映画『ガンズ&ゴールド』あらすじネタバレ結末と感想

ガンズ&ゴールドの概要:ユアン・マクレガーが悪役を演じたクライム・サスペンス。共演はブレントン・ウェイツ、アリシア・ビカンダー。脱獄や金塊強奪のスリルがいっぱい。ジュリアス・エイバリー監督の2014年オーストラリア映画。

ガンズ&ゴールド あらすじネタバレ

ガンズ&ゴールド
映画『ガンズ&ゴールド』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

ガンズ&ゴールド あらすじ【起・承】

刑務所で、チェスに興じる男ブレンダン(ユアン・マクレガー)と出会った、19才のJ・R・ホワイト(ブレントン・ウェイツ)。刑務所で守ってもらう見返りにホワイトは出所後、犯罪の片棒を担ぐハメになるのだ。

6カ月後、ホワイトは出所した。指示された通り、海の見える別荘に行くと、サムの友人という女性ターシャ(アリシア・ビカンダー)が現れた。ターシャに携帯電話と現金を渡され、指示を待つよう言われます。

数日後、ブレンダン達3人を脱獄させることに成功した。ブレンダンは脱獄後しばらくは潜伏するつもりだったが、サムに儲け話があると誘われ、金塊強盗を決行する事に。

サムのパーティで、ホワイトはターシャと再会。プールサイドで2人が話していると、割り込んでくる男がいた。ターシャを乱暴に連れてゆこうとしたため、助けようとしてホワイトはプールに落ちてしまう。

実は泳げないのだ。溺れるホワイトを助ける、ターシャ。次第にターシャに惹かれてゆくホワイトだったが、ブレンダンに”何かあったら、今度サメのエサだぞ!”と諭されます。

ホワイトはターシャと中華料理店でデート。その後、夜の海でキスを交わし、2人は結ばれた。

金塊強盗決行日。ブレンダンを指揮官に、ホワイトは脅し役で鉱山に侵入した。すぐに大金を見つけた彼らは、首尾よく金塊を盗んでゆく。警官との銃撃戦になるが、車を替えて逃走。

ところが、逃走途中で、仲間の1人は撃たれて死亡。車を燃やした後、ブレンダンとホワイトは姿を消した。

ガンズ&ゴールド あらすじ【転・結】

金塊強盗成功から数日後。ターシャのもとにサムの手下が来た。”事情が変わった。お前も男も渡さない!”と言われ、ターシャは殺されそうになってしまう。ターシャは逃げて、ホワイトと電車で再会。

ブレンダンはサムに裏切られた事を知り、隠していた金塊をロシアン・マフィアに売ることにした。その後、2人が焼き捨てた車も見つかってしまう。3人で逃走するのは危険だと考えるブレンダン。

ブレンダンはホワイトに問う、”人間には2種類のタイプがある。チンパンジーとボノボだ。お前はどちらを選ぶか”と。そして、過去に女を愛した事で捕まったと告白します。

そんなブレンダンのもとに殺し屋がやってきます。殺し屋に対して、冷静に対応するブレンダン。その後、3人はサムのアジトを襲い、サムを殺した。

3人はモーテルへ行き、ブレンダンは部屋に金塊を隠した。船を8万ドルで買い、海外逃亡するかと見えたが、ここからホワイトの逆襲が始まります。なんと、金塊をターシャと共に隠したのだった!

ホワイト達と別れたブレンダンは、ある日、コインランドリーで服を洗っていた。出来上がりを待つ間、雑誌にブレンダンの記事が載っているのを発見。コインランドリーを出たところで、ブレンダンは逮捕された。

刑務所に収監されたブレンダンのもとにホワイトから手紙が届いた。”アルバートのいとこ、トーマス・ジョンズの墓参りを忘れないで。ボノボは絶滅しないよ。”と。

ガンズ&ゴールド 評価

  • 点数:75点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2013年
  • 上映時間:109分
  • ジャンル:サスペンス、ラブストーリー
  • 監督:ジュリアス・エイヴァリー
  • キャスト:ユアン・マクレガー、ブレントン・スウェイツ、アリシア・ヴィキャンデル、ジャセック・コーマン etc

ガンズ&ゴールド 批評・レビュー

映画『ガンズ&ゴールド』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

ユアン・マクレガーの悪役ぶりにハマる!知的なクライム・サスペンス

ユアン・マクレガーというと、「ブラス!」や「砂漠でサーモン・フィッシング」などで渋くて優しい男性を演じる事が多い。しかし、本作では、冷静で知的な犯罪者役だ。体は小さいのにその存在感に圧倒されます。

ホワイト役のブレントン・スウェイツと一緒に並ぶとまるで親子の様なのがいい。父を知らないホワイトは秘かに彼を信頼しているのだ。犯罪というつながりではなく、得意のチェスで2人が会話できたらいいのにと思う。

私は、チェスについてよく知らないが、日本でいえば将棋のように世代を超えて愛される知的ゲームだろう。常に先へ考えを進め、相手の出方次第で思考を拡大させてゆく。

一見、チェスと犯罪は別のものだが、”戦略を立てて行動する”という点においては似ています。金塊強奪の際、綿密に練られた計画を観ていると、犯罪計画なのにさすがだなと思ってしまう。

しかし、いくら頭が良くても社会にその能力を生かせなければ才能の浪費だろう。父と子、知的才能の使い方、女性をどこまで信用するかといった難問をこの映画は鮮やかに切り取って見せてくれます。

人類が猿の祖先と分かれて進化したのは、約600万年前から700万年前だと言う。この映画では、ユアン・マクレガー演じるブレンダンがホワイトに訊く、”お前はチンパンジーか?それともボノボか?”と。

ニュー・ヒロインの誕生~アリシア・ビカンダーの魅力

アリシア・ビカンダーはスウェーデン出身の女優です。2015年に大ヒットしたスパイ映画「コードネームU.N.C.L.E」のヒロインを演じ、人気になりました。

そして、今年に公開される話題作「リリーのすべて」(15)では、エディ・レッドメイン扮する主人公の妻を熱演しています。今、旬の女優である彼女の魅力に迫ってみたい!

この映画では、犯罪の片棒を担ぐハメになってしまった青年ホワイトの恋人ターシャ役です。意志の強い女性で、一度は組織に殺されそうになるものの、上手く立ち回るカッコよさを持った役どころなんです。

作品の構成面から考えると、クライム・サスペンス主体で恋愛は描かなくてもいいんじゃないかと最初は思いました。しかし、男が数名だけでは華がないし、物語も単調に見えます。

最後には、アリシアの可愛さが観たくなりますね。アリシア・ビカンダーの魅力は、クラシカルな雰囲気(60年代)と男に媚びない、凛とした存在感です!ぜひ、そんなニュー・ヒロインに注目して下さい。

ガンズ&ゴールド 感想まとめ

最後に笑うのは誰か?というヒネリを効かせたクライム・サスペンスです。ユアン・マクレガーが悪役と聞いただけで、わくわくします。実は、彼の大ヒット作「トレインスポッティング」(96)も犯罪映画でした。

彼の悪役はもう職人の域に達しています!そんなユアン・マクレガーに若手俳優2人が挑戦しました。特に組織に準ずる娘ターシャを演じるアリシア・ビカンダー。男を惑わすように見えて、ちゃっかり手綱を引き締めている感じがいい。

凛とした存在感や北欧の出身らしい繊細な演技は、これからの可能性を感じさせてくれます。またこの映画はチェスを効果的に使った作品でもあります。

チェスが物語の重要なサインとなっている点も面白く、もしブレンダンとホワイトが対決をしたら、勝負はどうなるのか観てみたい。

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