映画『ハッピーランディング』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「ハッピーランディング」のネタバレあらすじ結末

ハッピーランディングの概要:7組のカップルの日常が絡み合うオムニバス群集劇。素の自分が上手く出せずに結婚から逃げ出した女性や、ある秘密からプロポーズを断ってしまった女性など、結婚にまつわるエピソードが描かれている。

ハッピーランディングの作品概要

ハッピーランディング

公開日:2015年
上映時間:109分
ジャンル:コメディ、ラブストーリー、ヒューマンドラマ
監督:天野千尋
キャスト:中村ゆり、永山たかし、佐藤めぐみ、渡辺邦斗 etc

ハッピーランディングの登場人物(キャスト)

西沢薫子(中村ゆり)
ウェディングプランナー。結婚式から途中で逃げ出した過去を持つ。恋人に合わせるあまり、素の自分を出せない。
池江真彦(永山たかし)
薫子の恋人。ライブハウスで音響の仕事をしている。潔癖症で拘りが強い。
槙野里美(佐藤めぐみ)
アナウンサー。子供の頃から結婚式に夢を抱いている。
花邑秀臣(渡辺邦斗)
里美の婚約者。医師。父に対して意見を言えず優柔不断。
花邑恒彦(長谷川初範)
美鈴の主治医。秀臣の父親。昔ながらの結婚のやり方を大事にしており、度々里美と衝突する。
原田敦史(南圭介)
薫子の元婚約者。結婚式で花嫁に逃げられたトラウマから実家に引き籠ってしまう。
万現充(高木心平)
敦史の友人。敦史のことが好き。
街田藍子(小池里奈)
美鈴の娘。母が病に倒れ、1人で看病をしていた。母を失う悲しさから、母の恋人である恭介に当たってしまう。
街田美鈴(相築あきこ)
ガンに侵され、余命数ヶ月。ピアノを弾くことが好き。
御堂岡恭介(長嶋一茂)
美鈴の恋人。ライブハウスのオーナー。
眞田麻衣(田中雅美)
薫子の友人。
眞田謙吾(ドロンズ石本)
麻衣の夫。レストランを経営している。
為永大(金児憲史)
トラック運転手。薫子が結婚式から逃げているときに出会い、家族ぐるみで仲良くなる。粗野で素直じゃない性格。尊と莉緒という名前の子供がいる。
為永百合実(若井尚子)
大の妻。夫婦喧嘩が絶えない。
徳山蔵人(阿部亮平)
国会議員。国会中にメールをしていたことが報じられ国民から非難される。腹違いの妹がいる。
高石沙織(原幹恵)
蔵人の恋人。モデル。蔵人の妹の幼馴染。

ハッピーランディングのネタバレあらすじ

映画『ハッピーランディング』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

ハッピーランディングのあらすじ【起】

恭介は友人の娘の結婚式に列席するため、恋人の美鈴と共にハワイを訪れた。結婚式はとても感動的で、恭介は触発される形で美鈴にプロポーズをした。だが、美鈴ははっきりと理由を言わずにプロポーズを断った。

真彦は重度の潔癖症だったが、綺麗好きで結婚を押し付けてこない理想的な彼女がいた。それを聞いた同僚は、きっと彼女は真彦に本気ではないのだろうと呟いた。真彦はライブハウスで音響の仕事をした後、オーナーの恭介に飲みに誘われるが、彼女が待つ家へと帰っていった。恭介はライブに来ていた美鈴の娘である藍子を呼び止め、美鈴が断った理由を問い掛ける。だが、藍子ははっきりした答えを返さず帰ってしまう。

ご祝儀泥棒が多発しており、ニュースでも取り上げられていた。

敦史は結婚式場で花嫁に逃げられた日のことを夢で見ており、未だにそのことを引き摺っていた。だが、夢の最後で女子高生が抱きしめて励ましてくれるため、敦史はどこかに運命の人がいるのだと信じていた。薫子は知り合いの店に頼んで作ってもらった料理を、手料理だと偽って彼氏に食べさせていた。店主の謙吾は嘘を吐いて恋人と付き合う薫子を叱り、過去と同じ失敗をおかすぞと注意した。薫子は婚約者の敦史に素の自分が出せず、結婚式を逃げ出した過去があった。

真彦は同僚に言われた言葉を気にしており、このままの付き合い方で大丈夫か恋人の薫子に尋ねた。真彦は結婚に否定的で、結婚する気がなかったのだ。薫子は結婚プランナーの仕事をしているため、結婚に否定的な人でも幸せそうな姿を見てきた。それでも、薫子は自分には結婚する資格がないと思っており、自分から結婚がしたいと言い出すことはなかった。

恭介が連絡をもらい病院に駆けつけると、美鈴がベッドの上で寝ていた。主治医の花邑恒彦から家族か確認されるが、恭介が答える前に藍子が否定した。恒彦は恭介に美鈴の病気について説明をした。3年前に乳がんを発症しており治療をしていたが、他の部位に転移していた。そのため、美鈴の命は数か月もつか分からない状態だった。

国会議員の徳山蔵人が、国会中「今、国会中。抜け出せたらすぐ会いに行くから」というメールを送り、恋人へのメールだと騒がれ国民から非難されていた。毎朝駅前で街頭演説をしており、真面目な政治家として期待されていただけに国民の失望は大きかった。恋人は高石沙織というモデルだった。

薫子は仕事で、ニュースキャスターの牧野里美の案件を担当する。里美は子供の頃から結婚式に憧れており、アイデアをたくさん考えてきていた。その後、里美は婚約者の花邑秀臣と共に、秀臣の父親である恒彦の元を訪ねた。そこで、結納や仲人など、昔ながらの結婚式にして欲しいと言われる。里美は自分の思い通りになる筈の結婚式が壊されることに腹を立てる。しかも、秀臣は恒彦の言いなりで、里美のことを庇ってもくれなかった。

ハッピーランディングのあらすじ【承】

恭介は美鈴をサポートしようとするが、美鈴はそれを拒んだ。延命治療も望んでおらず、動けるうちは自分で全部したいのだと恭介に訴えた。2人の会話を、部屋の外で藍子も聞いていた。

謙吾は妻の麻衣が離婚届を持っているところを見てしまい落ち込んでいた。だが、友人達は仲の良い2人を知っており、勘違いだろうと笑い飛ばす。それでも悩む謙吾に、原因が麻衣側にあるのではないかと話した。謙吾は最近麻衣が資格取得の勉強をしていたことを思い出す。

恭介は敦史の姉に頼まれ、いつまでも部屋に引き籠っている敦史を庭に放り出した。そして、若いのだから何でもできると説教した。敦史は悔しそうに顔を歪めた。

薫子の職場に蔵人が沙織と共にウェディングドレスを試着しに訪れるが、蔵人は携帯を弄ってばかりで沙織の話をきちんと聞いていなかった。その様子を週刊誌の記者が撮影していた。薫子が別の結婚式場に向かって歩いていると、白い袋を持った人物とすれ違う。何かが引っ掛かりながらも薫子が結婚式場に着くと、受付の人がご祝儀袋が無くなったと言って騒いでいた。薫子はさっきすれ違った人物が、スニーカーを履いていたことを思い出す。薫子は上司から怒られ、お客様に親身になっていないと指摘される。そして、結婚式から抜け出したときと何も変わっていないと諭される。

薫子は結婚式を抜け出したとき、たまたま通りかかったトラック運転手の為永大に助けられる。大達家族は居場所がなくなった薫子を温かく迎え入れた。そんな大達家族に、薫子は時々会いに行っていた。大と妻の百合実はお互いに何でも好きなことを言い合っており、薫子の憧れだった。

大の子供達(莉緒と尊)は結婚式の写真が見たいと両親にせがむが、大達は結婚式を挙げていなかった。尊達は両親が喧嘩するのは、結婚式を挙げていないせいだと考え、尊は柔道の先生に助けを求めた。皆で大達に内緒で手作り結婚式を準備するが、大が友人の不審な行動に疑問を抱き柔道場に来てしまう。大は皆が結婚式を準備してくれたことを知るが、照れと恥ずかしさから、そんなことしなくてもいいと叫んで出て行ってしまう。

敦史が姪を託児所に預けに行くと、そこで働く女性が夢の女性と似ていた。その後、敦史は積極的に託児所に顔を出すようになった。その姿を敦史の友人である充が腹を立てながら見ていた。

美鈴は昔の自分の演奏動画を見て、ピアノが弾きたいと呟いた。傍でそれを聞いていた恭介は、悲しそうな顔で美鈴を見ているしかなかった。だがその時、美鈴が突然激しい痛みを訴えたので、恭介は急いで主治医を呼んだ。

ハッピーランディングのあらすじ【転】

薫子は真彦の目の前で食事を作ることになるが、実は卵も満足に割ることができないほど不器用だった。卵の殻を取り除いて使おうとするが、卵の殻には菌が付いているので食べたくないと言われる。その後も、キッチンではなく洗面台で手を洗ってくれなど細かい指摘をされ、薫子はだんだんと苛々してくるが真彦には直接言えなかった。そして、薫子は使ったタオルを洗濯機で洗うが、トイレットペーパーを落としたことに気付かず回してしまう。

敦史は充と喫茶店に行き、運命の女性に出会えたと惚気ていた。充は敦史に縋り、俺ではダメなのかと尋ねるが、敦史は新しい一歩を踏み出したからと笑顔で店を出て行く。

薫子は洗濯機の中でトイレットペーパーがぐちゃぐちゃになっているのを見て愕然とする。なんとか落とそうとするが、そんなに簡単に落ちるわけもなく、こっそり捨てることを決める。だが、途中で真彦に見つかってしまい怒られる。薫子は逆切れをして部屋を出て行った。

恭介は藍子からもう病院には来ないでくれと言われる。藍子は残された時間を母と2人で過ごしたかったのだ。

里美は苛々した様子で薫子の元を訪れた。恒彦からチャペルでの結婚式を神前式に変えてくれと言われたのだ。薫子は思わず笑ってしまう。自分を出さなくても我を押し通しても、結婚というものは上手くいかないと感じたのだ。その話を聞いた里美もやっと笑顔になり、肩の力を抜いた。薫子は里美の気持ちを恒彦に直接言うしかないとアドバイスを送った。

里美は恒彦に会い直接気持ちをぶつけるが、恒彦の方も譲る気が無かった。しかも、結婚式は後継者である秀臣のお披露目も兼ねており、嫁いでくる以上自分のやり方に従ってくれと言われる。里美が秀臣の自宅に向かって歩いていると、秀臣がタクシーから降りてきた。だが、その横には女性が座っていた。里美は今までの鬱憤が爆発し、秀臣に貰ったアクセサリーを投げつけると結婚を辞めると言ってその場を立ち去った。

真彦は落ち込んでおり、お酒を飲んで酔っ払っていた。恭介は自分の大事なものから逃げるなとアドバイスを送る。敦史は託児所の女性に気持ちを伝えるが、嫌がられて逃げられてしまう。薫子は里美から結婚式をキャンセルする連絡をもらい、秀臣を呼び出した。キャンセルが事実だと分かり、里美から預かっていた写真などの資料を秀臣に返した。

藍子は母の背中をさすって看病をしていたが、母は恭介に会いたがっていた。恭介は自分から会いたくないと言ったのだと、藍子は嘘を吐いた。そして、自分を頼ってくれない母に苛立った。そこに、恭介が訪ねてくる。藍子は母を失う恐怖に押し潰されそうになっており、泣きながら病室を出ていった。

ハッピーランディングのあらすじ【結】

真彦は謙吾の店にいる薫子に会いに行った。薫子は煙草を吸い素の自分を曝け出したが、真彦はそんな薫子を受け入れた。真彦自身も拘りの強い自分に嫌気がさしており、薫子が傍に居てくれたら変われると伝え、好きだと告白した。だが、薫子は真彦の言葉が信じられず、結婚できるか尋ねた。すると、真彦は押し黙ってしまう。薫子はショックを受け店から飛び出すと、涙を流した。

徳山議員が病院を訪れると、記者が待っていた。仕方なく一緒に病室に入ると、ベッドに座っていた女性がカメラに怯えて暴れ出してしまう。沙織はその女性を必死に宥めた。ベッドにいた女性は徳山議員の腹違いの妹で、精神が不安定な状態だった。徳山議員が電話に出ないと余計不安定になった。沙織は妹の幼馴染で、ずっと変わらず傍にいてくれた人だった。

恭介は藍子の面倒を見ることを美鈴に約束した。そして、美鈴にプロポーズをした。その様子を藍子は外で見ており、恭介が部屋を出てくると謝罪した。恭介はこれから一緒に美鈴の世話をさせてくれと頼み、藍子もそれを受け入れた。そして、恭介と美鈴がハワイで出会ったことを聞き、藍子はハワイで結婚式を挙げてはどうかと恭介に提案した。

謙吾が酔っ払いながら麻衣に浮気しているのか尋ねると、麻衣は呆れて店を出て行った。秀臣は1人で薫子から返されたDVDディスクを見ていた。そこには、里美との思い出の写真と、里美からのメッセージが残されていた。秀臣は涙を流した。

徳山議員が妹のためにメールを送っていたことが週刊誌に載り、国民からの意見が好意的に変わった。そして、徳山議員は沙織と結婚することになった。謙吾は麻衣が家出をしたと騒いでいたが、酔っ払いの相手をするのが嫌でホテルに一泊しただけだった。麻衣は妊娠する前に資格取得を急いでいるだけだった。謙吾は安心するが、離婚届の件を聞くと麻衣は意味深に微笑んだ。

里美は薫子達に呼び出され、結婚式のプロデュースをして欲しいと頼まれる。しかも、既に希望者もいた。敦史が外を歩いていると、夢に出ていた女子高生が写っている看板を見つける。敦史は微笑んで姪を連れて歩いた。

百合実が美容院に行くと、「結婚10周年おめでとう」と言われウェディングドレスを渡される。百合実とは別に大も控室に連れて来られていた。大がいつまでも天邪鬼な言葉ばかり並べるので、百合実は今日から素直になったらどうか提案する。大は照れながら、ウェディングドレスを着た百合実を綺麗だと褒めた。そして、結婚記念日おめでとうと伝えた。百合実は感動に目を潤ませながら笑顔になった。大達の友人がたくさん集まり、結婚式が始まった。

里美が企画した結婚式には、里美の友人達が列席していた。そして、友人達が突然踊り出すと、タキシードを着た秀臣が出てきた。秀臣はもう一度チャンスをくれと頼み、結婚届を出して里美にプロポーズをした。里美もそれを受け入れ秀臣に抱きついた。薫子がその姿に微笑みながら受付の方に行くと、ご祝儀袋が盗まれたと騒いでいた。薫子はスニーカーを履いた犯人を見つけて追いかけるが、結婚式場の方に行ってしまう。里美と恒彦が和解をしていると、犯人が現れ外へと飛び出していった。

ご祝儀泥棒は充で、外では敦史が待ち構えていた。敦史は充が何をしていたか知っていた。充は結婚式で傷ついた敦史のためにやっていたが、敦史は自分の気持ちを押し付け過ぎていた自分が悪いのだと伝えた。里美はそんな2人を見ており、敦史と目が合った。だが、敦史は里美に笑顔で頭を下げ、充と一緒に警察に向かった。

夜、恭介は美鈴を連れて教会に行くと、拙いながらも美鈴が好きな曲をピアノで弾いた。美鈴は恭介との幸せな日々に思いを馳せ、涙を流した。そして、ハワイで結婚式を挙げる自分達の姿を想像した。

真彦は薫子に会いに行き、簡単には変われなくても受け入れることはできると伝えた。そして、一番苦手なことをやると言うと、大が運転するトラックが現れて荷台を開けると、大きなパネルに「結婚しよう」というメッセージが流れた。薫子は不安な気持ちもあったが、真彦の真剣な気持ちが伝わり結婚を受け入れた。

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