映画『ひつじ村の兄弟』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「ひつじ村の兄弟」のネタバレあらすじ結末

ひつじ村の兄弟の概要:もう何年も口をきかないまま、隣同士の敷地で放牧を行っている老兄弟。しかし、感染症により羊が殺処分されることになり、2人の関係は一変する。2016年にアイスランドで製作された。

ひつじ村の兄弟の作品概要

ひつじ村の兄弟

公開日:2015年
上映時間:93分
ジャンル:ヒューマンドラマ、コメディ
監督:グリームル・ハゥコーナルソン
キャスト:シグルヅル・シグルヨンソン、テオドール・ユーリウソン、シャーロッテ・ボーヴィング etc

ひつじ村の兄弟の登場人物(キャスト)

グズムンドゥル・ボダヴァルソン(シグルヅル・シグルヨンソン)
アイスランドの村で羊を育てている老兄弟の弟の方。周りからはグミーと呼ばれている。羊を何よりも愛し、慈しんで育てている。兄とは40年もの間口をきいていない。物静かで冷静。父から土地を全て譲り受けている。
クリスティン・ボダヴァルソン(テオドル・ユーリウソン)
アイスランドの村で羊を育てている老兄弟の兄の方。周りからはキディーと呼ばれている。弟同様羊をこよなく愛しているが、兄弟仲はすこぶる悪い。弟とは毎年の品評会で優勝を争っている。彼の羊が感染病にかかり、村全体の羊が殺処分となる。短気な性格。
カトリン(シャーロッテ・ポーヴィング)
獣医。品評会の審査も務めるなど、村の人々とは良好な関係を築いてきたが、クリスティンの羊が感染病にかかったことから羊の殺処分を決める。

ひつじ村の兄弟のネタバレあらすじ

映画『ひつじ村の兄弟』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

ひつじ村の兄弟のあらすじ【起】

アイスランドの山近くにある牧羊が盛んな村、バルダルダールル。ここに大変仲の悪い兄弟、クリスティンとグズムンドゥルが住んでいた。2人は父から譲り受けた敷地をフェンスで区切り、互いに口をきくことなく、羊を育てながら生活していた。ある日フェンスを確認していたグズムンドゥルは、思わずフェンスを乗り越える。兄の敷地に、羊が1頭弱って倒れていたのだ。グズムンドゥルは兄の家に羊を運び込み、無言で立ち去る。

羊の品評会で、グズムンドゥルは僅差でクリスティンに敗れ、2位となってしまう。悔しくなったグズムンドゥルは、クリスティンの羊を触って確認しようとするが、その羊が元気のない様子であることに気付く。グズムンドゥルは急いで自分の羊を引き離し、連れて帰った。

その夜、グズムンドゥルはクリスティンの納屋に忍び入り、羊の具合を細かく確認する。翌日グズムンドゥルは知り合いの羊飼いを訪ね、クリスティンの羊がスクレイピーという感染病の可能性があることを相談した。クリスティンと長年話していない自分に代わって、クリスティンに検査を勧めてもらうためだ。しかし、クリスティンはグズムンドゥルが病気をでっち上げたと怒り、グズムンドゥルの家に銃弾を撃ち込むのだった。翌朝、グズムンドゥルは窓ガラスの請求書をクリスティンの犬に持っていかせた。

ひつじ村の兄弟のあらすじ【承】

獣医のカトリンが、クリスティンの羊がスクレイピーにかかっていたことを知らせに来た。この病気は羊の脳と脊椎を蝕む感染症で、村では感染例が無かった。検査は近隣の飼育場にも及び、村の全ての羊を殺処分するという決定が下されてしまう。羊と共に生きてきた村の人々にとって、絶望的な決定だった。

家族同然の羊たちを殺さねばならないことに、グズムンドゥルは涙する。獣医達がクリスティンの家に着いたときには、グズムンドゥルは自分の所有する羊全てをすでに自らの手で銃殺していた。

援助金の話をしに、役所の人間がやってきた。クリスティンは役所の人間と話をすることも拒んでいるのだという。羊の世話に使われていた用具や干し草など、一切が焼却処分されることとなる。グズムンドゥルは干し草を袋に詰め、こっそり家に持ち帰った。クリスティンはグズムンドゥルの飼育場に押しかけ、全てグズムンドゥルのせいだと責め立てる。

実はグズムンドゥルは、数頭の羊を殺さずに匿っていた。羊の世話をしていると、ドアと叩く音がする。クリスティンが近くで倒れたため、若者が助けを求めていたのだ。グズムンドゥルはクリスティンを家に運び込む。若者は飼育場の消毒作業のため獣医当局からやってきた局員だった。グズムンドゥルは羊の存在を気づかれずに若者を帰した。

ひつじ村の兄弟のあらすじ【転】

村人の中には、牧羊をやめて村を去る決断をする者も出始めた。羊を殺されて以来クリスティンがひどく落ち込んでいることに、グズムンドゥルは気付いていた。また役人がグズムンドゥルの家を訪ねて来た。クリスティンだけが飼育場の消毒を拒んでいたためだ。更に役人は、クリスティンの住む土地もグズムンドゥル名義のものであることを指摘し、クリスティンを説得することはグズムンドゥルの責任だと主張した。グズムンドゥルはクリスティンへの手紙をしたため、犬に託す。しかし、クリスティンは余計に怒ってしまった。

翌朝、クリスティンが雪の上で倒れているのを見つけたグズムンドゥルは、ショベルカーで病院まで運んだ。帰宅したクリスティンは、グズムンドゥルが勝手に飼育場を片付けてしまったのに怒り家にやってくるが、グズムンドゥルが地下室に羊を匿っていることを知ってしまう。クリスティンに知られたとわかり、グズムンドゥルは羊たちの前で銃を構えて待ち受けるが、クリスティンは怒鳴り込んではこなかった。この村の血統種を残すことへの希望を芽生えさせていたのだ。

ひつじ村の兄弟のあらすじ【結】

獣医当局の局員が、トイレを借りようとグズムンドゥルの家を訪ねて来た。しかし、羊が声を出してしまい、羊が生きていることを知られてしまう。グズムンドゥルは急いで羊を家から追い出す。グズムンドゥルの見張りに局員を1人残し、カトリンら捜索隊が羊を探しに出た。しかし、ふと外を見ると、羊達は勝手に家の前に戻ってきてしまっていた。見張り番が慌てて外に出るが、クリスティンが現れ彼を殴り倒してしまった。クリスティンとグズムンドゥルは羊達を、火山近くの山に連れて行くことにする。

クリスティンとグズムンドゥルは羊を追いたてながら雪山に分け入ったが、猛烈な吹雪の中車が故障、羊を見失ってしまう。羊達を呼びながら探すグズムンドゥルだったが、寒さに意識を失ってしまう。クリスティンは弟を救うため、雪に穴を掘り始めた。風雪をしのぐため穴にグズムンドゥルを入れ、クリスティンは自分の体温でグズムンドゥルを温めようとする。クリスティンは裸で凍えそうになりながら、グズムンドゥルを抱きしめ続けるのだった。

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