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映画『火天の城』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『火天の城』の概要:2009年公開の日本映画。織田信長から城の築城を命じられた宮大工の岡部が、様々な苦労を越え信念と人々の協力により成し遂げるまでを描いた感動巨編。

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映画『火天の城』の作品情報

火天の城

製作年:2009年
上映時間:139分
ジャンル:歴史、ヒューマンドラマ
監督:田中光敏
キャスト:西田敏行、福田沙紀、椎名桔平、大竹しのぶ etc

映画『火天の城』の登場人物(キャスト)

岡部又右衛門(西田敏行)
信長に命令され安土城の築城にとりかかる宮大工の棟梁。真面目で情に厚い男で、信長のために希望通りの城を造ろうと命を懸ける。
織田信長(椎名桔平)
戦国時代に天下統一を目指した武将。安土城を築城するために自ら構想を練った設計図で築城しようと考察する。
岡部田鶴(大竹しのぶ)
岡部の妻で良妻賢母。岡部を支え続ける。

映画『火天の城』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『火天の城』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『火天の城』のあらすじ【起】

今からおよそ500年前のこと。
織田信長は1575年の長篠の闘いで勝利し、天下統一へまっしぐらだった。
そんな中、信長は安土に城を築こうと考え出す。
安土は天然の要塞とも言うべき山の地で、それを信長は利用しようとしていたのである。
彼は自分の理想とする城の構想を伝えるため、自らの足で棟梁達の元を訪れ設計を願い出た。

信長の目に止まったのが岡部である。
必死に信長の思惑通りの城を造りたいと取り組むが、信長は元々自ら構想を練った五重の城という構想に加え、内部を吹き抜けにしてその最上部に自分が住みたいという希望を出してきた。

しかしその注文に岡部の顔はぱっとしない。
信長はその表情を見逃さず、では他に2名ほど設計させて良い人物のものを選ぶと言い出した。
その2人とは京都の金閣寺を造った宮大工と、奈良で有名な宮大工である。
信長は約束の日までに、それぞれ設計した城の模型を製作することを命令した。
こうして3人は男のプライドと出世のために、必死になって図案を考え始めるのだった。

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映画『火天の城』のあらすじ【承】

約束の日。
奈良と京都から選ばれた男達は、信長の言いつけ通り内部を吹き抜けにして設計した。
しかも京都の男は金箔を城の周囲に張るなど、手のこんだものである。
それに対し岡部の設計には内部吹き抜けが無かった。
激怒した信長は岡部に刀を抜き、つきつける。

しかし岡部は命に関わるのだと言い、設計されたそれぞれの模型に火を付けた。
すると他2人の城は燃え尽き、岡部の城は燃えなかった。
この一件で、自分の希望よりも命の安全性をとった岡部に任されることとなる。
こうして信長の城が構築され始めた。

岡部が考えた城の構想は、最初に信長が希望した五重の塔にさらに地下二階を加えた城だった。
この7階建ての城の完成には7年費やさねばと考えていた岡部に対し、信長は3年で完成させろと無茶な命令を出す。
岡部は必死だった。
妻の田鶴や娘の凛の助けもあり、城造りに没頭する日々を送った。

だがここで岡部は大きな問題にぶち当たることになる。
それは城を支える支柱に、大きくて長い丈夫な木が必要となったのだ。
岡部は木曽の檜が最適だと思いつき、自らの足で旅に出ることを決める。

映画『火天の城』のあらすじ【転】

旅をした先で木曽義昌の檜を気に入った岡部は、直接譲ってくれと頼み込んだ。
織田の書状がある岡部に義昌はその場で快諾するものの、きこりには彼を手ぶらで帰すように言う。
だが、きこりは未だ見たことの無い、7階建ての前代未聞の城を見てみたいと思うようになっていた。
適当にあしらわれるはずだった岡部だが、ついに樹齢4000年の御神木を見つける。
きこりも岡部の夢に共鳴し、この木を雨が降るときに譲ると約束をしてくれた。
岡部は彼を信用し、尾張に戻っていく。

だが大雨は一向に降らず、岡部の気ばかりが焦り始める。
部下の士気も下がり始め、岡部は不安に狩られていると妻の田鶴はニコニコしているではないか。
何がそんなに楽しいのだと怒りをぶつけた岡部に、田鶴は「笑顔の裏に涙もあるのです」と訴えた。
田鶴も田鶴で苦労をしていたのだとわかった岡部は、夫婦で苦労を共にしていることを実感する。

暫く大雨が続き、約束通りキコリからあの御神木が届けられた。
キコリは岡部の夢に託したのである。
主に内緒で御神木を送った罪によりキコリは打ち首にされた。
しかし義昌はキコリの首を手厚く葬ってやれと言い、彼の意思を尊重してくれたのだった。

映画『火天の城』の結末・ラスト(ネタバレ)

そんな時、岡部にキコリから手紙が届いた。
死を既に覚悟した内容であるが、岡部の夢の完成を楽しみにしているのだと書いてあった。
キコリの命がけの苦労も実り、ついにあの御神木が城の支柱となる日が来た。
だが城が出来上がってきたと同時に、岡部は不幸に見舞われる。
最愛の妻・田鶴が病に勝てず死んでしまったのだ。

他にも城の建設中、信長の命を狙う忍者軍団による爆破が起こってしまう。
この事件で多くの配下が命を落とした。
それでも前に進み城を完成させようとする岡部の努力のお陰で、遂に木組みが完成した。

しかし大嵐のせいで城がきしみだしてしまう。
このままではむき出した大黒柱が突き出し、城が崩壊してしまう。
そこに今まで関係した人間達が駆け寄り、大黒柱を削り何とか城を守ろうとした。
こうして大勢の協力と信念で城は守られたのだ。
皆の心は喜びで溢れている。

1581年、7月安土城完成。
暗闇の中、たくさんの蝋燭で城が照らされる。

映画『火天の城』の感想・評価・レビュー

戦国時代を大工の棟梁目線で切り取ったアイデアは面白いが、歴史ものとしてはその分中途半端になってしまった気もする。戦争が無い分、別の何かで戦国時代感を出せていれば印象は大きく変わっただろう。それでも後半までは目新しさも手伝って面白い。ただラストの危機に対してみんなで協力するという解決方法にはアイデアを感じないし、急激に陳腐な人情劇に落ちたのが残念。もう少し技とか合理的な解決方法を用意してほしかった。(男性 30代)


この作品を観た後に気になって原作を見たが、この映画は原作の大筋だけを切り取った別の作品と考えて観た方が良いと思った。中盤で少し飽きてしまうような展開だったが、城づくりというテーマだったので普段の自分の生活では関わることが出来ない分野で大変興味深く観ることが出来た。

俳優陣の方は皆素晴らしい演技だったが、織田信長を演じた椎名桔平は全く違和感もなく世界観に合っていたのでとてもよかったと思った。(女性 20代)

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