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映画『はじまりのみち』あらすじとネタバレ感想

映画『はじまりのみち』の概要:2013年公開の日本映画。映画監督・木下恵介100年プロジェクトとして製作された作品の1つであり、アニメ監督の原恵一が初実写映画を撮影したことでも話題である。

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映画『はじまりのみち』 作品情報

はじまりのみち

  • 製作年:2013年
  • 上映時間:96分
  • ジャンル:ヒューマンドラマ
  • 監督:原恵一
  • キャスト:加瀬亮、田中裕子、ユースケ・サンタマリア、濱田岳 etc

映画『はじまりのみち』 評価

  • 点数:80点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★☆☆

映画『はじまりのみち』 あらすじ(ストーリー解説)

映画『はじまりのみち』のあらすじを紹介します。

映画監督である木下恵介(加瀬亮)。
戦時中という厳しい時代のせいもあり「陸軍」という作品が戦意を喪失させてしまうのではと軍部に睨まれてしまう。
不本意な中傷に映画製作会社松竹に反発し実家に帰ってしまった恵介。

しかし戦況が悪化。
病で寝たきりの母親たま(田中裕子)を兄の敏三(ユースケ・サンタマリア)と安全な場所に疎開させることにした。
静かに運ばないといけないためリアカーで運ぶことにした2人は、便利屋(濱田岳)と3人で山を越え始める。

その旅の途中で様々な人々や風景に触れ、色々な感情が生まれる恵介。
やはり映画人生しかないと思う彼は、反戦をテーマにした映画を作りたいと思うようになっていく。

そして疎開先に到着した際、便利屋に「陸軍」を鑑賞し涙したことを伝えられる。
兄・敏三にも母・たまにも「ここにいるべきではない、映画人生を送るべきである」と言われた恵介は再び映画監督として歩んでいく決意を固める。
このことがきっかけとなり、木下恵介監督は後世に残る様な名作を次々に生み出していくのであった。

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映画『はじまりのみち』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『はじまりのみち』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

全てのシーンが重要である日本的優秀作品

ただ家族と便利屋の4人が戦時中にリアカーで疎開する、それだけの話が延々続くという作品なのに何故か飽きずに感動できる不思議な映画である。
それには日本らしい感情や、風景や、人情が適切かつ感動的に描かれており、日本の本来あった姿がある。

見ていなくても、その時代を生きていなくても感じることができる親切な手法がほどこされ、アニメ監督ならではの撮影の仕方が非常に心地よい。
全てのシーンに意味があり、無駄だと思わせる箇所も無い。
同じようなシーンが続く映画であるだけに、監督の力量に感心させられた。

木下恵介を知らなくても楽しむことができる

若い世代には馴染みのない木下監督作品であるが、本人や作品を知らなくても楽しめることができる作品となっている。
間に本物の作品が挟み込まれたりと、非常にわかりやすく製作されているからである。
戦時中の内容であるが無駄な爆撃シーンや悲惨なシーンを描くこともなく、好き嫌いがあまり出ないタイプの映画であるだろう。
全世代が2時間ドラマのような感覚でカジュアルに見ることができる日本映画である。

濱田岳が良い俳優であることを認めさせた作品

主役の加瀬亮はじめ田中裕子、ユースケ・サンタマリアと演技派の実力派をもってきた本作。キャストとして地味さは否めないが、全員の演技はリアルでありとても見ごたえあるものとなっているのではないだろうか。
中でも俳優濱田岳は最近注目されている俳優であるが、特に本作においては主役ではないのに非常に高評価を得ている。
演技力はもちろんであるが、シーンに登場しているだけで存在感を感じさせ記憶に残る俳優であることを実証している。
今後の活躍が期待される若手実力派の俳優の1人であるあると言えるであろう。

映画『はじまりのみち』 まとめ

木下恵介監督作品と言えば堅いイメージがあり、その人を題材にした映画となれば当然敷居が高くなることは容易に想像ができる。
だからこそ原監督がメガホンをとることになったのか、この監督のおかげで随分と身近に感じられハードルが低くなったことは事実である。

アニメ監督の初実写映画ということでどのような作風に仕上がるのが非常に興味深く鑑賞したが、小さい子供でも楽しむことができるようにわかりやすく感動的な作品を作り上げてきた人物だからこそできる手法や魅力が詰まっている。

日本映画の良いところをこのような見やすい映画で伝えてくれる監督がいると、これからもっと日本本来の映画の良さが世界に伝わり発展していくのでは。
見て良かったと思うことができる良質な映画であり、心がじんわりと温かくなる優しい映画である。

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