『ゴジラVSキングギドラ』あらすじ感想とネタバレ映画批評・評価

ゴジラVSキングギドラの概要:「ゴジラVSキングギドラ」は、1991年の日本映画。監督は「トットチャンネル」、「ゴジラvsビオランテ」の大森一樹。主演は「敦煌」の中川安奈。共演に豊原功補、小高恵美、原田貴和子、佐々木勝彦、チャック・ウィルソン、小林昭二、山村聡、西岡徳馬など。

ゴジラVSキングギドラ

ゴジラVSキングギドラ あらすじ

映画『ゴジラVSキングギドラ』のあらすじを紹介します。

ゴジラがビオランテによって日本海に追われてから約3年が過ぎた1992年、東京上空に巨大なUFOが出現する。そこには2204年の未来から来たという、グレンチコ(リチャード・バーガー)、ウィルソン(チャック・ウィルソン)、エミー(中川安奈)が乗っていた。21世紀に復活するゴジラに破壊された原子力発電所の核汚染によって、23世紀に人類が死滅すると予言する彼らは、核実験で恐竜がゴジラ化する前にワープし、ゴジラを歴史上から消滅させようと計画を企てていた。ルポライターの寺沢(時任三郎)らを仲間に加え、1944年のラゴス島へワープしてゴジラの誕生を阻止する。しかしそこへ三匹の小動物を残してきたことから、それがキングギドラとなって現代に復活し、日本は再び恐怖の真っ直中へ陥る。彼らの本当の目的は、23世紀になり赤字国の国土さえ買い占める超大国になった日本の国力を低下させるためにあった。しかしエミーは彼らの計画に内心反発しており、寺沢たちにその計画を打ち明けた。

そのころベーリング海では原子力潜水艦が原因不明の事故を起こす。未来人によりラゴス島の恐竜はベーリング海へ移送されていたのだった。そして、一度は消滅したゴジラが、キングギドラの出現に誘発されるかの如く蘇る。そして死闘の末にゴジラはキングギドラを倒すが、未来人の手によってキングギドラはメカ・キングギドラとして復活する。両者は再び対決しメカキングギドラはゴジラに破壊され、ゴジラは再び海底に姿を消して行った。

ゴジラVSキングギドラ 評価

  • 点数:50点/100点
  • オススメ度:★★☆☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★☆☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★☆☆☆

作品概要

  • 公開日:1991年
  • 上映時間:102分
  • ジャンル:SF、アクション
  • 監督:大森一樹
  • キャスト:中川安奈、豊原功補、小高恵美、原田貴和子 etc

ゴジラVSキングギドラ 批評 ※ネタバレ

映画『ゴジラVSキングギドラ』について、2つ感想批評です。※ネタバレあり

怪獣映画のインパクトが薄い

タイムマシンを使い過去の恐竜を未来に連れて来ていた未来人がいて、眠りについていたゴジラが海底から消え、3匹のペットが実験の影響で合体してキングギドラになるという展開は良く練られていると思う。1991年という時代から考えればそろそろこの辺りの特撮映画も過渡期を迎えていたのではないだろうか。ハリウッドでは次々とCGを駆使した作品が現れ始め、「ジュラシック・パーク」もこの3年後くらいではなかっただろうか。日本は映画でのCG導入は今でもハリウッドのレベルに到底及んでいないが、ゴジラ映画などの特撮技術はこの辺りのところが限界なのだろう。どちらかと言えば子供向けの映画であろう設定なので、エンターテインメントに徹底した作りに拘った努力は垣間見えるが、役者の演技とSF的考証がもう少し熟成されれば、ゴジラも違った展開に持って行けるかも知れないが、本作を観て感じたカメラワークの稚拙さや、陰影表現で迫力を出すという基本的なダイナミズムが日本人には無理があるのだろうかと痛感した。昔のゴジラの方がインパクトは強かったような気がしてならない。特撮技術はさておき画面から滲み出るインパクトが希薄である。

新作を作る必要性があるのだろうか

怪獣映画というのはハリウッド映画でも同じようにリメイクされるパターンが多いが、ゴジラシリーズに新作を望まれることがあるのかということは疑問である。ナオミ・ワッツが出演した「キングコング」でもSFXが売りというところと、物語の展開的にも新鮮に見えたが、本作では目新しさもそう感じなく、シナリオの展開やディティール表現にしても時代を先取るような驚きは感じない。名作は名作のまま振り返り楽しむことが出来る時代に、ゴジラも過去を懐かしみながら観るというものでファンは満足しているのではないだろうか。

ゴジラVSキングギドラ 感想まとめ

核の恐ろしさとか、生命を人間の手で操作する危険というメッセージは孕んでいるのだが、そういうドラマ的な要素がもっと強調されれば面白かったのではないか。ゴジラとキングギドラという日本映画の中で屈指のキャラクターが暴れ回る周辺の物語が、どうにもタイムトラベル的展開にするには無理があったようなところが窺える。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」や「グレムリン」のパクリみたいな描写も多く、コメディ的展開を狙ったのかも知れないが、狙いはどうあれストーリーの流れや、スリルといったものの表現にダイナミックさがあれば、本作をもう少し繰り返して観ようと思うのではないだろうか。何度かゴジラを観た人はやはり昔のゴジラを選択してしまうのではないかという感を持ってしまった。

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