役のジェシー・アイゼンバーグは安定した演技で、残念なイケメンと言われながらも、ピアノを弾く姿には引き込まれる。

ドタバタした展開や、イーライのお人好し感を描くだけでなく、濃過ぎるキャラクターの背景やトリッキーな行動を演出して欲しかったと思わざるを得ない。

ファンキーランド 感想まとめ

サンダンス映画祭に正式出品された作品。

コメディ映画として扱われ、タイトル、パッケージのどちらもゾンビコメディ「ゾンビランド」を意識しているが、内容はほとんどヒューマンドラマ。
見た後に温かい気分にさせられるし、全て丸く収まってハッピーエンドで終わっている。

主演ジェシー・アイゼンバーグの天才肌、でも残念なイケメンというキャラはいい味を出している。
ペニー役のメリッサ・レオは話題性も演技力も抜群、黒人で通称ブラックのイザイア・ウィットロック・Jrは良い感じのボケっぷりを発揮しているし、ニコール役のエマ・レイン・ライルも将来が楽しみな子役。

コメディアンのトレイシー・モーガンまで起用しているのに、コメディ要素がとことん薄いのには、悪い意味で驚かされる。

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