映画『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』あらすじ・ネタバレ結末と感想

マリーゴールド・ホテルで会いましょうの概要:インドを舞台にした老いた男女7人の第2の人生を描いたコメディ。出演はジュディ・デンチ、ビル・ナイ。高級ホテルだと思い来たが、実は古いホテルだった!ジョン・マンデン監督の2011年製作映画。

マリーゴールド・ホテルで会いましょう あらすじ

マリーゴールド・ホテルで会いましょう
映画『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』のあらすじを紹介します。

第2の人生をインドの「マリーゴールド・ホテル」で過ごそうとやってきた熟年の男女7人。豪華な、シニア向けホテルと聞いていたのに改装中で鳥ばっかり!若い支配人ソニー・カプー(デブ・パテル)は3カ月後には完成すると言うが。

男女7人を紹介しょう。イブリン(ジュディ・デンチ)は、夫を心臓発作で亡くし一人暮らし。ある日、無線LANの設定について電話で問合せをするが、なかなか要領を得ない。その後、夫の負債のために家を売ることに。1人息子と孫がいます。

グレアム(トム・ウィルキンソン)は、退職を機にインドへ戻り、初恋の相手マノージの行方を尋ねようと決めていた。ダクラス(ビル・ナイ)は、妻ジーンと共にインドへ。妻はインドでの生活に慣れることはなく、次第に2人の気持ちはすれ違ってゆく。

ミュリエル(マギー・スミス)は、へんくつな性格の元メイド。足の手術が必要だが、看護師がかまってくれないことに不満があった。しかし、インドで人々に触れあううちに考え方が変わってゆく。

この4人に、老いても精力満々なノーマンなど2人が加わり、インドでの異文化体験が始まるのだった。

滞在9日目、イブリンは、インドのコールセンターで教養アドバイザーとして働き始めます。コールセンターには、マリーゴールド・ホテルの支配人の恋人スナイナも働いていた。

こうして、それぞれがインドの生活になれてゆくなか、グレアムはついに、長年想うマノージと再会。彼には妻がいたが、グレアムの事をずっと思っていたと知るのだった。

マリーゴールド・ホテルで会いましょう ネタバレ結末・ラスト

滞在45日目。グレアムが突然、心臓病で急死。彼の遺志により、遺体をウダイプールへ運びヒンドゥー式の葬儀で送った。悲しみの中、ダグラスは妻ジーンから娘のメールの内容を聞き、妻と共にロンドンへ戻ることを決めた。

ところが、落ち込むイブリンを慰めようとしたダグラスの行動を妻は誤解してしまう。マリーゴールド・ホテルに何かと口を出す、ソニーの母親。その為、ホテルが経営不振ということで閉鎖の危機になってしまう。

一体、どうする?若き支配人サニーと恋人スナイナの結婚は?ミュリエルの行動により、ホテルの経営状態は上向きであることが判明。なんとかマリーゴールド・ホテルを存続できそうだ。

滞在51日目。空港へ向かう、ダグラスと妻ジーン。だが、渋滞の為に一向に進まない。妻は1人でロンドンに戻ると言い出し、ダグラスは妻と別れてインドに残ることを決めた。

マリーゴールド・ホテルで会いましょう 評価

  • 点数:70点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2011年
  • 上映時間:124分
  • ジャンル:コメディ、ヒューマンドラマ、青春
  • 監督:ジョン・マッデン
  • キャスト:ジュディ・デンチ、ビル・ナイ、ペネロープ・ウィルトン、デヴ・パテル etc

マリーゴールド・ホテルで会いましょう 批評・レビュー

映画『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

熟年世代へエール!インドで異文化体験を楽しもう

インドを舞台にした映画はたくさんあるけれど、熟年世代が主人公の物語というのは少ないのではないだろうか。これからもっと増えていくだろうと期待するが、熟年世代のパワーを感じられる作品です!

しかし、いくら元気がいいといっても体の衰えは確実にやってくるもの。そんな悩みを抱えながらも気にせず、幾つになっても女性を求めるのはすごい。もしかしたら、インドという土地が人を素直にさせる場所なのかも。

全てが極彩色で、強烈に熱い国!ジュディ・デンチとビル・ナイが観たくて鑑賞したが、熟年世代のつまらない話だと思ったら大間違い!彼らはとても自由に多少の不便さもものともせず、適応してゆくのです!

熟年世代の海外移住が珍しくない背景や危険、可能性を感じさせてくれます。この映画の見どころは、彼らがインドでどう考え、行動したかという点。特に未亡人役を演じたジュディ・デンチが現地で働き始めるシーンに注目です。

またダグラス役のビル・ナイが、積極的に現地の文化を学び吸収しようとする姿と反して、妻の無気力さなどの対比が異文化体験の難しさも表しています。

イギリス人から見たインドの魅力

独特な文化を持つインド。何がイギリス人を惹きつけるのでしょうか?彼らの生活を覗くと、食事から日々の雑事まで全てイギリス式です。映画では、イギリス式のお茶”ビルターズ・ティー”と呼ばれる、クッキーに紅茶を浸して両方の味を楽しむ方法などが紹介されています。

加えて、まだイギリスの統治が続いているかの様な”教養アドバイザー”という仕事や元メイドのミュリエルがインド人のメイドへアドバイスするシーンなどがあります。イギリスよりの視点なので、ステレオタイプなインド観だと思いませんか?

リアルなインドを知りたいわけではないが、現地の人から見れば、”異国の客”でしかない彼らのおままごとの様に見えるのではないでしょうか。インド独自の宗教観にしても、生と死を超えたおおいなるものへの憧れで小さく儀式的に描かれているだけです。

もっと現地の人と触れ合い、その中で起きる事件や冒険が観たいと思います。

マリーゴールド・ホテルで会いましょう 感想まとめ

インドを訪れた人は、また行きたくなると言う。その人の人生観を大きく変える力とは、インドの魅力とは何なのか。第2の人生をインドで生きようと決めた男女7人の物語を楽しんでみたい。ジュディ・デンチやビル・ナイといった演技派俳優が、繊細かつコミカルに演じています。

下手をすると、起伏の少ない物語で終わるところを7人それぞれの視点と行動を描くことで、多様性を生んでいます。特にジュディ・デンチ演じる未亡人イブリンと、ビル・ナイ演じるダグラスの恋の行方が気になります。熟年世代のインドへの適応力にも驚かせられるが、幾つになっても異性への関心が衰えないのにはびっくり。

むしろ熟年世代の方が元気なのではないか。この映画の続編「マリーゴールド・ホテル 幸せへの第2章」が2016年3月4日に公開されます。おなじみの仲間たちが登場し、前作以上にパワフルな姿を魅せてくれるでしょう。新たな登場人物にリチャード・ギアが参戦!ぜひ家族でご覧下さい。

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