『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

ハリウッドスターからモナコ公妃となったグレース・ケリーの人生を描いたドラマ。主演はニコール・キッドマン。監督は『クリムゾン・リバー2』のオリヴィエ・ダアン、脚本はアラッシュ・アメル。

あらすじ

グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』のあらすじを紹介します。

女優として数々のハリウッド映画に出演し、アカデミー賞優秀女優賞を受賞するなど高く評価されていた美女グレース・ケリー(ニコール・キッドマン)。彼女は1956年に女優としてのキャリアを捨て、モナコ大公レーニエ3世(ティム・ロス)と結婚した。これを機に公の場に出ることはなくなった。

子宝に恵まれるも、部外者として王室内で孤立していたグレース。1961年にハリウッドから巨匠アルフレッド・ヒッチコック(ロジャー・アシュトン=グリフィス)が彼女を訪ねてきた。新作映画への出演依頼のため、脚本を持参しており、グレースの気持ちは揺らぐ。

しかし、モナコ公国に危機が迫り、それどころではなくなった。アルジェリア独立戦争の軍資金調達のため、フランスが圧力をかけてきたのだ。

評価

  • 点数:70点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2014年10月18日
  • 上映時間:103分
  • ジャンル:サスペンス
  • 監督:オリビエ・ダアン
  • キャスト:ニコール・キッドマン、ティム・ロス、フランク・ランジェラ、パス・ベガ、パーカー・ポージー etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』について、考察・解説します。※ネタバレあり

グレース・ケリーと英国王

本作はグレース・ケリーの自伝的映画ですが、彼女のことを知らなくても何ら問題ありません。人となりを理解できるようになっているし、実際のところ、あまり知られていない公妃としてのグレース・ケリーを描くパートがメインなので。アカデミー賞女優だと知っていれば問題無いです。

物語は大事件の裏で活躍するケリーの姿を描くものです。ニコール・キッドマンはあんまり好きじゃないんですけど、本作ではいい演技を見せていましたね。品のある女性を演じさせたら、やっぱり良いですよ。話は面白いし、ヒッチコックが出てくると笑ってしまいました。出演依頼を断られちゃうヒッチコック……。
ところで、本作のクライマックスはケリーのスピーチです。たったこれだけで判断するのは尚早かもしれませんけど、おそらく『英国王のスピーチ』の大ヒットがきっかけで立ち上がった企画なんじゃないかと。あっちは男だ、じゃあ今度は女だ!と。『英国王』的な感動はありませんでしたけど、カタルシスはこちらに軍配が上がります。女優としてのキャリアを捨てたケリーが、ヒッチコックのオファーを蹴って臨んだパーティーのスピーチで女優魂を見せる!どうだ!私はアカデミー賞女優なんだ!と、参加者に魅せつける!いいですね。『英国王』よりも好きです。

まとめ

スピーチというものは、どうして人を奮い立たせるのでしょうね。素晴らしいスピーチシーンがある映画は名作の法則が発動しておりました。最近の映画で言えば『高地戦』という韓国映画。古くは『突撃』など。興奮しますね。そういえば、赤塚不二夫の葬儀でのタモリの弔辞も感動的でしたね。とにかく、かっこいい女性が主人公の映画では、最近見た中ではトップクラスの映画でした。

あ、ちなみにレーニエ3世はティム・ロスです。『レザボア・ドッグス』のMr.オレンジ、『パルプ・フィクション』のコカインの方(多分)。タランティーノ映画で輝いていた俳優がモナコ大公を演じる……。引き出しの多い俳優は得ですね。役所広司みたいな俳優は損ですよ。福山雅治とか。自分しか演じられない人は。

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