映画『塀の中の懲りない面々』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「塀の中の懲りない面々」のネタバレあらすじ結末

塀の中の懲りない面々の概要:銃刀法違反で捕まった男のいる刑務所には、偽医者や革命家、国公立の場所にしか入らない窃盗犯やシャブで捕まった男など、様々人間達が入っていた。刑務所を舞台に、彼らの懲りない日常を描いた作品。

塀の中の懲りない面々の作品情報

塀の中の懲りない面々

製作年:1987年
上映時間:91分
ジャンル:ヒューマンドラマ
監督:森崎東
キャスト:藤竜也、植木等、山城新伍、小柳ルミ子 etc

塀の中の懲りない面々の登場人物(キャスト)

安倍直也(藤竜也)
恐喝罪、銃刀法違反で刑務所に入った囚人。囚人達の中ではリーダー的存在。愛する元妻のことを思い続けている。家族とは絶縁しているが、母親だけは直也に優しく接してくれている。
西畑(植木等)
囚人。前科15犯の偽医者。囚人や看守の診察をしている。囚人の中では年齢は上で、父親的存在。元妻への伝言を頼まれるほど、直也とは非常に仲が良い。
城山勉(柳葉敏郎)
囚人。脱獄に備えて、体を鍛えている。囚人達の中でも若造。革命家であり、同志が人質を取って城山の釈放を要求する。海外で革命家として運動をする。眼鏡をかけた、生真面目な男。
風見待子(小柳ルミ子)
直也の元妻。刑務所に入った直也と手紙のやり取りを続け、直也の帰りを待ち続けている。クラブを営んでいる。派手ないでたちだが、一途な女。
上洲河童(ケーシー高峰)
直也の独房の隣に収容されているオカマ。恋をした大学生に逃げられ、恐喝をして捕まる。中学生男子のグラビアを手に入れ、すぐに辛い過去を忘れる。
小山忠造(花澤徳衛)
国公立の場所でしか窃盗をしない窃盗犯。囚人達の中では、一番の年長者。小さい時から知っている近所の娘を、実の娘のように可愛がっている。病気になってしまい、医療刑務所への移動を命じられる。本当は仲間達と刑務所に残りたいと思っている。
飯田三郎(森山潤久)
シャブで捕まる。ふくよかで、みんなに可愛がられるような性格の男。
鉄っつぁん(江戸家猫八)
看守。とても緩く、囚人達と平気で談笑をしたりする。腰が悪く、西畑によく診てもらっている。

塀の中の懲りない面々のネタバレあらすじ

映画『塀の中の懲りない面々』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

塀の中の懲りない面々のあらすじ【起】

刑務所の中にいる囚人達が、看守の見張る中で入浴をしている。口笛を吹く囚人に対し、看守は厳しく律する。ここでは、口笛を少しでも吹くことすら許されていないのだ。しかし、囚人達は口笛くらいいいじゃないかと看守に喰ってかかる。中でも窃盗罪で捕まった安倍直也は、強い口調で看守に物申している。

ある日、囚人達が工場で木材切断の労働をしていた。新入りである飯田三郎はそこで、鼻に詰め物をしている。元医者である同じ囚人の西畑は、気をつけないと源吉にチクられてしまうぞと三郎に注意する。案の定源吉から看守にそれが伝わり、三郎は身体検査を受ける羽目になる。

直也は、塀の中の文豪として一目置かれていた。他の囚人達は、手紙を書くときはいつも直也に手伝ってもらっている。

刑務所の外。直也が服役前に離婚届を渡した恋女房の風見待子が営むクラブ「カサブランカ」で、直也の母が、待子宛ての直也からの手紙を読んでいる。もう一度復縁しないのかと尋ねる直也の母に待子は、もう男は懲り懲りだと答える。

塀の中の懲りない面々のあらすじ【承】

定年間近の看守である鉄っつぁんは、西畑に腰を診てもらっている。あまりに腰の硬い鉄っつぁんに西畑は、針でもあれば良いのだがと話す。

舎房と工場の間に、検身所と呼ばれる所持品の検査場がある。まんまと針を入手した直也と西畑は、難なく検身所を通過して舎房へと戻る。しかし、舎房の中の囚人が騒ぎ出し、針が見つかってしまう。そして、直也が独房へと入れられてしまう。

直也の独房の隣には、かつて小菅刑務所で一緒だったオカマの上洲河童がいた。河童は、大学生と仲良くしていたが、逃げられて恐喝してしまったのだ。しかし、中学生男子のグラビアを手に入れた河童は、もう何も未練はないのだと話す。

西森が大学で手術したことのある元患者が、刑務所の見学へとやってくる。彼は、それは弟だと嘘をつく。そのとき、囚人の小山忠造が倒れてしまう。小山は、国公立の場所でしか窃盗をしない男で、刑務所の長老でもある。西森は、医務官を呼んでほしいと看守に言う。看守は西森に、指示をするなと言う。起き上がった小山は、大丈夫だと西森に伝える。

塀の中の懲りない面々のあらすじ【転】

出所していた直也の囚人仲間が、再び刑務所へと戻ってくる。彼は、直也に教わった方法で詐欺を働いたが、失敗してしまったのだ。

冬になり、牢獄の中は厳しい寒さに襲われていた。少しの風も受けたくない三郎は、目を閉じながら本を読み始める。そして、自分の過去を話し出す。

三郎は、恋人とシャブをやっているときにガサ入れに入られる。三郎はとっさに、恋人の飼っていた犬の腹にシャブを隠す。見つけられない警察に恋人が暴言を吐くが、結局見つかってしまって刑務所にきてしまったのだ。

かつて同じ町内会に住んでいて、小さいときから娘のように小山が可愛がっていた娘が慰問にくることになる。これは、小山のために直也が頼み込んで実現したことだった。しかし、小山は重病だと判断されて医療刑務所への移動を命じられてしまう。

直也や三郎など、小山と同じ部屋の囚人達は小山を元気づけようとする。しかし、看守は厳しく彼らを律し、小山は医療刑務所へと運ばれていってしまう。小山と同じ部屋の囚人で、脱獄の日に備えて体を鍛えている城山は、このことがきっかけでより厳しく鍛え始める。

塀の中の懲りない面々のあらすじ【結】

春になり、西畑が出所する。直也は西畑に、待子に伝言を頼む。待子を愛しているが自信のない直也は、自分のことを待ってくれるかどうかを確認したかったのだ。

「カサブランカ」へとやってきた西畑。直也と手紙のやり取りをしていた待子は、すぐに西畑に気づく。西畑は待子に、直也が待っていて欲しいと言っていたと伝える。

刑務所内にヘリコプターが着陸する。それは、革命家でもある城山の同志達が城山を迎えるためによこしたヘリコプターだった。彼らは人質を取って、城山の解放を命じたのだ。城山は刑務所を出るとき、一緒に革命家として海外で活動しませんかと直也に声をかける。直也はそれを断る。

看守を殴ってしまった直也は、懲罰房に入れられる。そこへ、絶縁した直也の両親が面会に訪れる。家族の中で、唯一直也に優しくしていた母親は、そこでも冗談を言って直也を笑わせる。母親は、自分の生きているうちに出所してくれと言い残して面会所を去っていく。

面会終わり、口笛を吹く囚人達が直也の前を通る。その中には、西畑の姿あった。西畑は直也に、嬉しい知らせを届けたのだった。

この記事をシェアする