映画『アイアムアヒーロー』あらすじネタバレ結末と感想

アイアムアヒーローの概要:花沢健吾原作の大ヒット同名漫画の映画化作品。監督は、『GANTZ』シリーズの佐藤信介が務める。主演は大泉洋。他、有村架純、長澤まさみ、吉沢悠が脇を固める。

アイアムアヒーロー あらすじネタバレ

アイアムアヒーロー
映画『アイアムアヒーロー』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

アイアムアヒーロー あらすじ【起・承】

売れないけれど、なかなか夢をあきらめられない漫画家の鈴木英雄は、恋人徹子と同棲しているも、先の見えない生活に徹子は我慢の限界。そんな時、街中でインフルエンザのような、謎の病気が流行っているというニュースを目にする。英雄がアシスタント先から帰宅すると、病で臥せっていたはずの徹子が人間とは思えない動きで英雄に襲い掛かってきて、英雄は思わず徹子を殺してしまう。

何が何だかわからない混乱の中、趣味であった猟銃を片手に逃げ出す英雄。同じくして町中には徹子のように我を失い他人に襲い掛かる人々、通称ZQNがあふれかえり大パニックになっていた。英雄の仕事場である漫画家の家でも、人々はZQNと化していた。街のあちこちから火の手があがり、道路は襲う人と襲われる人で大混乱。逃げ惑う人々にまみれながら、英雄はタクシーに飛び乗ってとにかく逃げてと運転手に告げる。混乱の中偶然一緒になった女子高生、ヒロミとともに、実は感染していた運転手から命からがら逃げのびる英雄。二人はネットで、富士山に行けば感染しないという情報を手に入れ、森の中を進むことに。

その後実はヒロミも感染していたことがわかる。置いていってというヒロミと後ろ髪ひかれながら別れる英雄だが、その後別のZQNに襲われてしまう。しかし、何故かヒロミが現れそのZQNを倒し英雄を守った。意識ははっきりしないようだが、襲ってくる様子もないヒロミを連れて、英雄は山道を進んでいく。

アイアムアヒーロー あらすじ【転・結】

富士山にはアウトレットがあり、その屋上では取り残された人々が工夫を凝らして生活していた。銃を持っていることに目をつけられた英雄は、ヒロミと共に仲間に入れてもらうがヒロミがZQNであることがバレたら殺されてしまうと思い必死に誤魔化す。そんな中、もと看護師だというヤブという女性が事情を知って、手助けをしてくれた。

しかし、リーダーである伊浦がヒロミをボウガンで撃ち抜き、英雄に銃を渡すよう要求してきた。安定していると思われたアウトレットモールの生き残りたちは、水面下で勢力争いをしており、伊浦は寸でのところで手下・サンゴに裏切られる。サンゴは英雄の銃を奪い、次に食料を取りに行く先陣として伊浦を指名する。定期的に食糧庫に食料を取りに行かなければ餓死してしまうので、ZQN達を誘導しつつ屋上から倉庫へ行く必要があった。

サンゴの命令通りに倉庫へと向かう一行。英雄もその一員に加えられ、怯えながら倉庫に向かうが、伊浦が不意をつき逃げ出し、別のところへおびき寄せていたはずのZQN達を倉庫へと殺到させる。その頃安全だと思われた屋上にもZQNが侵入し、ヤブはヒロミを背負って必死に逃げた。

銃を取り戻し、ヤブとヒロミと合流した英雄だったが、周りには大量のZQN達。絶体絶命のピンチに陥るが、ヒーローに憧れていた英雄は、ヤブとヒロミを守るために銃を持ってZQNたちに立ち向かう。そして、英雄は残弾が尽きるぎりぎり手前で、アウトレットモールのZQNたちを全滅させたのだった。

アイアムアヒーロー 評価

  • 点数:80点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2015年
  • 上映時間:127分
  • ジャンル:SF、アクション、ホラー
  • 監督:佐藤信介
  • キャスト:大泉洋、有村架純、長澤まさみ、吉沢悠 etc

アイアムアヒーロー 批評・レビュー

映画『アイアムアヒーロー』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

原作を知っていても知らなくても

とてもよくまとめられていたと思う。私自身は原作を知っているので、また原作が終わっていないので、一体どうやって一本の映画にするのだろうと思っていたけれど、特に端折りすぎている感じもなく、映画としてよくまとまっていた。不可解なつなぎもなく、過剰な演出もなく、原作を知っている人もそうでない人も理解できる作りになっていた。

とにかくグロテスク

原作が原作だけに、よくできているということはつまり非常にリアルでグロテスクだということになってしまう。ZQNの不気味さ、傷のリアルさ、かじる、ということの不快なさままで、とにかくよく作りこまれていた。そのためグロテスクさに耐性のない人が見るといささか強烈すぎるのではないかと思う。その強烈さと日常の人間らしさが混ぜ合わさっているのがこの作品の味なのは確かなのだけれど、拒否反応が出る人は多いのではないだろうか。とくに最後の英雄がZQNたちを殺しまくるシーンはこれでもかというほど。二本の映画でここまで盛大にグロテスクなシーンを作りこむものはあまりないため、耐性のある私でさえ、もういい、と食傷気味になってしまった。

キャストがいい

大泉洋演じる英雄はまさにそのままだったし、なんの違和感もなかった。ヤブは原作のイメージが強いと、長澤まさみなら少しきれい目過ぎる気がしたが、映画の中だけならしっくりきた。有村架純は前半しか個性ある演技はないのだけれど、ZQNになっている間のうつろな様子はとてもハマっていたので、恐らく次回作があるだろうから期待大だと思った。

アイアムアヒーロー 感想まとめ

もともとどのような話なのか、作品の雰囲気などをわかっていて見る分には満足できる出来ばえである。漫画を実写化するとロクなことにならないという最近の日本映画の定説をひっくり返すだけの作品になっていたと思う。漫画を読んでいないとわからないといった点は全くないけれど、ものすごくグロテスクで、またあまり救いのない陰鬱な設定と、英雄のぼんやりした様子や他のキャラの人間らしさが絶妙にマッチした作品であると知らずに見ると、痛い目に合うかもしれない。

Amazon 映画『アイアムアヒーロー』の商品を見てみる