映画『放送禁止 劇場版 密着68日 復讐執行人』あらすじネタバレ結末と感想

放送禁止 劇場版 密着68日 復讐執行人の概要:2003年のエイプリルフールに第一話が放送された、カルト的人気を持つテレビ番組の劇場版1作目。2008年に公開された。テレビ版第6回「デスリミット」の続編であり、その裏側を描いた作品でもある。

放送禁止 劇場版 密着68日 復讐執行人 あらすじネタバレ

放送禁止 劇場版 密着68日 復讐執行人
映画『放送禁止 劇場版 密着68日 復讐執行人』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

放送禁止 劇場版 密着68日 復讐執行人 あらすじ【起・承】

取材中に起こった事件によってお蔵入りとなった取材テープだったが、関係者の了承を得て公開することとなった・・・

高校教師、高岡輝男の自殺の真相を追って、闇サイトと呼ばれる復讐代行サイト「シエロ」の管理人、七川ノラムの取材に向かった映像製作会社のディレクター。
彼は、白い仮面を付けた異様な風貌の七川ノラムに驚きを隠せなかった。

やがて密着取材は始まり、4日後。
No.1ホステスで結婚詐欺師の、メグへの復讐を撮影することとなる。
密着取材9日後、メグに騙されていたはずの男性や七川ノラムにより、メグの顔が切り刻まれるという復讐が執行された。

密着15日目、七川ノラムに呼び出されたディレクターは取材理由を問いただされる。
高岡の自殺の真相を尋ねると、彼自身と家族の命を人質に取られてしまい、復讐の協力を余儀なくされるディレクター。

そして密着25日後。
七川ノラムの指示メールにより、ディレクターは宗野真津(そうのまつ)のDV夫、宗野登津雄(そうのとつお)として生活する事を余儀なくされてしまう。
宗野夫婦の生活は監視カメラで撮影されており、全てはスクープ欲しさからやらせ、ねつ造を行う映像ジャーナリスト小茂田俊作への復讐のためだった。

放送禁止 劇場版 密着68日 復讐執行人 あらすじ【転・結】

12年前に起こった、いじめ被害者の神野留麻(かみのるま)と加害者の江口来実(えぐちくるみ)への独占取材から、注目を浴びた小茂田。
しかし被害者は焼身自殺、加害者も大火傷を負った。
そして小茂田への復讐依頼を受けた「シエロ」は、DVに耐えかねた真津が復讐代行サイトに夫の殺人を依頼、というシナリオを作った。
小茂田の目を見えなくするという復讐に加担させられたディレクターだったが、宗野真津を演じた女性に取材を依頼。
ノラムは復讐に取り憑かれていると語る女性は、小茂田の記事とサイトをよく見ればわかると言い、古いビデオテープを残していった。

密着65日目、七川ノラムにインタビューを申し込んだディレクターは、「シエロ」というサイト名からノラムの正体は「江口来実」だと指摘。
顔に大火傷を負い、行方不明になっていたいじめ加害者のリーダーだった。
しかし本当は医者の息子がリーダーで、江口来実は小茂田によってリーダーに仕立て上げられていた。

医療ミスを隠蔽する医師の深町和彦への復讐、死刑執行が始まる。
「シエロ」側の恋人と旅行に向かい、毒を飲まされた深町。
そしてディレクターはノラムを「最後のひとり」と言って刺し殺した。
息絶えたノラムの素顔を見たディレクターは衝撃を受ける。

その後のニュースで神野留麻の兄、神野光留と深町、そして身元不明の女性の死が報道された。

放送禁止 劇場版 密着68日 復讐執行人 評価

  • 点数:70点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★★
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2008年
  • 上映時間:96分
  • ジャンル:サスペンス、ミステリー、ホラー
  • 監督:長江俊和

放送禁止 劇場版 密着68日 復讐執行人 批評・レビュー

映画『放送禁止 劇場版 密着68日 復讐執行人』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

ドラマと合わせて見ないと意味がわからない作品

「事実を積み重ねることが、必ずしも真実に結びつくとは限らない」をテーマに、様々な事情によってお蔵入りになった取材テープを編集し直したという、ドキュメンタリー番組風POVホラーの劇場版1作目。
ドラマ版第6回「デスリミット」の続編であり裏側でもあるため、ドラマ版を見ていないと楽しめない作品。

ドラマ版「デスリミット」は、夫の宗野登津雄(そうのとつお)のDVに耐え切れなくなった妻、宗野真津(そうのまつ)が復讐サイトに夫殺害を依頼、それを取材するジャーナリスト小茂田の残した映像視点。
宗野登津雄、宗野真津(並び替えると「うそのおつと」「うそのつま」)の正体だけでなく、ドラマとは別の視点からのストーリーを楽しめるし、ドラマと映画を見ることですべての謎がわかる仕組みになっている。

凝りすぎた謎解きや設定

ドラマシリーズ、劇場版3作目まで製作されている中で、最も謎解きが難しい本作。
復讐サイト「シロエ」の文字をよく見ると「江口」になるのはすぐにわかるのだが、「七川ノラム」の文字を縦にして鏡に映すと「カミノルマ」になるというネタバラシ。
映像制作会社ディレクターの正体が、神野留麻の唯一の家族で兄の神野光留という真実も終盤で明らかになる。

それだけでなく、神野留麻と江口来実の靴下の色の違い、ネックレスを付けた七川ノラムと付けていない七川ノラムなどに注目すると、ネタバラシでは明らかにされていない部分まで、深読みできる。
しかし難しすぎて、ストーリーや設定の謎を読み解くだけで、疲れ切ってしまう作品でもある。

放送禁止 劇場版 密着68日 復讐執行人 感想まとめ

テレビ版全6作品、劇場版3作品が製作されている「放送禁止」シリーズ。
中でも最もわかりにくく難しい「真実」が隠されており、1回見ただけではよくわからない。

また、DV被害と復讐サイトをテーマにしたテレビ版6作目「デスリミット」の続編であり、別視点の作品でもあるので、テレビ版を見ていないと理解できないストーリー。
作品の中に隠された謎を見つけていくという、「放送禁止」シリーズファンなら楽しめる作品。

ドキュメンタリー風POV作品なので、有名な役者を起用していないが、出演者の演技力は確かなものがあって素晴らしい。

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