映画『家路(2001)』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「家路(2001)」のネタバレあらすじ結末

家路(2001)の概要:突然の事故で妻と娘夫婦を亡くした老俳優。突然始まった孫との二人きりの生活を懸命に過ごしていく。そこへ飛び込んできた大きな仕事。しかし、言葉の壁が彼を追い詰めていく。

家路の作品概要

家路

公開日:2001年
上映時間:90分
ジャンル:ヒューマンドラマ
監督:マノエル・ド・オリヴェイラ
キャスト:ミシェル・ピッコリ、カトリーヌ・ドヌーヴ、ジョン・マルコヴィッチ、アントワーヌ・シャピー etc

家路の登場人物(キャスト)

ギルバート・ヴァランス(ミシェル・ピコリ)
舞台俳優。交通事故で妻と娘夫婦を亡くし、突然孫との二人きりの生活を余儀なくされる。有名な作品への出演が決まるが、自分の不甲斐なさに突然撮影現場からいなくなってしまう。老いを感じているが、自分の仕事にはプライドを持っている男。
ジョルジュ(アントワーヌ・シャぺー)
ヴァランスの所属するエージェンシーの人間。自身のプライドで仕事を選ぶヴァランスと意見の合わないことがある。
セルジュ(ジャン・ケルトジャン)
ヴァランスの孫。突然両親を亡くし、ヴァランスとの生活が始まる。特に悲しい様子も見せず、ヴァランスと幸せそうに暮らす。
ジョン・クロフォード(ジョン・マルコヴィッチ)
アメリカの映画監督。撮影前の出演者のトラブルで、急遽ヴァランスに出演を依頼する。しかし、上手くいかないヴァランスの演技に多少の苛立ちを覚える。

家路のネタバレあらすじ

映画『家路(2001)』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

家路のあらすじ【起】

老俳優であるヴァランスは有名な舞台俳優で、現役で舞台に立ち続けていた。その日も、彼は舞台で必死に汗をかいていた。彼の演技は素晴らしく、舞台も終盤へと差し掛かって
いた。そんな彼を舞台袖で見守る男達の目には、何故かうっすらと涙が浮かんでいる。舞台が終わりアンコールに応えた後、男達は舞台袖へと戻ってきたヴァランスを急いで楽屋へと連れて行く。彼らはヴァランスに、ヴァランスの妻と娘夫婦が事故にあったと伝える。それを聞いたヴァランスは、急いで楽屋から出て行くのだった。

妻と娘夫婦を事故で亡くしてしまったヴァランスには、感傷に浸る時間もなく待ち受ける現実がる。それは、残された孫のセルジュとの二人きりの生活だった。

それでもヴァランスはいつものようにカフェへと行き、街を散歩する。時には店先に飾られた絵画に目を奪われたり、時には高級な革靴を買ってみたり、自分自身の生活を確かめるようにヴァランスは生活をしている。そしてもちろん、舞台俳優としての仕事もしっかりとこなすのだった。

家路のあらすじ【承】

新しい靴を履いたヴァランスは、カフェで所属するエージェンシーのジョルジュという男と話をしている。ジョルジュは独りになったヴァランスを心配していた。ヴァランスは孤独と共に生きているとジョルジュに語り、十分幸せなのだと言う。孫との生活は、家政婦のおかげもあって順調だとヴァランスは思っていた。

二人は仕事の話を始める。ヴァランスは自分の老いを感じていた。そんな彼にジョルジュはテレビ映画の主演の仕事が入ったと伝える。ヴァランスは、テレビの仕事は気が進まないと彼に言う。帰り道、ヴァランスは若い男に襲われて新品の靴を盗られてしまうのだった。

翌日、ヴァランスはジョルジュのもとへと向かう。ヴァランスはテレビの仕事の内容を聞きたいとジョルジュに言う。彼の役は、若い女に騙される老紳士の役柄で、暴力とセックスが主題のテレビ映画だった。ヴァランスは自身のプライドから、お金がいいからといってこの仕事を提案してきたジョルジュに激怒する。ジョルジュは、新しい道が開けるはずだとヴァランスを説得するも、ヴァランスは部屋を出て行ってしまうのだった。

家路のあらすじ【転】

いつものようにカフェへと行った後、ヴァランスはプレゼントを持ってセルジュの通っている学校へと彼を迎えに行く。家に着き、プレゼントしたラジコンカーで遊ぶ二人。そこには孤独や悲しみなど一切無いような幸せな光景だけがあるのだった。

翌朝、ヴァランスのもとへエージェンシーから電話がかかってくる。急用だと言うエージェンシーの人間に対し、機嫌を悪くしつつもすぐに向かうとヴァラアンスは伝えるのだった。

オフィスへと向かったヴァランスを待っていたのはアメリカ人映画監督のクロフォードという人物だった。彼の次回作であるジョイス原作のユリシーズに出て欲しいと彼から頼まれるヴァランス。有名な作品の映画化であることは素晴らしいのだが、その役は小さな役で、しかも入院中の他の俳優の代役である。さらに、フランス人のヴァランスには英語の芝居をこなす自信も無い。撮影は3日後だと言うクロフォードに、ヴァランスは少し考えさせて欲しいと頼む。それを承諾し、クロフォードはオフィスを出て行く。

家路のあらすじ【結】

結局、ヴァランスはユリシーズに出演することを決めた。そして、すぐにリハーサルが始まる。クロフォードが事細かにシーンの説明をし、最初のシーンのリハーサルが始まる。クロフォードの納得いくような形でリハーサルは進んでいくが、徐々にヴァランスのセリフ間違いが目立つようになる。途中で一旦撮影を止めたクロフォードは、この後の時間でセリフを覚えることに専念して欲しいと言うのだった。

家でも必死にセリフを覚えるヴァランス。それを見て、セルジュは少し心配するのだった。

いよいよ撮影が始まる。しかし、ヴァランスは相変わらずセリフを間違えてしまう。度々NGが出る中、演技中に突然ヴァランスはフランス語で、「休みたいから家に帰る」と言い出す。そして、現場を勝手に出て行ってしまうのだった。

外へと出たヴァランスは、ユリシーズの中のセリフをぶつぶつと何度もつぶやきながら街を闊歩する。家へと帰ったヴァランスは疲れきっていた。下を向きながらゆっくりと階段を登って行くヴァランスの姿を見つめるセルジュは、何か物思いに耽った表情を見せるのだった。

Amazon 映画『家路(2001)』の商品を見てみる