映画『蠅男の呪い』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

映画『蠅男の呪い』のネタバレあらすじ結末

蠅男の呪いの概要:マーティンは父と共に、一族の夢である物質転送装置の研究に没頭していた。研究に使う新しい装置を受け取るためモントリオールを目指していたマーティンは、道中、病院から抜け出した女を見つける。

蠅男の呪いの作品概要

蠅男の呪い

公開日:1965年
上映時間:87分
ジャンル:SF、ホラー
監督:ドン・シャープ
キャスト:キャロル・グレイ、ジョージ・ベイカー、ブライアン・ドンレヴィ、ジェレミー・ウィルキンス etc

蠅男の呪いの登場人物(キャスト)

マーティン(ジョージ・ベイカー)
研究者。三代続く転送装置の研究を進めている。
パット(キャロル・グレイ)
精神衰弱と診断された女性。病院から抜け出したところマーティンに保護され、結婚する。

蠅男の呪いのネタバレあらすじ

映画『蠅男の呪い』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

蠅男の呪いのあらすじ【起】

下着姿の女が窓から外へと走り出す。庭の中を駆け回った後、門に辿り着いた女はそこを潜った。それは精神病院の門だった。森の中の道を車で走っていたマーティンは半裸の女が前を通りがかったのを見て車から降りる。藪の中に隠れた女に自分の上着を放り、立ち去ろうとする。女はマーティンにどこへ行こうとしていたのかと訊く。彼はモントリオールへ行く途中だったと答えた。女は自分を作家の助手だと言い、その作家の夫から逃げてきたのだと話す。もう帰れないそう言う女を、マーティンは自分の車に乗せた。住む所も金もないという女。マーティンは自分が泊まっているホテルに招く。

マーティンはケベックの自宅に電話をかけ、使用人に新しい装置が間もなく手に入ると父に言付けを頼む。使用人はロンドンに電話をかけた。マーティンの父は病気で苦しんでいたが、息子を心配させたくない一心で元気だと嘘を吐いた。マーティンたちは物質転送装置の完成を夢見ていた。それは祖父から続く三世代の夢だった。祖父は試作品で皿を隣の部屋に。マーティンたちは父をケベックからロンドンへの転送に成功していた。父の世話をしていたマーティンの兄のアルバートは失敗だと言う。マーティンの父は転送の際に重傷を負ってしまった。新しい装置が手に入る間、マーティンは森で知り合った女と久し振りの長期休暇を堪能した。女の名前はパットと言った。仕事がまだ見つからないパットをマーティンは自分の研究所に来ないかと誘った。

一方、モントリオール警察署にはパットの捜索依頼が出されていた。パットは神経衰弱を負っていて、厳しい父の指導の下、ピアニストを目指していたという。母の死を境に彼女の精神は不安定になってしまった。

蠅男の呪いのあらすじ【承】

研究所に帰る日、マーティンは苦しみだした。パットは運転を引き受け、彼をホテルに送る。ホテルの寝室に閉じこもったマーティンの肌は酷くただれていた。ドアを叩いても何の反応もないことを心配したパットはホテルの支配人にマーティンの部屋を開けてもらった。眼を覚ましたマーティンは汗まみれだったが、肌の爛れが収まっていた。マーティンはパットに気を失っていたと釈明する。

研究所に帰ったマーティンは使用人に自分はパットと結婚したと告げる。使用人は驚いたが、彼らを祝福した。マーティンは早速ロンドンに電話し、父と連絡を取った。不法入国を警察に感づかれてしまったと父は言う。パスポートも無く、通常のルートでは帰れないから、転送装置を起動させてくれと父はマーティンに言った。マーティンは父の身を案じ、未完成の機械を使うことを渋った。しかし、父は今日中に帰らないと捕まるかも知れないと言う。マーティンは急いで新しい装置のテストを始めた。

父の転送を開始した。装置を起動させると大きな輝きを発した後、父の姿がロンドンから消えた。そして、マーティンのいるケベックに父が現れる。マーティンの父は無事転送に成功した。戻ってきた父に、マーティンはパットと結婚したと話す。驚く父。しかし、彼は結婚を祝福しなかった。他人を巻き込むなと言って、父はマーティンにパットと別れるように言う。マーティンは父に自分の人生が欲しいと抵抗する。兄も似たようなことを言っていたと言う。それでも父はマーティンに諦めるよう言う。

蠅男の呪いのあらすじ【転】

パットの捜索を依頼してきた女に、警察は蠅男の話を始めた。パットと一緒にいるところを目撃された男は警察が追っている家系だった。彼の祖父には逮捕状が出ていた。男のことは関係ないからパットを見つけてほしいと依頼人は警察に話した。

父に背き、パットと蜜月のときを過ごすマーティン。マーティンは父にパットを紹介した。根負けした父はマーティンの結婚を許す。三人が話をしていると使用人がやって来て、研究所の外に不審人物がいて、こちらを見ていると言う。様子を見に行くマーティン。パットは部屋に古いピアノが置いてあるのを見つける。マーティンの父にそれを弾いて聞かせたパット。ピアノの音を聞きつけた別の使用人は慌てて研究所の別棟に向かった。別棟には厳重に施錠された小部屋がいくつもあった。ジュディスと名前を呼びかけながら、使用人は泣き声が聞こえる小部屋に慰めの言葉を送り、食事が済んだ皿を回収すると言った。すると、戸につけられた小窓から皿が差し出された。皿を差し出した小部屋の住人の手は酷く爛れていた。

研究所の前にいたのは、警察とパットの捜索を依頼した人物だった。警察は治療が必要だからパットを引き渡せとマーティンに言う。法的に彼女を監視する権利があるという依頼人を、マーティンは渋々研究所の中に引き入れた。警察と依頼人を見た途端、パットは部屋の奥に逃げ出した。マーティンは警察に結婚証明書を見せる。マーティンの父は必要があるなら自分が身元引受人になると警察に言った。

監視から逃れようと研究所を逃げ回るパットは、別棟に辿り着いた。厳重に施錠された部屋の戸に近付くパット。恐る恐る、ドアの小窓を覗き込む。すると、爛れた顔の男が覗き返してきた。驚いて逃げ出したパットだが、マーティンと再会して一安心する。マーティンに自分が見たものの正体を問うパット。マーティンは実験に使っている動物だと言った。惨い事をしていると戸惑うパットだが、彼女はマーティンの仕事を受け入れることにした。パットが自分の部屋に戻るのを見送ったマーティンは激痛に苦しみだした。父はマーティンを看病する。早く装置を完成させないとマーティンを急かす父。警察がやって来たのは、実験から解放されたいアルバートが密告をしたからだと父は言った。

捜査を進めるため、警察はマーティンの一家の情報を集めているという男に電話をかけた。彼によれば、マーティンは既に結婚をしているという。大学時代の友人で、ピアノが上手いジュディスという名の女性だと男は言った。

夜中、パットが眼を覚ますとピアノの音が聞こえた。音に惹かれて研究所の中を歩いていると、ピアノの前に見知らぬ女が座っているのを見つけた。その女は半身が焼け爛れていた。パットの背後から使用人が忍び寄り、彼女を気絶させると使用人は半身が焼け爛れていた女を連れてどこかに消えた。

目を覚ましたパットは、ピアノの前で見たことをマーティンに話す。マーティンは寝ぼけていたんだと彼女をあしらう。誰も自分を信じてくれないことをパットは嘆く。マーティンの父は悪い夢を見たんだと慰める。

蠅男の呪いのあらすじ【結】

マーティンはパットに真実を話したいと父に提案する。父は黙っているのが互いのためだとマーティンを説得する。アルバートを呼びつけ彼に実験体の始末をさせると言う父。良心に痛みはないのかとマーティンは問うが、実験体は人ではなく傷ついた動物なのだと言った。

マーティンの一家を追っている男に話を聞く警察。男はマーティンの祖父がしていたことを話す。転送装置の人体実験の際にマーティンの祖父は蠅と合体してしまった。それから、マーティンの家系には寒さに弱く、とても早く歳を取ってしまうという蠅の特性が引き継がれてしまったと語った。マーティンたちは特殊な血清でそれを防いでいた。彼の兄のアルバートだけが唯一正常な人として生まれていた。

マーティンたちは転送装置を使って実験体をロンドンに送った。送られたものの正体も解からず、アルバートは装置を起動する。届いたのは二人の実験体が結合したものだった。驚いたアルバートは慌てて斧を構えた。

マーティンたちに警察からの招集がかかった。マーティンは警察の呼び出しに応じたことをパットに報告する。パットは幻覚を見たのは気がおかしくなってしまったからではないかと自分を疑い、悩んでいた。思い苦しむパットにマーティンは自分たちが隠していたことを話した。批難の目を向けるパットに、マーティンは人類に貢献するために必要なことだったと語る。転送装置が完成すれば天災のときに迅速に人を避難させられるし、救助も送れる。多くの人を助けるためなんだと説得した。

マーティンたちは警察に元妻と助手として働いていた人たちが失踪した件について聞かれていた。マーティンの父は自分の意思で出て行った者たちがどうなったのかは把握していないと濁す。警察は裁判所に電話して逮捕状を請求した。

マーティンがいなくなった後、パットは屋敷を出て行くため、荷造りを始めた。その様子を見ていた使用人はジュディスが監禁されていた別棟の部屋の鍵を開ける。解放されたジュディスは研究所のピアノに向かった。パットが研究所を出て行こうとするとジュディスと鉢合わせしてしまった。驚いたパットは逃げ出す。騒ぎを聞きつけた使用人がパットを追いかけるジュディスを止めようとしたが、ジュディスが暴れたため彼女を殺してしまう。証拠隠滅のため使用人は転送装置を利用してジュディスの遺体をロンドンに送った。屋敷から逃げようとしていたパットは戻ってきたマーティンの父に見つかり、驚いた拍子に気を失ってしまった。

警察がやってくる前に逃げる準備を始めたマーティンたち。パットを巻き込みたくないと考えたマーティンは彼女を置いて行こうとする。しかし、事情を知っている彼女を置いてはいけないと父に反対された。父は転送装置を使って逃げるためロンドンのアルバートに電話をかける。しかし、アルバートは父に反発した。装置の起動に応じないアルバート。電話を代わりマーティンがアルバートを説得する。自分は見捨てられても構わないから、父さんを法廷に晒すな。アルバートは返事を渋る。マーティンは父を転送装置に入れ、一方的に装置を起動した。しかし、アルバートは装置を起動しなかった。できなかったのだ。ロンドンの転送装置は実験体が送られてきたときに、アルバートの手で破壊されてしまっていた。

アルバートからの返事がないまま、研究所に警察がやってきた。マーティンはパットを連れて逃げようとする。しかし、症状が再発してしまった。治す手立てを知らないパットはマーティンが朽ちていくのをただ見ていることしかできなかった。

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