映画『蜂の巣の子供たち』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「蜂の巣の子供たち」のネタバレあらすじ結末

蜂の巣の子供たちの概要:戦前から復員してきた島村は、戦災孤児達と出会う。仕事をしてお金を稼ぎ、自立するべきだという考えを持った島村に、浮浪児達は心惹かれていく。本物の戦災孤児が出演する、衝撃作。

蜂の巣の子供たちの作品概要

蜂の巣の子供たち

公開日:1948年
上映時間:86分
ジャンル:ヒューマンドラマ、戦争
監督:清水宏
キャスト:岩波大介、夏木絢子、御庄正一、久保田晋一郎 etc

蜂の巣の子供たちの登場人物(キャスト)

島村修作(岩波大介)
戦地から復員してきた男。帰る家も尋ねる親族もいない。真面目な性格で、闇市に手を出すことを嫌う。浮浪しながら定職を探している。戦災孤児の浮浪児達が、島村の生きかたに興味を持つ。
夏木弓子(夏木絢子)
身寄りのない女。浮浪児達とは仲が良い。知り合いを訪ねるため、浮浪児達とは別れる。結局誰も身寄りがおらず、娼婦へと身分を落とす。面倒見の良い女。
政(御庄正一)
闇市を仕切る親分。浮浪児達を使って、お金儲けをする。浮浪児達と別れたあと、娼婦を使って金儲けを始める。金に汚く、性格の悪い男。
義坊(千葉義勝)
戦災孤児の浮浪児。母親を海で亡くし。海を見るたびに母親を思い出す。島村との浮浪の最中、病気でなくなってしまう。繊細で、心の弱い男の子。弓子を母親のように慕っている。
普公(久保田晋一郎)
戦災孤児の浮浪児。彼らのグループではリーダー的存在。島村の生きかたに興味を持ち、仕事をしたいと思い始める。

蜂の巣の子供たちのネタバレあらすじ

映画『蜂の巣の子供たち』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

蜂の巣の子供たちのあらすじ【起】

復員してきた島村修作。しかし彼には、帰る家も尋ねる親族もいない。汽車に乗っていく他の人達を横目に、島村はホームに立っている。

駅を降りると、そこには浮浪児達がたくさんいた。食べ物をせがむ浮浪児達に、少しの食べ物を渡す島村。行くところがないと言う島村に浮浪児達は、僕達の先輩だねと言う。

引き揚げ者の夏木弓子という女が、浮浪児達に混じってそこにいた。彼女もまた、どこにも行く宛てがないのだ。

浮浪児達は、図星の政というあだ名の男の指示でひったくりなどを働いていた。浮浪児達は、もし仕事がないなら政を紹介してやると島村に言う。

後日、再び島村は浮浪児達に会う。浮浪児達は、政と共にトラックに乗っていた。島村をトラックに乗せた浮浪児達。復員者は無料なのに、なぜ汽車に乗らないのかと島村に尋ねる浮浪児達。何か良い場所に当たるかもしれないから歩いているのだと、島村は答える。島村と浮浪児達は、身の上話を始める。浮浪児達は、四国に渡ろうと思っていると語る。

蜂の巣の子供たちのあらすじ【承】

材木の積み込みを手伝う代わりに、トラックに乗せてもらっていた政。しかし、政は浮浪児達と一緒に逃げてしまう。結局、島村一人が材木の積み込みを手伝うことになる。そこに、普公と義坊という浮浪児が戻ってきて島村を手伝う。島村は手伝った代わりに、サツマイモをもらう。闇市の方がもっと儲かると言い出す普公達がサツマイモを食べると、その美味しさに驚く。働いて貰ったものだから美味しいのだと、島村は彼らに言って聞かせる。

道を歩いていると、突然義坊が海の方へ駆け出して行く。そして、海に向かってお母さんと叫び出す。義坊の母は海で死んだため、海を見るとお母さんがそこにいるような気がして叫び出してしまうのだ。

政の寝ている所まで辿り着いた島村達。いつのまにか、浮浪児達は島村に付き添うようになっていた。働いて生計を立てようとする島村を見て、浮浪児達も働きたいと言い出す。そして彼らは、政から離れて島村について行くことに決める。

蜂の巣の子供たちのあらすじ【転】

定職を探しながら浮浪する島村と、それについて行く浮浪児達。ある日、普公が弓子を見つける。弓子を連れて、普公が島村達のもとへと戻ってくる。弓子は親族を訪れるため、船に乗って島へと行ってしまう。そして、義坊もその船にこっそりと乗り込んで一緒に行ってしまう。

他の浮浪児達に、義坊のようにどこへ行っても良いのだと言う島村。しかし、浮浪児達は働きたいと言って島村についていく。

塩田で働き始めた島村達。しかし、何人かの浮浪児達が退屈で逃げ出してしまう。普公は、みんなこのままだと捕まってしまうから、探しに行こうと言い出す。島村は、逃げ出した浮浪児達を探しに向かう。

浮浪児達がいたのは、町にある学校だった。彼らは、かつての学生時代を思い出していた。

浮浪を続ける一同。途中で見つけた野球少年達を見て、一緒に野球をしたいと思った浮浪児達は彼らのもとへと駆けていく。しかし、野球少年達は逃げて行ってしまう。負けるのが怖かったのだと言う浮浪児達。島村は、そうではなくて君たちが気持ち悪く思われたのだと説明する。そして、真面目に働かなくてはいけないと浮浪児達に説く。

蜂の巣の子供たちのあらすじ【結】

広島に着いた一同。そこへ、義坊が姿を現す。そこには弓子もいた。弓子は、探していた人が見つからなかったのだと言う。

東京へ向かうという弓子と別れた一同。義坊は、人一倍弓子との別れを悲しんだ。弓子も、辛い思いをしながら義坊と別れることを決意する。

義坊が病気になってしまう。海が見たいと言う義坊。仲間が、海の見える丘まで連れて行こうとする。しかし、途中で力尽きて死んでしまう。

島村達は深く悲しむ。義坊は、弓子への手紙を残していた。海の見える丘にお墓を建てた島村達。普公は義坊に、今までの後悔を懺悔する。島村は、弓子に手紙を届けることを約束する。

港町で、浮浪児達は弓子と政を発見する。政は、女達に娼婦をさせてお金を稼いでいた。弓子は、そこで働く娼婦になっていたのだ。島村達を見つけて逃げ出す弓子。追いついた島村は、義坊の手紙を渡す。弓子はその場で泣き崩れる。

再び歩み始めた島村達。そこには、弓子の姿もあった。そして彼らは、彼らを受け入れてくれる場所を見つけるのだった。