映画『インターセクション』あらすじネタバレ結末と感想

インターセクションの概要:2013年のフランス映画。事故が元で新婚旅行に出た夫婦が砂漠で偶然の様に出会った人々。その出会いは偶然か、必然か?人々の欲望と思惑の交錯する中で砂漠からの脱出を描くサスペンス映画である。

インターセクション あらすじネタバレ

インターセクション
映画『インターセクション』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

インターセクション あらすじ【起・承】

新婚旅行でモロッコへと訪れたテイラーと、妻のスコット。
楽しいはずの旅行になると思っていたが、実はテイラーは夫の殺人計画を企んでいた。
しかも愛人のトラヴィスと共謀しての計画である。

そんな計画の矢先、砂漠の真ん中に出かけた夫婦は、トラヴィスの計画によって車を追跡攻撃されてしまう。トラヴィスの車に追われて砂漠を走る中で、修理の為停車していた2台の車に衝突してしまったのだ。
ダイヤの密輸をする犯人を護送していた車と、恋人の命令で赤ちゃんを奪ってきたという女性が乗った車であった。

密輸犯のアユブは、これ幸いと、手錠を外す。動けないでいた警官を殺し、その目撃者も殺してしまう。自由の身になり、拳銃も手に入れた密輸犯は、何食わぬ顔で他の事故被害者と一緒に集まる。

そこにバイクが故障してしまったという、自称「修理工」の男性と車で追跡してきた愛人合流する。言葉も通じるかわからない6名がその砂漠で立ち往生してしまう。
お互いが猜疑心に悩まされながらも、協力しつつ砂漠からの脱出を試みる事に。
使えそうな物を集めるが、仕切ろうとするアユブにトラヴィスは面白くない。

パンと卵を使い、車を修理し始めるサレイ。
車が動き脱出の目処が立つと、見つけたダイヤをめぐっての争いが。

インターセクション あらすじ【転・結】

また、トラヴィスが妻のテイラーをある意味裏切り、スコットのスパイとなっていた事を知るとテイラーも怒りに狂う。
一夜明け、エンジンを掛けようとするが、動かない。
細工したのではとサレイを罵るアユブに、痺れをきらしたトラヴィスが迫る。
しかしアユブによって射殺されてしまう。

銃を振りかざし、アユブはサレイに服を脱いで車を運転するよう命令する。
しかしうまくかわしたサレイは逆にアユブを射殺、
手配書が出ている事を見つけ、アユブの素性を皆に暴露する。

修理した車で街を目指した一同。死体の転がった砂漠を、ツーリングの集団が見つけ、警察に通報する。
車を乗り捨てないとまずいので、携帯でサレイがとある所に電話する。
途中で妻は逃げ、元のホテルに戻ったスコットに、サレイはス「奥さんはみのがしてやれば」と助言。しかし先回りされておおり、金庫も開いていて、部屋はもぬけの殻。

子供を連れていた女性は、落ち合わせていたボスと一緒にサレイを襲撃する。
ダイヤを奪い逃走した女性をサレイは彼女のボス諸共捕まえる為に追いかける。
ボスはと言うと突如姿を現したテイラーにより射殺されてしまった。
実はテイラーと子供連れの女性はグルで、ダイヤをボスから奪う計画だったのだ。
赤ん坊の本当の母親は、サレイの命より大事な人で、この子供は息子同然。
サレイは彼女を殺し息子を誘拐した人物への復讐を考えていた事を子供連れの女性に話す。

スコットは、テイラーを見つけ、タイコの音にまぎれて刺し殺し、自分への裏切りの復讐を果たすのであった。無事子供を取り返したサレイは人混みの中へと消えて行く。

インターセクション 評価

  • 点数:70点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2013年
  • 上映時間:101分
  • ジャンル:ミステリー
  • 監督:デヴィッド・マルコーニ
  • キャスト:ジェイミー・アレクサンダー、フランク・グリロ、ロシュディ・ゼム、マリ=ジョゼ・クローズ etc

インターセクション 批評・レビュー

映画『インターセクション』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

きちんとした構成

物語自体はきちんとした設定の元に作られていると伺える。
なぜなら合流点での合致である。
この映画では、偶然かと思われた中での出会いが実は違ったという筋立てが一番の売り。
そこに誘導されていく中で、見守るのがこの作品の醍醐味である。
砂漠の中で、車が動かない、体も弱りつつあるなどの行動の制限など、見ていて大変そうな雰囲気は感じるが、何となくまったりした空気感が漂っているので、切羽詰っているはずなのに不思議と緊迫感があまり無い。
この静かな雰囲気の中での、登場人物達の関係性が二転三転していくのがこの映画の見所である。
無関係に思える様な人物達であっても、意外な関係性を持っていたりもする為、最後の最後まで観る事が大事である。

感情移入がしにくい

設定自体は良いが、各キャラクターの動きがてんでバラバラな感じも受ける映画である。
何を一番伝えたいかがわかりにくいので、感情移入がしにくくなってくる。
あまり感情的だったり、濃いキャラクターだとその分関係性の正体がわかってしまうからこの様にライトな動きをしているのかとも考えさせられる。
その為どの人物もどこか掴みどころの無さがあるキャラクター達である。
人間は怖いなと思ってしまう映画である。
最後までオチがわかりにくいと感じてしまう人も少なくないかもしれないので、不完全燃焼を感じるかもしれない。
後味自体もあまり良くないが、主人公よりも、終始アンニュイかつ不思議な雰囲気を醸し出すサレイを観ながらの方がこの映画が楽しめるかもしれない。

インターセクション 感想まとめ

フランス映画ゆえなのか?少しまったりした空気感の漂う映画である。
その為、本来緊迫する部分でも緊張感があまりない作品になっている。唯一、砂漠での射殺は緊迫に包まれるが、一瞬で発射してしまうのであっけなくも感じてしまう。
逆にあまりハラハラしないので安心してのんびり観る事が出来るサスペンスではある。
登場人物達が、あまり団結せず好き勝手に行動する様に感じる面が多いので、どのキャラクターに感情を移入して良いかがあまり定まらない。
淡々としたやり取りが嫌いではない人にはお勧めである。

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