映画『陽だまりのグラウンド』あらすじネタバレ結末と感想

陽だまりのグラウンドの概要:僕は野球を教えた。子供たちは僕に人生を教えてくれた。ギャンブル依存症だった男が引き受けたのはシカゴの低所得者住宅の野球コーチ。全米2週連続興行収入No1に輝いた感動の映画。

陽だまりのグラウンド あらすじネタバレ

陽だまりのグラウンド
映画『陽だまりのグラウンド』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

陽だまりのグラウンド あらすじ【起・承】

コナー(キアヌ・リーヴス)は、スポーツギャンブル依存症で身を持ち崩していた。
地元シカゴブルスとミルウォーキーの試合の賭けにボロ負けした彼の借金総額は11000ドル。
腹いせにバーで大暴れしてしまい留置所にぶち込まれてしまう。

親友のディッキー(ジョン・ホークス)に保釈金を払ってもらい釈放されたもの、借金取りに執拗に追われる日々は続く。
今日暮らす金もないコナーは、恥をしのぎ幼馴染で保険会社に勤務するジミー(マイク・マックグローン)に借金を申し込み、
借金とりから当面逃れる事に。

そんなコナーを見かね、ジミーは週500ドルで少年野球チーム・キカンバスのコーチをしないかと話をもちかけた。
子供を相手にした事がなかったコナーだが、背に腹は変えられず引き受ける。

翌日からコナーのコーチ稼業が始まるが、仕事は思ったより困難だった。
低所得者住宅で暮らす子供たちにとって、悲惨な生活から抜け出せる野球は、かけがえのない楽しみだが、
一部の生徒たちは、宿題をしない為に、野球を学校から禁じられていた。

チームに生徒を復帰させてくれと教師のエリザベス(ダイアン・レイン)に頼みに行くコナーだが、コナーは、
反対にエリザベスに、勉強あっての野球であり躾なのだからと厳しく窘められる。

いよいよコナーがコーチになってから最初の試合がはじまり、結果は16対1で惨敗だったものの、
次の試合から連勝を重ねる事になる。

しかし常勝チーム・ブーワーズと対戦したときに、キカンバスに思わぬ横槍が入るのだった・・。

陽だまりのグラウンド あらすじ【転・結】

常勝チームのコーチ・マット(D.B.スウィーニー)が、ヘッドフォンステレオをつけたまま登板するマイルス(A・D・エリス・ジュニア)と、
と生年月日をごまかしていたジャマル(マイケル・B・ジョーダン)に難癖をつけてきた。

コナーはヤケになり、子供たちの前で、この試合を最後に辞めると言ってしまう。
彼はこの日に全ての借金をチャラに出来るほどの大金をブルスに賭けていて、勝ち負けに関係なく街を出て行くつもりだった。
意気消沈したキカンバスの面々はブーワーズに負けてしまう。

だが、その日の晩、コナーは12000ドルの賭けに勝った。
次の試合に勝てば、さらに稼げると思ったが、彼はそれをやめて子供たちの元に戻り、全員を車に乗せて、
プロの交流試合を見せに行く。

子供たちが喜ぶ姿を見て、自分が進む道が見えたコナーが迎えたのは地区大会決勝戦。
2-2の同点から最終回、キカンバスは控えの最年少・Gベイビー(ドウェイン・ウォレン)のヒットで勝利する。

しかしGベイビーは試合の後、銃撃戦に巻き込まれ、流れ弾に当たり幼い命を落としてしまう。
葬儀の時に、コーチを続けるべきか、悩むコナーだったが、エリザベスの支えもあり、コナーは、子供たちの為にコーチを続けていく事にするのだった。

陽だまりのグラウンド 評価

  • 点数:90点/100点
  • オススメ度:★★★★★
  • ストーリー:★★★★★
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★★★

作品概要

  • 公開日:2001年
  • 上映時間:106分
  • ジャンル:ヒューマンドラマ、青春、スポーツ
  • 監督:ブライアン・ロビンス
  • キャスト:キアヌ・リーヴス、ダイアン・レイン、ジョン・ホークス、D・B・スウィーニー etc

陽だまりのグラウンド 批評・レビュー

映画『陽だまりのグラウンド』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

原作者のダニエル・コイルとは

原作者のダニエル・コイルは、Good Morning America, ABC World Newsなどに出演した経験のあるスポーツライター。
野球というというよりも現在はツール・ド・フランス、ランス・アームストロングの取材で有名になった人物である。

キアヌが演じるコナーは、原作者が一番辛く、挫折を味わい、何もかもを見失った時であり、
スポーツへの関心を位置づけるための時期だったとも考えられるのではないだろうか。

父親不在の登場人物

監督のブライアン・ロビンスはポール・ウォーカーが出演したアメフト映画『バーシティ・ブルース』などで知られる監督。
彼は、キアヌがこの役を演じたいと言った時驚いたそうだが、実際に逢ってみてその理由が判ったという。

この映画は主人公もキカンバスの少年たちも、父親不在という空虚感にさいなまれつつ片意地をはって生きている共通点がある。
それは演じるキアヌ自身もそうだったらしい。

キアヌの出演作は、演技が巧いか、と言われるとそうではない。
日本では顔立ちの端正さと、押し付けがましくない所が人気があるが、近年でも『ジョン・ウィック』の様なミスキャストな映画が、まだある。

この映画では『マトリックス』の撮影中とあり、体型も引き締まっている上、本人自身に近く、人生に感銘を受ける役という役どころもあり、
キアヌ本人らしい、いい演技がみれたのではと思う。

映画に真実味を出す工夫

映画の撮影は、実際にシカゴの再開発地区で行なわれた。
住民も大勢の地元の人々がエキストラとして参加し、キカンバスのメンバーも600人近い少年の中から
オーディションで採用したという。

実際に選ばれた面々の半分はシカゴ在住である事から、映画に真実味が出ているといえる。

陽だまりのグラウンド 感想まとめ

映画の原作本で、語られる言葉に、この様な言葉がある。
『カブリニでは銃撃戦が天気の様に語られる』、カブリニとは劇中に出て来るシカゴの低所得者住宅の事だ。

明日は銃撃戦があるから、早めに帰ってきなさい、銃撃戦があるから買物は午前中にする。
そんな話がお天気を語るかの様に語られるのが、この映画の世界。

なのに子供たちは無邪気に野球が好きだといい、コナーが連れて行った球場でサミー・ソーサーを目の当たりにし、目を輝かせる。

原作者は、おそらく子供たちの様に目を輝かせてスポーツ選手を、もう一度追いたいという気持ちから、ノンフィクション作家になったのだろう。
その始まりを体験できる映画だと思う。

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