『アイス・プリンセス』あらすじ感想とネタバレ映画批評・評価

アイス・プリンセスの概要:2005年に公開されたアメリカ映画(原題:Ice Princess)。物理の才能がある高校生が自由研究でフィギュアスケートの動きを研究しているうちに、自らもスケートに魅了されていく。

アイス・プリンセス

アイス・プリンセス あらすじ

映画『アイス・プリンセス』のあらすじを紹介します。

物理学に天才的な頭脳を持つケイシー・カーライル(ミシェル・トラクテンバーグ)は、教師からハーバードの奨学金を受けることができる特待生に推薦すると言われる。
しかしその面接試験の際に、個性的な自由研究の発表をしないといけないという条件付きだった。
母1人、子1人で暮らしてきたケイシーは、母の夢でもあるハーバードに奨学金で入れたら母のためにもなるだろうと研究課題を一生懸命考える。
そこで思いついたのが、かねてから好きだったフィギュアスケートの研究だった。
それはフィギュアスケートのジャンプの回転率、技と力量の関係など物理学を用いて理屈で証明するという内容で、早速ケイシーは近くのスケートリンクを訪れる。
そこでは大会に出る選手たちが練習をしていた。

研究のためにビデオ撮影とメモすることに許可を取り、リンクに通うケイシー。
そして理論を結論づけるために自分もフォギュアを習ってみることにした。
フィギュアの魅力に気がついたケイシーは研究しながら練習を楽しみ、予選会に出てみることにした。

そしてケイシーの仲間はケイシーにスケートの才能があることに気が付く。
反対する母を説得できないまま自分の夢とは何か考えた結果、ケイシーはハーバードの推薦を断ってしまう。
地区本選会に出場を決めていた彼女は、いよいよ人生を決める大勝負に出るのだった。

しかし緊張のせいでいつもの力が出せないケイシー、ふと見ると会場に母の姿が。
結果は銀メダルであった。
しかし初出場のケイシーにとってそれはとても名誉あることであり、初めて自分で見た夢へ一歩前進した瞬間だったのだ。

アイス・プリンセス 評価

  • 点数:65点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★☆☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★☆☆☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2005年
  • 上映時間:98分
  • ジャンル:ヒューマンドラマ、ラブストーリー
  • 監督:ティム・ファイウェル
  • キャスト:ミシェル・トラクテンバーグ、ジョーン・キューザック、キム・キャトラル、ヘイデン・パネッティーア etc

アイス・プリンセス 批評 ※ネタバレ

映画『アイス・プリンセス』について、2つ感想批評です。※ネタバレあり

展開が雑すぎる

全体的にストーリー構成が雑すぎる。
映画の時間が1時間半で見やすいと思っていたのだが、必要なところを無理やり削ってしまった感がある。
中でもスケートの初級コースに初めて入るところから、発表会、予選会など急に才能を開花させるあたりは漫画級である。

そして才能が芽生えていく過程で起きるトラブルや家族との揉め事など、周囲の環境もうまく描けていないので彼女が現在どういう状況であるのかを把握しづらい。
コーチが彼女の才能に気がつているのか、気がついてどうしたいのかなど彼女のスーパーヒロインぶりを楽しみにしている観客側の期待とは裏腹に、あまりにスピーディーで粗い展開。
もう少し時間を長くかけて良かっただろう。
丁寧に描いてくれることで、話題のフィギュアスケートだけに面白みも増したはずである。

最後のシーンで反対していた母が娘の才能を認め、大学の講義も少なめにしてスケートに打ち込めという台詞もいまいちわからない。
ハーバードは断ったはずでは?
他の大学に進学が決まったのだろうか?と謎が残る。

キャストが地味

華やかなフィギュアスケートの世界。
やはり誰もがトキメク美しい女優を起用して欲しかった。
よくあるアメリカンサクセスストーリーでは、最初は田舎娘だった少女が才能の開花と共に美しい蝶に変身するというような流れが主流。
本作でもそれを期待していたのだが、残念ながら主役のケイシーはあまり変わらず。
光り輝くオーラも薄く、なんだかぱっとしないのである。
恋愛関係になりそうなリンクの整氷係りの男性も、特別ハンサムというわけでもなく恋愛するには分相応。
全てが中途半端で映画としての派手さや魅力的なサクセス感に手が届かず、不完全燃焼で終わってしまう映画であった。

アイス・プリンセス 感想まとめ

意外と他に無いフィギュアスケートの世界を扱っている映画であり、女性目線から観ても魅力的な題材である。
実際大会のシーンなどは本物さながらの迫力もあり、楽しめる。
しかし人気のスポーツだからこそ丁寧に描いて欲しかった。
実際の苦労、恋愛、コーチとの関係などテーマはいくらでもあり話はふくらませやすいのでは無かっただろうか。
急いで展開させたことにより雑な映画という印象を残し、薄っぺらい物語になってしまった。
同じ題材で違うスタッフのもと、もう一度同じような題材を映画にする人が出てきたら間違いなくその映画が1番になるであろう。
世界が騒ぐ旬のスポーツだからこそ、今もう1度フィギュアをテーマにした映画を制作して欲しいと思う。

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