『ゴーン・ガール』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

巨匠デヴィッド・フィンチャー最新作。突如行方不明になった妻、残された夫。妻の痕跡を調査していくうち、恐ろしい真実が明らかになっていく。脚本は原作小説の作者ギリアン・フリン。

あらすじ

ゴーン・ガール』のあらすじを紹介します。

5回目の結婚記念日当日、ニック(ベン・アフレック)は憂鬱だった。うまくいかない夫婦生活の中、妻エイミー(ロザムンド・パイク)は毎年宝探しを仕掛けてくるのだ。妹のマーゴ(キャリー・クーン)と共同経営するバーで一杯飲み、家に帰るとエイミーの姿はなく、リビングに壊されたガラスのテーブルがあった。警察の捜査が始まると、ニックに不利な証拠が次々と見つかる。メディアもニックを犯人に決め付けて騒ぎ、ニックとマーゴ以外の全員がニックがエイミーを殺したのだと思い込む。しかし、エイミーは生きていた。巧妙な手口でニックを犯人に仕立て上げ、彼が死刑になるのをモーテルで心待ちにするつもりだったのだ。しかし、エイミーは思わぬ形で足元をすくわれてしまう。

評価

  • 点数:100点/100点
  • オススメ度:★★★★★
  • ストーリー:★★★★★
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★★
  • 設定:★★★★★

作品概要

  • 公開日:2014年12月12日
  • 上映時間:148分
  • ジャンル:サスペンス
  • 監督:デビッド・フィンチャー
  • キャスト:ベン・アフレック、ロザムンド・パイク、ニール・パトリック・ハリス、タイラー・ペリー、キム・ディケンズ etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

『ゴーン・ガール』について、考察・解説します。※ネタバレあり

吐き気がするサスペンス

先に言っておきますけど、本作は大傑作です。デヴィッド・フィンチャーの最高傑作が『セブン』か『ファイト・クラブ』だと思っている人は今すぐ見に行くこと。

映画を見ていると、心境に様々な変化が生じます。悪者が悪事の限りを尽くせば胸くそ悪くなるし、悲しい物語が綴られれば感動する。本作では、心を奥底をエグられます。深く、深くエグられてしまいます。その結果、信頼できる人さえ信じられなくなる。マジですよ。

エイミーとニックの仲は上手く行っていなくて、ニックには愛人がいる。当然エイミーはニックに対し不満を抱き、全身全霊をかけて彼に復讐する。というストーリーです。まず思い出さないといけないのは、エイミーは自らを徹底的に美化した小説を出版しているということ。全米にファンがいるということです。驚くほどのサイコパス。エイミーは都合が悪くなると嘘をついて男を地獄に叩き落とす人間のクズです。しかも、血の池地獄の被害者を自称する、世間の同情を買う。ニックはどんどん身動きがとれなくなり、史上最悪のラストシーンを迎えるわけです。人生の終わりです。最悪です。

もともとデヴィッド・フィンチャーは人間の汚い部分をあぶり出すのが特異な監督です。『セブン』とかね。それにしても、それにしても本作は凄い。エイミーという凶悪なキャラクターが物語を引っ張り続け、ニックの心を殺す。こんな脚本は考えられないですよ!どんだけ人間が好きで、かつ嫌いなのか。原作者にして脚本家のギリアン・フリンは悪魔です!もう嫌です、私は布団にくるまって、老衰する時をただ待ち続けたいです。

まとめ

言いたいことは山ほどあるんですけど、一ついい出会いがありました。ニックの妹マーゴを演じるキャリー・クーン。彼女は最高ですね。冷め切ったメガネ美女。感情表現も巧みですし、俳優として文句なしでしたよ。彼女は33歳にして、映画初出演なんだそうです。もったいない、なぜ彼女のような逸材が埋もれていたのでしょう。クリストフ・ヴァルツといいキャリーといい……。それにしても、マーゴは良いキャラクターでした。彼女が主人公のオムニバスを見たい。あと、ニュース番組のブロンド司会者を演じていたミッシー・パイルも嫌な女でしたねー。あのキャスティングは素晴らしいですよ。ブロンド女はバカという偏見を狙ってのものでしょうね。

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