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映画『ヒート』あらすじ&ネタバレ感想

凄腕強盗団と敏腕刑事の壮絶な駆け引きを描くハードボイルドアクション。監督マイケル・マンのシナリオもさることながら、何と言ってもダブル主演のアル・パチーノとロバート・デ・ニーロ!二大ハリウッドスターの一番脂が乗っている時期の共演が最大の見物である。

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映画『ヒート』 作品情報

  • 製作年:1995年
  • 上映時間:171分
  • ジャンル:アクション
  • 監督:マイケル・マン
  • キャスト:アル・パチーノ、ロバート・デ・ニーロ、バル・キルマー、トム・サイズモア、ダイアン・ベノーラ etc…

映画『ヒート』 評価

  • 点数:95点/100点
  • オススメ度:★★★★★
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★★

映画『ヒート』 あらすじ(ストーリー解説)

映画『ヒート』のあらすじを紹介します。

物語はニール・マッコーリー(ロバート・デ・ニーロ)の窃盗団が現金輸送車を襲うシーンから始まる。目的は陰で裏金を操るヴァン・ザントの無記名債券。強奪には成功するのだが、新入りのウェイングローが警備員を理不尽にも射殺し、それを目撃した輸送車の乗員全てを一味はやむなく射殺してしまう。無益な殺人を犯すきっかけを作ったウェイングローは、ニールにより始末されかかったところを逃走し姿をくらます。

その後、ヴァン・ザントから奪った債権を本人に買い戻させる交渉にこぎ着けたニールは、取引現場で裏切ったヴァン・ザントの放った殺し屋に狙われるが返り討ちにし、そこから逆にヴァン・ザントの命を狙うことになる。

事件の中で捜査を続けていたヴィンセント・ハナ警部(アル・パチーノ)は、ニール一味の動きを探り次の犯罪を阻止するべく、あらゆる手段で阻止しようとするが、明晰な頭脳と異常なほどに鋭い勘を持つニールの手腕に手をこまねいていた。そしてヴィンセント警部は大胆にもニールの車を尾行し、犯行の阻止を目論み直接本人と駆け引きをする手段に出るが、話し合いも空しく一味は銀行襲撃事件を決行し、ロスの大通りでニールたちと警官隊との壮絶な銃撃戦が始まる。

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映画『ヒート』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『ヒート』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

ドラマの底で共通する二人の生き様

悪と正義という不変的テーマの中で、どこか共通している男の生き様が根底に流れドラマの中に言いようのない緊張感を漂わせている。上映当時は10分以上にも及ぶ市街地での銃撃戦シーンが大きな話題になったが、全編を通してアクションシーンは二人の駆け引きを盛り上げるための添え物的な場面であり、犯行前にカフェで静かに語らうヴィンセントとニールとの囁くような駆け引きが最大の見物ではないだろうか。大概の場合、犯人と刑事の会話は取調室で行われアクションシーンへの導入部になるのがお約束だが、ここでは証拠をつかませない犯人とそれを追う刑事とのやりとりが中心となり、周辺で起こるアクションが大げさな爆破などで誇張するのではなく、綿密で用意周到な犯行手口で表現し、ロバート・デ・ニーロを単なる悪人役として扱っていない。対極的に描かれる刑事役として正義のヒーローであるべきアル・パチーノは、荒れた私生活で苦悩を抱えながら闘う人物としての切迫感が痛々しく描かれ、沈着冷静な悪人と刹那的な警部の拠り所のないエネルギーが、青い炎のように静かに「HEAT」しながらせめぎ合いを見せる。

ラスト・シーンはいらない。

つまりは、ラストシーンがこうなっていたらこの映画は「作品」として完成されていたんだろうなぁ。。と映画好きなら思ってしまう結末であろうか。正直、最後のシーンなどどうでもいいというのが自分なりの感想である。同じギャング映画でも「明日に向かって撃て」は、あのラストシーンがあるがゆえに名作になり得たのかもしれないが、最大の見せ場をストーリーの真ん中に持ってきたこの作品は読了感が悪い小説のような感じがする。その反面、共演した二人の役者の魅力をこれまでに引き出した映画は希であるという観点から十分に相殺できる。正義が悪を倒しスカッとする気分に浸れる映画では決してないのだ。

映画『ヒート』 まとめ

ゴッドファーザーPARTⅢから5年が経ち、スクリーン上で二人の共演が観られるというところでも話題になった映画だが、ゴッドファーザーでは事実上の共演はなかった。同じ画面でロバート・デ・ニーロとアル・パチーノの共演が観られるというだけでこの作品は素晴らしい。キャスティングから「マイケル・マン監督してやったり」という映画界の羨望も見えてくるが、プロデューサーのアーノン・ミルチャンという超大物の存在も併せ出来上がったものだろう。過去に高倉健が主演したヤクザ映画を見終えた観客が、健さんになりきった状態で映画館から出てくるという逸話があるが、正しくそんなイメージのハードボイルド映画である。

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