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映画『ゴジラ FINAL WARS』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ゴジラ FINAL WARS』の概要:人類が戦争を行い環境を破壊したせいで、古代怪獣が目覚めてしまう。人類は互いに争うことを止め、地球防衛軍を結成して怪獣と戦った。そんな時、ミュータントと呼ばれる超人類が発見される。

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映画『ゴジラ FINAL WARS』の作品情報

ゴジラ FINAL WARS

製作年:2004年
上映時間:125分
ジャンル:SF、アクション、ヒューマンドラマ
監督:北村龍平
キャスト:松岡昌宏、菊川怜、宝田明、ケイン・コスギ etc

映画『ゴジラ FINAL WARS』の登場人物(キャスト)

尾崎真一(松岡昌宏)
地球防衛軍のM機関に所属する戦闘員。ミュータントの中でも珍しい、“カイザー”と呼ばれる最強の力を秘めている。戦いの中でも優しさを忘れない強い心を持っている。
音無美雪(菊川怜)
国連から未知の怪獣を調査するためにやって来た学者。知識が豊富で頭がいい人物。
ダグラス・ゴードン大佐(ドン・フライ)
地球防衛軍の大佐。若かりし頃、ゴジラにミサイルを放ち、南極に封じ込めた人物。口や態度は悪いが、指揮官としても戦闘員としてもとても優れた人物。
音無杏奈(水野真紀)
美雪の姉。キャスター。洞察力に優れた人物。
X星人参謀(北村一輝)
X星からやって来た宇宙人。人間を家畜のように扱い、武力で支配しようとする。尾崎と同じ、カイザーの力を持っている。
風間勝範(ケイン・コスギ)
地球防衛軍のM機関に所属する戦闘員。ミュータントと呼ばれる超人類の1人。尾崎とはライバル関係にある。
波川玲子(水野久美)
地球防衛軍の司令官。規律を守らないゴードン大佐のことを、苦々しく思っている。
神宮寺八郎(佐原健二)
防衛博物館に所属する学者。未知の怪獣“ガイガン”の研究を行っている。
熊坂教官(船木誠勝)
地球防衛軍のM機関の教官。部下思いの優しい人物。
小美人(長澤まさみ / 大塚ちひろ)
妖精。尾崎達に怪獣のガイガンについて情報を与え、お守りを授ける。
X星人司令官(伊武雅刀)
X星からやって来た宇宙人。世界のトップに立つ人間とX星人を入れ替えて徐々に地球を支配しようとするが、風間達に見破られて殺されてしまう。
醍醐直太郎(宝田明)
日本人初の国連事務総長。一番初めにX星人と入れ替えが行われた人物。

映画『ゴジラ FINAL WARS』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ゴジラ FINAL WARS』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ゴジラ FINAL WARS』のあらすじ【起】

人類は戦争と環境破壊を繰り返して生きてきた。発達した科学は地球の環境を破壊し、眠っていた古代怪獣を呼び覚ました。人類はお互いに争うことを止め、地球防衛軍を結成して怪獣の脅威と戦った。また、世界各地で特殊な身体能力を持った超人類、“ミュータント”が確認されるようになった。地球防衛軍はミュータント達を集めた戦闘機関、“M機関”を作った。地球防衛軍の最大の敵は、1954年に初めて姿を現して以来、何度も世界を滅亡の危機に陥れた怪獣の王“ゴジラ”である。

M機関訓練所で尾崎真一と風間勝範が戦っていた。尾崎は風間に負けてしまい、首を絞められてしまう。そこに、熊坂教官がやって来て、練習を止めるよう声を上げた。熊坂教官は2人に対して、練習の目的は昨日の自分より強くなるためだと声を掛けるが、風間は相手よりも強くなることを重視しており、熊坂教官の言葉を不服そうに聞いていた。熊坂教官が去った後、風間は何故手を抜いたのか尾崎に問い掛けた。だが、尾崎は何も言おうとはしなかった。風間は敵にも情けをかける尾崎の優しさに、腹立たしさを感じていた。

未知の怪獣のミイラが発見され、国連から学者がやって来ることになった。尾崎はその学者(音無美雪)の警護をすることになった。尾崎と美雪は未知の怪獣が保管されている防衛博物館に向かった。未知の怪獣で分かっているのは、機械と生物の融合体であることと、1万2000年前に存在していた怪獣だということだった。地球ではそんな昔に機械はなかったため、地球外から来たことが推察できた。そして、ミュータントに存在しているのと同じ塩基が、未知の怪獣からも検出されていた。

尾崎と美雪、研究所の学者である神宮寺八郎が、妖精の小美人に呼ばれ、インファント島の洞窟にいつの間にかワープしていた。小美人は未知の怪獣が“ガイガン”と呼ばれる怪獣で、破壊の限りを尽くして暴れていたことを話した。怪獣のモスラが人々を守り、ガイガンを倒したのだ。そして、小美人は邪悪な存在であるガイガンと同じ血が、尾崎にも流れていることを教えた。尾崎がその言葉に戸惑っていると、小美人は「自分がどんな存在であるかは自分で決めるこができる」と伝えた。尾崎達が地球の敵にならない限りモスラが味方することを告げ、光の中に消えていった。尾崎達は元の場所に戻っていた。夢でも見ていたのかと訝しむが、尾崎の手には小美人から贈られたお守りが握られていた。

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映画『ゴジラ FINAL WARS』のあらすじ【承】

ニューヨークの街を、空を飛ぶ巨大な怪獣が襲った。しかも、同時期にシドニーや上海など、世界各地で怪獣が突然現れ暴れ出した。地球防衛軍は部隊を派遣し、怪獣の始末に向かわせた。熊坂教官の指揮の元、M機関も現場に向かった。風間が怪獣に止めを刺そうとしたとき、光に包まれて怪獣が消えてしまう。それは、他の国にいた怪獣達も同じだった。その直後、地球防衛軍本部の上空に、未知の飛行船が現れる。

未知の飛行船から国連事務総長の醍醐直太郎が現れる。飛行船に乗っている宇宙人に、危ないところを救ってもらったと言うのだ。醍醐は宇宙人達に敵意がないことを、地球防衛軍の司令官の波川に訴えた。波川は飛行船の中に入り、宇宙人達と対話をした。世界中に現れた怪獣達を倒したのは、目の前にいる宇宙人達だった。宇宙人達はX星と呼ばれるところから、地球に危機が訪れるのを警告するためにやって来たことを話した。妖星ゴラスが地球にぶつかろうとしているのだ。X星人の司令官は、地球の軍事力を結集させて迎え撃つしか方法がないと訴えた。

世界の人々は、怪獣を倒してくれたX星人を歓迎した。だが、尾崎はガイガンとX星人に何らかの繋がりがあるのではないかと考えていた。尾崎が美雪にそのことを話していると、美雪の姉の杏奈があるテープを持ってやって来た。そのテープには、醍醐の演説する姿が映っていたのだが、醍醐は一度も瞬きをしていなかった。杏奈達は醍醐の元に行って話を聞こうとするが、時間がないと言って冷たくあしらわれる。その時、刃物を持った男が突然現れ、醍醐に切りかかった。男はすぐに警備員に取り押さえられるが、醍醐は手を怪我してしまう。美雪はハンカチで傷口を抑えて病院に行くことを勧めるが、醍醐は美雪の手を跳ね除け、苛立った様子でその場を後にした。杏奈は美雪に、ハンカチに付いた血を検査することを勧めた。美雪が検査すると、その血は人間の物ではなくX星人のものだった。

映画『ゴジラ FINAL WARS』のあらすじ【転】

神宮寺が調査した結果、妖星ゴラスが存在しないことが判明した。しかも、波川までX星人の毒牙にかかっていた。尾崎は地球防衛軍のゴードン大佐に助けを求めた。その後、尾崎達はM機関の仲間と共に波川を倒した。そして、X星人の姿に戻った波川の遺体を持って、醍醐達の元に向かった。ゴードン大佐が醍醐を撃つと、中から波川の遺体と同じ、X星人の本当の姿が現れる。その姿はテレビで放映された。ゴードン大佐は醍醐の横にいたX星人の司令官も射殺した。

X星人の参謀がゴードン大佐達の前に立ち塞がった。4人のX星人まで瞬間移動で現れるが、ゴードン大佐はその倍以上の仲間達を引き連れて来ていた。だが、X星人の参謀は焦った様子もなく、手を突き上げた。すると、M機関の仲間達が突然苦しみだした。尾崎はX星人の参謀を倒そうとするが、逃げられてしまう。その後、苦しんでいたM機関の仲間達がゴードン大佐達に牙を向いた。熊坂教官がゴードン大佐に後のことを任せ、たった1人戦いの場に残った。尾崎はその姿を目に焼き付けた後、悔しそうに部屋を出て行った。ゴードン大佐達はトラックに乗って逃げるが、X星人に操られた風間に襲撃される。尾崎が風間と戦い、戦闘不能にさせた。

X星人の参謀がガイガンを復活させた。地球防衛軍本部の戦闘部隊がガイガンと戦うが、全く歯が立たなかった。ゴードン大佐達は基地に戻り作戦を練った。ゴードン大佐は最後の砦として、南極に眠っているゴジラを甦らせる案を提示した。他の局員はゴジラがX星人に操られることを心配するが、美雪がゴジラにはM塩基がないから大丈夫だと太鼓判を押した。操られた風間や怪獣達には、このM塩基が存在していたのだ。話し合った結果、ゴジラを起こしてガイガンと戦わせている間にX星人を倒し、再びゴジラを南極に封じ込めることになった。無茶苦茶な案だが、人類を救うにはこれしか方法が残されていなかった。

映画『ゴジラ FINAL WARS』の結末・ラスト(ネタバレ)

ゴードン大佐達は空中戦艦“轟天号”に乗り込み南極に向かった。途中でガイガンに襲撃されるが、何とかゴジラを目覚めさせることに成功する。ゴジラは圧倒的な力でガイガンを倒した。ゴードン大佐達はゴジラに追われたまま、X星人の参謀がいる飛行船の元に向かった。X星人の参謀は次々と魔物を召喚させるが、いずれもゴジラを倒すことはできなかった。

尾崎が美雪の様子を見に行くと、美雪は自分の無力さを感じて憂いていた。尾崎は小美人の「自分がどんな存在であるかは自分で決めるこができる」という言葉を用いて励ました。そして、小美人から貰ったお守りを手渡した。

轟天号はX星人の飛行船を襲撃した。だが、バリアが張られているため、攻撃が届かなかった。風間が小型の飛行船に乗り、X星人の飛行船の内部に侵入して、バリアを張っている装置を破壊した。風間の飛行船はその爆発に巻き込まれて木端微塵に吹き飛んだ。尾崎はそのことに呆然とするが、ゴードン大佐に激を飛ばされ戦いに意識を向けた。しかし、轟天号の船内にX星人が侵入してきて、尾崎やゴードン大佐達は捕まってしまう。

ゴジラは長い戦いを経て、遂に膝をついてしまう。そこに、モスラが助けに現れる。だが、X星人の参謀はパワーアップしたガイガンを召喚し、モスラと戦わせた。モスラはガイガンに羽を切り取られ、墜落してしまう。その頃、飛行船内では、ミュータントについて驚きの真実がX星人の参謀の口から告げられた。それは、X星人の祖先と人間の祖先が交わり、生まれた存在だということだった。尾崎が操られなかったのは、“カイザー”と呼ばれる特別な存在だったからだ。だが、尾崎はカイザーとしての力が覚醒していなかった。X星人の参謀は力を使い尾崎の力を目覚めさせ、ゴードン大佐達を襲わせた。しかし、美雪が小美人のお守りを使い、尾崎を正気に戻させた。

モスラは必死にガイガンと戦い、首を切り落として倒した。尾崎がX星人の参謀と戦っているとき、ゴジラが放った光線が飛行船を直撃した。ゴードン大佐達はその隙を狙ってX星人に反撃した。ゴードン大佐はX星人に切られそうになるが、本物の醍醐や波川に助けられる。尾崎はゴードン大佐達を逃がし、X星人の参謀との戦いの場に残った。尾崎はX星人の参謀にやられそうになるが、「自分がどんな存在であるかは自分で決めるこができる」という言葉を思い出し、カイザーの力を目覚めさせて再び立ち上がった。そして、X星人の参謀を倒し、爆発する飛行船から逃げ出した。X星人の参謀は爆発する船内で呻き声を上げた。轟天号は危機一髪のところで脱出に成功する。

轟天号はゴジラに襲われ、機能を停止させた。ゴードン大佐達は轟天号から出て、ゴジラと相対した。そこに、ゴジラの子供のミニラと、ミニラを連れてきた家族が現れる。ゴードン大佐達はゴジラを攻撃しようとするが、ミニラを連れてきた少年がゴジラを庇った。そして、ゴジラの攻撃をミニラが止めた。ゴジラは戦闘意欲を失くし去っていった。その後をミニラが追いかけた。

映画『ゴジラ FINAL WARS』の感想・評価・レビュー

ゴジラシリーズ第28弾。ゴジラ生誕50周年記念作品でありゴジラシリーズ最終作として製作された。シリーズ最多の怪獣が登場する。

これまでのシリーズで登場した怪獣が多数出演し迫力のあるバトルシーンもさることながら世界存亡の危機にまで発展させた大規模なストーリーにも注目。

また、シリーズ最大の規模で繰り広げられる戦いは怪獣のみならず人類も参戦しており、まさに「FINAL WARS」と言える。全ゴジラファンに見てもらいたい作品。(男性 20代)


タイトルからも分かる通り、ゴジラシリーズの最終章となっている作品である。スペースゴジラでも、宇宙規模の話となっていたが、今作はもっと規模感のあるストーリー展開となっている。ミュータントという超人類が登場するのだが、こういった存在が登場しているためか、少しゴジラの存在がおざなりになってしまっているような気がした。登場する怪獣はかなり種類が豊富なので、その辺りは見ていて飽きない作品である。(男性 30代)

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みんなの感想・レビュー

  1. 影山 美穂 より:

    初めてのコメントありがとうございます!
    とても嬉しいです。

    これからも映画の感想など、ぜひコメントいただけると大喜びして飛び跳ねます(笑)

  2. 初めてコメント書きます より:

    ゴジラシリーズの中では好きな映画です。ゴジラが打ってよし、格闘してよしの存在だったため、すごく楽しめた。あと、ジラ、ヘドラ、エビラが瞬殺されたシーンでワロタ(もうちょっとヘドラ、エビラには活躍してほしかった。ジラは…やっぱりマグロを食ってるようなのはだめだな笑笑笑)