映画『風櫃(フンクイ)の少年』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「風櫃(フンクイ)の少年」のネタバレあらすじ結末

風櫃(フンクイ)の少年の概要:風櫃に住む青年は、退屈した生活に悶々としていた。友人の勧めで都会へと向かい、そこで生活を始める。仕事に恋愛と青年は青春を謳歌し始めるが、故郷の風櫃への思いが心の奥底に残っていた。

風櫃(フンクイ)の少年の作品概要

風櫃(フンクイ)の少年

公開日:1983年
上映時間:101分
ジャンル:青春
監督:ホウ・シャオシェン
キャスト:ニュー・チャンザイ、チャン・スー、チャオ・バンジュ、ツォ・チョンファ etc

風櫃(フンクイ)の少年の登場人物(キャスト)

阿清(鈕承澤)
風櫃に住む青年。悪童で、風櫃での生活を退屈に思って高雄へと移住する。そこで出会った小杏に恋をする。一度風櫃に戻るも、再び高雄へと戻って生活を始める。いつも退屈して、悶々とした生活を送っている。
黄綿和(陳博正)
阿清の住むアパートの住民。小杏の恋人で、教師をしている。工場から部品を盗んで売りさばいているが、逮捕される。小杏を置いて高雄を出て行く。自己中心的な性格。
小杏(林秀玲)
黄綿和の恋人。泥棒をする黄綿和のことを良く思っていない。同じアパートに引っ越してきた阿清と仲良くなるが、最後には一人で街を去って行く。いつも憂鬱そうにしている、謎めいた女。
美麗(張純芳)
高雄に住む女。弟と、阿清を含めた弟の友人達の住居と仕事先を提供する。気の強い性格。

風櫃(フンクイ)の少年のネタバレあらすじ

映画『風櫃(フンクイ)の少年』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

風櫃(フンクイ)の少年のあらすじ【起】

澎湖島の風櫃に、阿清という男が住んでいる。阿清は友人達とビリヤードをしたり、悪戯をして人を困らせたり、喧嘩をして日々を過ごしていた。

家に帰った阿清。家では父が椅子に座って外をぼんやりと眺めている。実は阿清の父は昔、野球の試合中におでこにボールをぶつけてしまって廃人のようになってしまっていたのだ。そのため父のおでこはへこんでいる。阿清はご飯を食べると、すぐにまた家を出て行く。

喧嘩をした後、家に帰った阿清。家では兄が背中を治療していた。牛に轢かれたと言う兄。ろくに手伝いもせずにほっつき歩く阿清に、母は嘆く。

阿清が対立するグループに襲われる。どうにか逃げ切った阿清だが、警察が取り調べのために家に行くからもう帰れないと仲間に言う。

家に帰れない阿清は、海辺で仲間達と共に時間を過ごす。大騒ぎをして警察に捕まり、結局家に帰ってきた阿清。兄にも迷惑をかけ、何をしているのだと母に怒られる。阿清は荷物をまとめ、再び家を出て行く。

風櫃(フンクイ)の少年のあらすじ【承】

仲間の一人に提案され、阿清は刺激と職を求めて高雄へと行く決意をする。高雄には、仲間の姉である美麗という名前の女が住んでいて、阿清達はそれを頼りにできると考えていた。

船で海を渡り、仲間達と高雄へと着いた阿清。美麗のもとを訪ねようとするが、都会の騒々しさに戸惑う。クスリの売人などに声をかけられながらも、美麗のもとに辿り着く。

美麗の計らいで、住居と仕事を得ることができた阿清達。アパートには美麗の友人である黄綿和とその恋人の小杏が住んでいる。小杏を見て、阿清達は色めき立つ。

阿清が工場での勤めを開始する。小杏が阿清達を買い物に誘う。阿清は小杏が気になり始めていた。買い物をし、おみくじをした後でご飯を食べる。阿清が小杏に出身を聞くと、小杏は答えにくそうにしてその場を立ち去ってしまう。

阿清が母親宛に手紙を書こうとしている。父との過去を思い出す阿清。そこへ仲間が友人を連れて阿清を訪れる。小杏に対する彼らの態度に、阿清は怒りをあらわにする。

風櫃(フンクイ)の少年のあらすじ【転】

黄綿和がお金を持って小杏のもとへ帰ってくる。黄綿和は阿清の働く工場から部品を盗み、売り払っていたのだ。小杏はそれを良く思っていなかったが、黄綿和は二人の結婚のためにお金が必要なのだと言う。

高雄の生活にも慣れてきた阿清達。道で売人の男に声をかけられ、勧められた映画を見に行くがそこには何もない。阿清達は騙されて、都会の怖さも知ることになる。

日本語の勉強をする阿清。そのとき、黄綿和のもとに警察がやってきて、小杏と共に連行される。その夜、小杏が家に帰ってくる。どうしたのかと聞く阿清。工場の部品を盗んで捕まってしまったのだと正直に答える小杏は泣きながら部屋へと戻って行く。

釈放された黄綿和と共に食事を摂る阿清達。黄綿和は船に乗って街を出て行くと言い出し、酒を浴びるように飲む。小杏はどこか不満そうな顔をしている。

酔いつぶれた黄綿和達が家に帰ってくる。泥酔しきった阿清達は歌を歌ったりして騒いでいる。黄綿和はベッドに倒れこみ、小杏の名前を呼び続ける。

風櫃(フンクイ)の少年のあらすじ【結】

黄綿和が高雄に小杏を置いて、船に乗って街を出て行ってしまう。その後、仲間と喧嘩した阿清のもとに手紙が届く。それは父の訃報を知らせる届けだった。

風櫃の実家へと帰ってきた阿清。阿清はどこかぼーっとしている。しきりに家族から、高雄へは戻らずに風櫃で生活をしろと言われる阿清はそれに腹を立てる。

小杏は黄綿和の実家を訪れる。そこには黄綿和の義姉がいた。家族は黄綿和の行方は知らないと言う。その帰り道、阿清が小杏を待ち伏せていた。

高雄へと戻った阿清と小杏。二人は恋人のようにデートをして楽しんでいた。そんな小杏に黄綿和から手紙が届く。そこには、すぐに帰ると書かれていた。それを聞いて、阿清は悲しい顔を見せる。

小杏は、黄綿和に会いたくないから台北へと行くと阿清に伝える。そして一人、台北へと旅立つ。

一人残された阿清は工場を辞め、仲間が始めたビデオの叩き売りに参加する。風櫃へ帰らないのかとしきりに仲間に尋ねる阿清。死んだような顔をしていたが、何かが吹っ切れたように店頭に立って声を出し始めるのだった。

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