映画『この広い空のどこかに』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「この広い空のどこかに」のネタバレあらすじ結末

この広い空のどこかにの概要:川崎にある森田屋という酒屋。戦後の不景気が影を落とし、そこに住む家族はそれぞれに悩みを抱えていた。家族、夫婦、友情。ありとあらゆる愛に満ちた感動作。失ってしまった日本の姿がここにある。

この広い空のどこかにの作品概要

この広い空のどこかに

公開日:1954年
上映時間:111分
ジャンル:ヒューマンドラマ
監督:小林正樹
キャスト:佐田啓二、久我美子、石浜朗、大木実 etc

この広い空のどこかにの登場人物(キャスト)

森田良一(佐田啓二)
実家で酒屋を営む男。ひろ子を嫁にもらい、幸せに暮らしている。誠実な男で、ひろ子のことを深く愛している。ひろ子と姑があまり上手くいっていないことを心配している。誠実な男。
森田ひろ子(久我美子)
森田家に嫁いだ女。のんびりとした性格で、良一のことを深く愛している。森田家の家族とは中々上手くいかず、悩んでいる。近所からは、美人妻と噂されている。
森田泰子(高峰秀子)
良一の妹。戦争で足を悪くし、婚期を逃してしまう。それが原因で、陰湿な性格になってしまう。ひろ子にも厳しく接する。森田屋の使用人として昔働いていた俊どんの愛を受け入れる。
森田登(石浜朗)
良一の弟。明るく、陽気な性格。ひろ子とは仲が良い。将来に対して明るい夢を見ている。その性格で、親友の信吉や泰子を励ます。
森田しげ(浦辺粂子)
良一の母。ひろ子に対して厳しく、あまり上手くいっていない。婚期を逃した泰子を心配している。
信吉(内田良平)
ひろ子の幼馴染。故郷で職を失い、東京で職探しを始める。東京にいたひろ子を訪ねる。結局、東京では職を見つけることができず、故郷へと帰ってしまう。ひろ子とは、とても仲が良い。
俊どん(大木実)
森田屋の旧使用人。泰子がずっと好きで、足が悪くなったあとも泰子のことを好きでいる。泰子も俊どんの愛を受け入れ、一緒に暮らすようになる。色眼鏡をかけない純粋な男。
三井(田浦正巳)
登の友人。貧乏で苦しむも、頑張って勉学に勤しんでいる。しかし、現実の生活には絶望を感じている。病気で、あまり元気のない青年。

この広い空のどこかにのネタバレあらすじ

映画『この広い空のどこかに』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

この広い空のどこかにのあらすじ【起】

神奈川県の川崎市に、森田屋という酒屋がある。主人は良一という名前の男で、ひろ子という名前の女が最近嫁いできてばかりだった。近所の人達は、ひろ子のことを美人な妻だと噂している。

良一の妹である泰子は、のんびりとした性格のひろ子に対して厳しい。ひろ子は、自分が嫁いでから泰子がお琴を弾かなくなったことを気にしていた。

泰子は、ひろ子の幸せそうな姿が嫌だった。戦争で足が不自由になり、元恋人との婚期を逸したこともあり、ひろ子は自暴自棄になっていたのだ。死んでしまいたかったというのが、彼女の口癖になっている。

良一の弟である登は、明るい性格で陽気な青年。家族の中では、ひろ子と一番気が合う間柄だった。

ひろ子の幼馴染の信吉という男が、職を探すために上京する。ひろ子は、家の前の道端で信吉の姿を見かける。信吉は、逃げるようにその場を去る。

泰子が寝込んでいる。かつての恋人が、他の女と幸せそうに歩いているのを見てしまったのだ。母も、泰子のことを同情している。

この広い空のどこかにのあらすじ【承】

良一と店番をしていたひろ子は、お酒をこぼしてしまう。ひろ子は良一に、姑のしげに見つからなくてよかったと言い出す。ひろ子はしげのことを恐れていた。良一は、いつまでもギスギスするのは良くないとひろ子に言う。

登が、友人の三井と歩いている。三井は苦学を続けていて、登とは違って現実に絶望している。丘の上に着いた登は、街を眺める。そして、この広い空の下のどこかで、誰か一人だけでも自分を愛してくれる人がいるはずだと三井に語る。

帰郷前に、信吉がひろ子の家を訪れる。二人は外へと出かける。その頃、泰子にお見合いの話が持ち上がる。それを受けようかと考えた泰子だったが、その相手は戦争で指をなくしてしまったのだとしげは言う。泰子は泣き出し、それを断って部屋に戻ってしまう。

信吉はひろ子に、地元で仕事をクビになったのだと言う。そして、二人は過去の話を始める。家に帰ったひろ子は、改めて自分の幸せに気づく。そして、良一を強く抱きしめる。

この広い空のどこかにのあらすじ【転】

登と三井が、神社で話をしている。登は、みるみる痩せていく三井を病気じゃないかと心配していた。故郷で少し休めと言う登に三井は、簡単に治るような病気じゃないと言う。

将来に不安を抱き、必死に勉学に勤しむ三井について登は良一に話す。みんな同じ状況だと言う良一に、父の店を継いだだけの良一にはわからないのだと言って登が怒る。

信吉が再びひろ子のもとを訪れる。信吉は、もう故郷へと帰ると言う。それを見ていた泰子は、疑いの目を向ける。登は気を使って、ひろ子達にお菓子を出す。裏で嫌味を言う泰子に、登は怒る。そして、喧嘩を始める。ひろ子はそれを聞いてしまい、信吉と外へ出ていってしまう。

良一が帰ってくる。ひろ子がいなくなったことに気づき、良一はひろ子を探しに向かう。信吉とひろ子を見つけた良一は、信吉に挨拶をする。信吉は汽車に乗って帰り、二人きりになった良一とひろ子。良一はひろ子への愛を語り、二人の絆は深まっていく。

この広い空のどこかにのあらすじ【結】

森田屋で使用人をしていた俊どんという男が、久々に森田屋を訪れる。俊どんが来たことを知った泰子は、逃げるように外へ駆けていく。

俊どんは、お土産を渡して帰ってしまう。俊どんは、泰子に対して昔から好意を持っていた。足を悪くした泰子に対しても、関係ないと言う程俊どんは泰子が好きだった。

泰子が、お琴を再開する。そして、泰子は俊どんのところへ行くことを決断する。良一と登はそれを喜ぶ。

登が荷物を持って泰子をホームまで送る。俊どんのもとへと辿り着いた泰子は、俊どんと一緒に山を登る。これで東京へ帰っても安心だと言う俊どんに、東京へはもう帰らないと言う泰子。ここには何もないし、もっと考えるべきだと言う俊どん。泰子は、もう俊どんと一緒に暮らす決心をしたのだと返す。

泰子から良一達に手紙が届く。そこには、俊どんと幸せに暮らしていると書かれている。山の暮らしが、泰子を癒したのだ。しげは心配し、良一と登は泰子の幸せに喜ぶ。

いつのまにか、ひろ子と家族の関係も良くなってきた。しげも、泰子のことを安心し始めていた。そして、登としげで泰子のもとを訪れることにする。

登と行き違いに、三井が森田屋を訪れる。三井は、田舎へと帰る決心をしたと伝言を残して去っていく。家で二人きりになった良一とひろ子は、自分達の幸せをしみじみと感じていた。

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