『ハッピーフライト』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

綾瀬はるか主演の2008年の映画。ANAの全面的な協力の下、成田空港・関西国際空港で大規模なロケが行われた。監督・脚本は『ウォーターボーイズ』の矢口史靖。主題歌はフランク・シナトラの名曲「カム・フライ・ウィズ・ミー」。

あらすじ

ハッピーフライト』のあらすじを紹介します。

鈴木和博(田辺誠一)は、副操縦士から機長への昇格試験となるフライトに挑む。成田発ホノルル行きの国際線チャーター便NH1980。試験教官は温厚な人物だったが、体調を崩したため急遽厳格な正確の原田(時任三郎)へ変更されてしまい、フライト前からドを超えた緊張を抱えることになった。

この飛行機には新人CAの斎藤悦子(綾瀬はるか)、田中真理(吹石一恵)が搭乗することになっていた。彼女らはこのフライトが国際線デビューとなる。チーフパーサーの山崎(寺島しのぶ)は非常に厳しく、斎藤らは苦戦を強いられそうだった。

1980便ではあらゆるトラブルが頻発した。斎藤は乗客数を把握できておらず、食後のデザートが不足していることに気づいて大慌てで手作りデザートを作る、など。CAのトラブルどころか、機体にもトラブルが発生してしまう。乗客から翼に何かがぶつかるのを見たとの知らせが入った……。

評価

  • 点数:70点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2008年11月15日
  • 上映時間:103分
  • ジャンル:コメディ
  • 監督:矢口史靖
  • キャスト:田辺誠一、時任三郎、綾瀬はるか、吹石一恵、田畑智子 etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

『ハッピーフライト』について、考察・解説します。※ネタバレあり

矢口コメディにハズレ無し

2000年代を代表する映画監督である矢口史靖。『ウォーターボーイズ』『スウィングガールズ』の2作は話題を呼びましたね。青春映画の名人がコメディエンヌとして既に人気を博していた綾瀬はるかと手を組んだらこうなった、という映画です。

最近綾瀬はるかのファンになった人はびっくりするかもしれませんけど、当時はまだ痩せる前でした。ややぽっちゃりした体型とトボけた演技こそが彼女のウリだったんです。
今はすっかり痩せたので、別の魅力を醸しだしているようですが、ちょっと惜しいですね。『ひみつのアッコちゃん』みたいな広告ありきのクソ映画に出演するくらいなら、元の体型に戻してコメディをやればいいのに、といつも思ってます。

矢口史靖は脚本も担当していますが、お見事ですね。操縦士、CA、整備士、管制官たちによる群像劇でここまで話が引き締まっている。群像劇の脚本制作はとても大変で、それぞれのキャラクターに魅力と見せ場を用意しなくてはいけません。影が薄いキャラクターがいると、ノイズになってしまうんです。

脚本が上手く言った理由は、キャラクターの設定が上手いからだと思います。厳しい上司に怯えながら仕事をする部下という普遍的な社会人の姿を乗客の命を預かっている飛行機の乗員に当てはめ、徹底的な取材とANAからのチェックを経てまとめあげた。素晴らしいですね。
元々は航空パニック映画を制作する予定だったそうですが、路線変更大成功です。

まとめ

面白い邦画を見たいなぁと思ったら、矢口史靖・山下敦弘の映画を見ておけばいいです。彼らは他の映画監督とはレベルが違います。しかもまだ若い。

彼らと園子温が今後の邦画界をリードしていくことになるでしょう。もっとヒットして欲しいんですが、山下敦弘はなぜか知名度が薄いんですよね。『リンダリンダリンダ』は大傑作なのに。
本作は上手くまとまっていて、コメディ映画を見る時にありがちな、細部がブサイクでイライラすることがないです。役者の演技も上手くセーブされています。ムカつくレベルのおどけ演技はありませんので、おどけ演技が嫌いな人にもおすすめです。

あと、綾瀬はるかさんは最近不健康な見た目をしていらっしゃるので、体重を戻してコメディやってください。あの顔つきは不健康ですよ。

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