原節子が出演するおすすめ映画5選

昭和を代表する大女優、原節子。突然の引退が話題となり、2015年11月、亡くなっていたことが報じられ再び世間の注目を浴びています。今回は原節子が出演するおすすめ映画をご紹介していきます。

原節子は、1920年生まれ。
10代の頃から女優として活躍し、戦前から戦後を代表する女優の一人でした。
小津安二郎監督の映画に多数出演しており、監督との結婚説がささやかれたこともあるほど二人の絆は深いものでした。
昭和の映画界を引っ張ってきた女優でしたが、『忠臣蔵 花の巻・雪の巻(1962)』への出演を最後に、芸能界を引退。
まだ40代で突然の引退は世間を騒がせました。引退の理由は、女優として、「美しい姿だけを残したい」というものや、小津安二郎監督の死、実の兄の死が挙げられています。
では、原節子が出演する作品をランキング形式でご紹介します。

東京物語(1953)

注目ポイント&見所

昭和の日本を代表する映画の一つです。
小津安二郎監督による作品で、今でも世界で絶賛される不朽の名作です。
原節子や笠智衆は、小津監督の映画の常連で、特に原節子は「紀子」という役名の女性をこの作品を合わせて三作品で演じており、「紀子三部作」の名で知られています。今回一緒に紹介している別の三作品も合わせてご覧になることをおすすめします。
戦後間もない日本の、リアリティのある家族が描かれています。

⇒東京物語(1953)のあらすじとネタバレ感想

麦秋

注目ポイント&見所

大家族の娘、紀子の結婚を中心に、家族の変化を描いたホームドラマです。
大家族のにぎやかなコメディですが、家族はずっと変わらずにいることはできないのだというテーマもあり、どことなく寂しさも感じます。
「紀子三部作」の第二作目で、紀子以外にも『東京物語』と同じ役名は多数登場しています。小津安二郎監督の作品では、こういう設定が何度も使いまわされるというのが特徴の一つです。

⇒麦秋のあらすじとネタバレ感想

晩春(1949)

注目ポイント&見所

「紀子三部作」の第一作目です。
母を亡くし、父と二人でずっと暮らしてきた紀子は、父親を置いて結婚することを頑なに拒みます。しかし父親の「幸せになれ」という後押しもあり、最後は結婚して去っていきます。
この映画で注目したいのは、ヒロイン紀子ではなく父親です。『東京物語』と同様、笠智衆が演じている父親の、娘を思いやる心と孤独な悲しみは、他の作品で見ることはないであろう、素晴らしい演技です。

⇒晩春(1949)のあらすじとネタバレ感想

秋日和

注目ポイント&見所

上の三作品と同じく、小津安二郎監督による映画です。
画面は白黒からカラーになり、若い娘だった原節子が今度は母親になっています。
この映画は『晩春』と対となる作品で、同じように娘の結婚と母娘の愛情を描いています。片親がいないことや、ストーリーの展開など酷似してはいますが、母と娘、父と娘、という関係に違いがあるので、それにより感じ方がどう変わってくるかを意識してみてください。

⇒秋日和のあらすじとネタバレ感想

忠臣蔵 花の巻 雪の巻(1962)

注目ポイント&見所

東宝創立30年記念により、東宝の所属俳優オールスターが登場する忠臣蔵作品です。
この映画を最後に、原節子は引退します。その後、公の場にはほとんど姿を見せなくなります。
大女優原節子の最後の作品です。登場シーンは短いものですが、大石内蔵助の妻りくの切ない感情を表現し、しっかりと印象を残しています。
「花の巻」と「雪の巻」の二部構成で、三時間半近くある大変長い映画ですので、二つに分けて観るのもいいかもしれません。

⇒忠臣蔵 花の巻 雪の巻(1962)のあらすじとネタバレ感想

まとめ

以上、五作品を紹介しました。
2015年、昭和の大女優原節子の訃報は大きな話題を呼びました。出演作がまとめて放送されたり、映画館では追悼上映がされたりしたところもあります。
引退から50年以上経った今でも、愛されている映画、愛されている女優なのです。
今回ご紹介した映画のほとんどが小津安二郎監督の作品ですが、他にも素晴らしい映画にいくつも出演していますので、ぜひ鑑賞してみてください。

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