映画『ヘルボーイ』あらすじとネタバレ感想

ヘルボーイの概要:2004年に制作された、アメコミを原作としたギレルモ・デル・トロ監督の作品。世界を破滅に導く運命を背負った悪魔ヘルボーイが、愛する人や友人を救うために運命と向き合う姿を描いた。

ヘルボーイ あらすじ

ヘルボーイ
映画『ヘルボーイ』のあらすじを紹介します。

1944年。
追い詰められたナチス軍は黒魔術を使うようになった。
米軍に超常現象アドバイザーとして呼ばれたトレバー・ブルーム教授は、死んだはずのグリゴリ・ラスプーチンが“邪悪な7つの龍神オグドル・ヤハド”を召還する場面に遭遇する。
召喚を防いだ米軍とブルーム教授は、全身真っ赤な謎の生物を発見。
彼はヘルボーイと名付けられ、ブルーム教授の養子として育てられた。

60年後。
ブルーム教授は末期ガンの宣告をされる。
教授は、FBIに入局したばかりのジョン・マイヤースに希望を託すため、超常現象捜査防衛局に配属させた。
サイコメトリー能力を持つ半魚人エイブ・サピエン、人間と歳の取り方が違うために未だ20代の悪魔ヘルボーイといった、ユニークな仲間たちと魔物退治をする事になるマイヤース。

初仕事は博物館に封印されていた魔物“サマエル”退治だったが、それを復活させたのはラスプーチンだった。
サマエルに噛みつかれたヘルボーイの体から卵が見つかり、他にも卵が残っていると考えた教授たちは、ヘルボーイとエイブに捜索を任せる。
しかし、任務中にエイブが瀕死の重傷を負ってしまう。

その頃、局を出て精神病院に逃げていた、ヘルボーイの片思い相手でありパイロキネシス能力を持つ女性、エリザベス・シャーマンが局に戻ることになった。
リズとマイヤースの仲の良さに苛立つヘルボーイが2人を付けまわしている間、ブルーム教授がラスプーチンに襲われ殺害される。

やがて、ラスプーチンの墓に手がかりがあるとわかり、モスクワへ向かうヘルボーイ、リズ、そしてマイヤースたち捜査官。
そこでヘルボーイは、自分の宿命と向き合う事になる。

ヘルボーイ 評価

  • 点数:85点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★★
  • 演出:★★★★★
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2004年
  • 上映時間:132分
  • ジャンル:SF、ファンタジー
  • 監督:ギレルモ・デル・トロ
  • キャスト:ロン・パールマン、ジョン・ハート、セルマ・ブレア、ルパート・エヴァンス etc

ヘルボーイ ネタバレ批評

映画『ヘルボーイ』について、感想批評です。※ネタバレあり

外見も中身も濃いキャラクター、ヘルボーイ

60年前にナチスに雇われていたラスプーチンによって、世界を滅ぼすために召喚されたものの、善人のブルーム教授に拾われて大切に育てられた悪魔ヘルボーイの姿がユニーク。
テレビとキャンディーが大好物、キレイとは言い難い部屋には山積みのテレビとたくさんの猫。
大きな右手と切りそろえている頭の2本の角に、日本人としては嬉しくなってしまう、ちょんまげヘアスタイル。

局の世話係と、植毛したことについて笑いあうなど変に親しみやすいキャラクター。
そして大好きなリズに対して告白できずにいるという、繊細な一面も持ち合わせている。

自分専用のサマリタン銃と聖水などが入った特殊な弾丸を持って魔物と戦おうとするのだが、射撃が下手なために、硬く大きな右手と腕力で暴れまわる結果になるのがまた面白い。
魔物に対して文句を言い続けたり、サマエルに向かって「カエル野郎」と言うシーンには笑ってしまう。

デル・トロ監督らしいマニアックな世界観とストーリー

新人FBI捜査官が奇妙な部署に配属されてトラブルに巻き込まれていく、というのはありがちなストーリー。
しかし、独特の世界感のラヴクラフトの小説クトゥルー神話や、ナチスのオカルト政策といった都市伝説要素まで加えている、なんでもありの設定は独特の魅力がある。

実在した歴史上の人物ラスプーチンが、第三帝国のオカルトアドバイザーとして、史実を超えて登場してくるのも面白い。

しかしブルーム教授が亡くなって落ち込んでいたはずのヘルボーイが、モスクワに到着したときには既に立ち直っているのは、いくら何でも早すぎだろう。
死人を動かしたり会話できる能力があるのを、なぜ誰も知らないのかというツッコミどころもある。

異界との扉を開けずに済んだが、扉を開こうとして角が伸びたヘルボーイが悪魔らしい姿で、それ以前のふざけた雰囲気との差には驚かされる。

ヘルボーイ 感想まとめ

「スーパーマン」をはじめとした数あるアメコミ原作の実写映画の中でも、人間の養子として育った人間臭い悪魔ヘルボーイが、まるでプロレスか何かのように暴れる姿が爽快感を与えてくれる作品。
監督のギレルモ・デル・トロが原作のファンで、2002年の映画「ブレイド2」を手掛けた際には、美術監督に「ヘルボーイ」の原作者マイク・ミニョーラを招待したという熱の入れよう。

ギレルモ・デル・トロ監督作品の常連で、どの作品でも被り物と特殊メイクに奇妙な動きが印象的なダグ・ジョーンズも、エイブ役で出演している。
ほとんど素顔がわからなくなっている主演のロン・パールマンは、ヘルボーイになるために4時間がかりのメイクを施している。

本作がカルト的人気を得て、続編「ヘルボーイ ゴールデン・アーミー」も制作された。

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