『ホビット 思いがけない冒険』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

2012年のアメリカ・ニュージーランドの映画。ドワーフたちが故郷のエレボールを取り戻すための旅にビルボが同行する。監督はピーター・ジャクソン、出演はイアン・マッケラン。

あらすじ

ホビット 思いがけない冒険』のあらすじを紹介します。

遥かな昔、東の方に今では考えられないほど栄えた国があった。その谷間の国デイルは平和と繁栄に満ちていた。その人間の国デイルの前にそびえるのは“はなれ山”エレボール、そこはスロール王が統治するドワーフの王国だった。エレボールは宝石や金で財をなし栄華を極めていた、そしてついに山の精髄といわれる“アーケン石”を発見、それはスロール王が統治することを天から決められたことだと証明するものだとして王家の宝となった。

だが富や栄華は心を変える、王は黄金の虜になり心を蝕んでいった。そしてそれは災いを招き寄せてしまった、最初は北から来る嵐の風だと思われていた。だがそれは恐ろしいドラゴンだった、火竜スマウグはまず人間の国デイルを焼き払いエレボールに攻め込んだ。スマウグの目的はただひとつ、王の膨大な黄金だった。竜はうばった宝を死ぬまで守りぬく、その力を恐れたエルフの王スランドゥイルはドワーフを助けることなく兵を撤退させてしまう。それを悔しそうに睨みつける一人のドワーフ、名前はトーリン・オーケンシールド。スロールの孫にして王子の彼はさらなる悲劇に襲われる。エレボールを追われた彼らはモリアに逃れるがそこはオークに襲われ占拠されていた。穢れの王アゾグによってスロール王は首をはねられてしまう、そのためトーリンは樫の木を盾にしてアゾグの腕を切りこれを退けた。戦いには勝ったもののトーリンの父親はスロール王が殺されたことで正気を失い姿をくらまし味方もほとんど失ってしまった。

111歳のビルボは誕生日の日にフロドに向けて本を書いていた。それはその日から60年前にビルボが体験した冒険を書いたものだった。陽のポカポカあたる気持ちのいい日ビルボはパイプをくゆらせていた、そこへガンダルフがやってきた。“冒険の仲間を探している”そこから彼の冒険が始まる。

評価

  • 点数:85点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★★
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2012年12月14日
  • 上映時間:170分
  • ジャンル:ファンタジー
  • 監督:ピーター・ジャクソン
  • キャスト:イアン・マッケラン、マーティン・フリーマン、リチャード・アーミテージ、ジェームズ・ネスビット、ケン・ストット etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

『ホビット 思いがけない冒険』のついて、考察・解説します。※ネタバレあり

ビルボの勇気

ビルボはガンダルフの強引な勧めで旅の仲間に加わりました。ビルボがドワーフではないことと戦士でもない普通のホビットが戦えるわけがない、それより足手まといになる事の方が多いとトーリンは同行する事に反対していたのですが、ガンダルフの説得によりしぶしぶ許します。

当のビルボもあまり乗り気ではなく、岩場の巨人の戦いに巻き込まれた時は心底怖くなってしまって皆が寝ている間に一人故郷に帰ろうとします。その後ドワーフ達はゴブリンに捕まってしまい自由なのは自分だけ、そしてゴブリンの穴の底で暗闇の中はいずるように生きているゴラムに出会います。ゴラムはゴブリンを捕まえている間に指輪を落としてしまいそれをビルボは何気なく拾ってポケットにしまうのです。その行為がのちに中つ国全土を巻き込んで戦う事なる“一つの指輪”だとは思いもよりません。

ゴブリン達からようやく逃げ出した一行に間髪いれずにオークたちが迫ります。懸命に逃げますが崖に追い詰められ絶体絶命、トーリンは再び穢れの王アゾグと対峙する事を決意します。しかしアゾグが乗る銀の魔狼にあっさりと倒され首を切り落とされそうになります。そこへ助けに入ったのが思いがけない人物でした。それはトーリンが信頼できないと最後まで拒んでいたホビットのビルボ・バギンズだったのです。

トーリンは頑固なのが彼の弱点なのですが、この時ばかりは私が間違っていた許してくれとビルボを抱きしめます。

まとめ

冒険なんてごめんだと頑なに同行を拒んでいた彼が自分は故郷に戻りたい、だけど君達は故郷を奪われてしまったからそれを取り戻す助けがしたいんだとドワーフ達に力強く話すビルボに心打たれたドワーフ達の顔がとても印象的です。

「ロード・オブ・ザ・リング」でドワーフのギムリがエルフに対して敵視または冷淡なのはエレボールの一件のためだったのかと納得しました。ガンダルフはエルフの力をどうしても借りなければ進めないと再三忠告しますがトーリンは聞き入れません。目の前で自分達が苦しんでいるのにそれを見捨てて兵を引いたエルフの王スランドゥイルへの憎しみはどれほどだったでしょう。

ラストで黄金の中で眠るドラゴンが目を覚ましますが、これからどうなるのか楽しみです。

Amazon 映画『ホビット 思いがけない冒険』の商品を見てみる

関連作品