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映画『インターステラー』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『インターステラー』の概要:植物に蔓延した疫病と異常気象により、終わりの日が間近に迫っていた地球。夢は語られなくなり、発展は諦められ、人々は残りの資源をどうやりくりして生き永らえるかを考えていた。そんな中、夢を大事にしていたクーパーとマーフという父娘は、自宅で起こった不思議な現象をきっかけに、宇宙を目指すことになる。

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映画『インターステラー』の作品情報

インターステラー

製作年:2014年
上映時間:169分
ジャンル:SF
監督:クリストファー・ノーラン
キャスト:マシュー・マコノヒー、アン・ハサウェイ、ジェシカ・チャステイン、ビル・アーウィン etc

映画『インターステラー』の登場人物(キャスト)

クーパー(マシュー・マコノヒー)
元宇宙飛行士。過去に事故を起こしてからは家業の農業を継いでいる。子供の未来を守るため、ラザロ計画への参加を決意する。
マーフ(大人:ジェシカ・チャステイン / 幼少期:マッケンジー・フォイ / 老年期:エレン・バースティン)
クーパーの娘。父のような科学者になりたいと思っている。ブランド教授に才能を認められ、父と別れてからは彼のもとで勉強する。
ブランド教授(マイケル・ケイン)
NASAに協力する科学者。クーパーとも面識があり、ラザロ計画を立案する。
アメリア(アン・ハサウェイ)
ブランド教授の娘で学者。クーパーと共に、宇宙探査の旅に出る。
マン博士(マット・デイモン)
ラザロ計画遂行のため、宇宙に進出した最初の科学者。

映画『インターステラー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『インターステラー』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『インターステラー』のあらすじ【起】

植物を襲う疫病と、規模と頻度を増やす砂嵐。世界中で起こる異変に、人々は終末を予感しながら暮らしていた。元宇宙飛行士のクーパーは、農家の実家で世界の終わりを実感していた。毎晩、自分の船が墜落した日のことを夢に見る。ある晩、クーパーが悪夢から目覚めると娘のマーフが自分の部屋にいるのに気付いた。幽霊に棚の玩具を落とされたと訴えるマーフ。彼女はその幽霊が死んだ母だと思っていた。クーパーは非科学的だと一蹴し、娘に寝るよう促した。

明くる日、クーパーは祖父から近所の知り合いのオクラ畑が疫病に蝕まれたという話を聞かされる。直に自分たちの畑も病にやられるだろう。不安は尽きないが生活は続く。クーパーは息子のトムとマーフの進路相談のため、二人を乗せて町に向った。

進路相談の場で、教師はトムが進学するのは難しいだろうと言った。科学や数学の成績はいい。しかし、食糧難で政府からの資金援助を断たれ、大学は数を減らしていた。そんな理由で十代の息子の進路が決められることにクーパーは納得できない。今はエンジニアよりも食べ物を求められていると、教師はクーパーを諭した。続いて、マーフの担任から苦情を聞かされた。マーフはクラス中にデマを流してクラスメイトと喧嘩をしたのだと言う。クーパーが事情を尋ねるとアポロの月面着陸についての話だった。かつての科学者たちの偉業が今では浪費時代のガラクタ弄りと揶揄されている。余計な浪費を慎むように指導するための教育方針だったが、マーフは科学者たちへの侮辱を許せなかった。それが喧嘩に繋がった。教育方針に従わないマーフを悪者扱いする担任は、父であるクーパーが家庭でけじめをつけるようにと迫る。マーフに賛同したクーパーは娘の好きな野球の試合に連れて行き、そこで菓子を買ってやると言い返した。マーフは停学処分になってしまった。

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映画『インターステラー』のあらすじ【承】

クーパーたちが家に戻ろうとすると祖父から畑の異常を知らせる連絡が入った。自動操縦で畑を耕していた無人コンバインが畑を離れ、家の前に集まってきたのだという。GPSの故障ではないかと疑ったクーパーは自宅に磁場を不安定にする要素があるかも知れないと考え、調査を始める。すると、マーフの部屋で何かの物音がした。本棚から沢山の本が落ちていた。マーフは幽霊の仕業だと言う。そして、本棚に残った本と隙間からモールス信号のような合図ではとクーパーに推測を伝える。しかし、クーパーはマーフの話を聞き流して磁場が不安定になっている原因の調査を続行した。マーフの部屋の本以外に異変は見つからなかった。

マーフを慰めるために連れて行った野球場で、クーパーは大きな砂嵐に遭遇する。急いで家に戻り、砂嵐に家が巻き込まれる前に戸や窓を封鎖した。しかし、マーフの部屋の窓だけ処置を忘れてしまった。クーパーとマーフが慌てて部屋に行くと、部屋は砂まみれだった。床を見て二人は驚く。そこには砂で描かれた奇妙な模様が浮かんでいたのだ。二人は本を開き、本棚や砂の信号はモールスではなくバイナリであると気付く。信号は座標を示していた。二人は車に乗り、一晩かけて信号が示す場所を目指した。山の奥深く、道は鉄柵に阻まれていた。娘の提案で、クーパーはボルトカッターを使って柵をこじ開けようとした。すると、突然スポットライトが照射され、クーパーたちは銃を突きつけられてしまった。

クーパーたちが辿り着いたのは政府の認可を受けた研究施設だった。尋問を受けていたクーパーは飛行士時代の知り合いのブランド教授とその娘に会った。どうやって極秘施設である研究所の場所を突き止めたのかと問われるクーパーとマーフ。クーパーは施設の者たちを警戒して返答を渋った。そんなクーパーを見て、ブランド教授は自分たちの正体と目的を話す。彼らはNASAの職員で、食糧難の中、世論の非難から逃れながら宇宙探索の研究を続けていた。植物の疫病と砂嵐は飢餓だけでなく、酸素の減少も招く。このまま地球に留まっていては、マーフの世代が最期の人類になるだろうと教授は言った。

ラザロ計画。人類の再興をかけたその計画の一員に加わってくれと頼まれたクーパー。娘をおいて宇宙には行けないと一度は拒んだクーパーだが、その娘を救うためだと食い下がる教授に屈し、引き受ける。四十八年前に地球の近くに突如できたワームホール。教授たちはその穴は何者かによって作られたものだと考えていた。誰かが人類に差し伸べた救いの手であると信じて、NASAは何度か探索船を送った。その内の三隻が一つの惑星系の中で人類が生存できる可能性の高い三つの星を見つけたと知らせてきた。クーパーたちはワームホールを通って先遣隊が見つけた星を調査し、可能であればそこで二つの作戦の内のどちらかを実行する。一つは地上の人たちを移住させるための準備。もう一つは地上の人たちを見捨て、宇宙船で運んだ数万もの受精卵を使って、新しい人類のコロニーを作るというものだった。

映画『インターステラー』のあらすじ【転】

父の決意を知り、置き去りにされるのを嫌がったマーフは部屋に閉じこもる。出発の直前、クーパーは娘に必ず帰ってくると約束した。何時帰って来るのかと問うマーフに、クーパーは答えられず、マーフは塞ぎ込んでしまった。仲直りができぬまま、父と娘は別れることになってしまった。

ロケットで宇宙に飛び立ったクーパーは、教授の娘であるアメリアたちと共に長距離航行用宇宙船エンデュランス号と乗機を接続させ、ワームホールを潜り抜けるまでの間、冷凍睡眠に入った。一方、地上ではブランド教授がマーフの才能を見抜き、彼女を研究者として勧誘していた。

最も生存できる可能性の高い星は、ブラックホールのすぐそばにあった。着陸が難しいことと、相対性理論によると一時間は七年に相当するという問題がある。成果が無ければ、膨大な時間を無駄にする危険性があったが、クーパーたちは意を決してそこに向った。

辿り着いた星には豊富な水があった。アメリアは信号の出所を探る。すると、船の残骸が浮かんでいるのを見つけた。船が壊れた事情はどうであれ、残骸の様子からは先遣隊の生存は絶望的だった。しかし、アメリアは先遣隊の失敗を受け入れられず、生存者を探す。アメリアは、海中にブラックボックスを見つけた。そこに、彼らに向って大津波が迫ってきた。諦めて戻って来るようクーパーは指示したが、アメリアは聞き入れなかった。船は津波に呑まれて故障してしまう。クーパーたちは先遣隊の船が壊れた原因は大津波のせいだと思い知る。クーパーたちが着陸した星で一時間滞在すると地上では七年が過ぎる。地球で受信していた信号は先遣隊が健在していた僅か数分の間に発せられたものだった。クーパーたちの探査船はどうにか復旧して離陸したものの、アメリアの独走のせいでクーパーたちは二十三年以上もの時間を無駄にしてしまった。

クーパーにとってたった数時間の出来事だった。しかし、その間に地上ではトムは結婚をして、息子を儲けていた。父からの返事がなくてもビデオメッセージを送り続けていたトムの最期のテープには、父の生存を諦めている心境が語られていた。トムのビデオメッセージが終わると、カメラの前に大人になったマーフが現れた。クーパーと同じ年にまで成長したマーフは約束を破った父のことを責めた。

何時までも絶望していられない。クーパーたちは次に可能性の高い星。最初の先遣隊を指揮した男、マン博士がいるはずの星を目指した。

老衰で死に際のブランド教授は、マーフにラザロ計画の真相を話す。ブランド教授は嘘を吐いていた。彼は初めから地球の人を救う気はなく、新しい人類のコロニーを作らせるためにクーパーたちを宇宙に送ったと言う。父はそのことを知っていたのか。マーフは教授に尋ねたが、答える前に教授は死んでしまった。

マン博士の信号を辿って、クーパーたちが着陸した星は、氷の世界だった。先遣隊の宇宙船を見つけ、中を探索すると冷凍睡眠中のマン博士を発見した。目覚めたマン博士はクーパーを見ると孤独から救われた喜びで彼に泣き付いた。そこにクーパー宛てのマーフのメッセージが届く。自分のことを見捨てたのか。マーフは泣きながら問いかける。自分たちが窒息すると知っていて、父は旅立ったのか。娘の訴えにクーパーは絶句した。教授は自分を捨てて「種」を救おうとしたんだとマン博士は擁護した。クーパーは犠牲を払っているのは地球で窒息しかけている人たちだと反論した。

任務遂行のため、地球に戻ろうとするクーパーとアメリアから船を奪おうとするマン博士。彼はクーパーを人気のない所へ連れ出し、暗殺しようとするが、クーパーはアメリアに救援を求める。アメリアに救われたクーパーはマン博士を追う。宇宙へ飛び立ち、母船を占拠しようとするマン博士。しかし、マン博士は操縦を誤り、エンデュランス号を壊してしまう。クーパーは自分の船をエンデュランス号にドッキングさせ、機能を復旧させることに成功する。

映画『インターステラー』の結末・ラスト(ネタバレ)

エンデュランス号の破損により、地球に還ることができなくなってしまった。せめて任務だけでも果たそうと、クーパーは自分を犠牲に、アメリアを三つ目の信号を発する星に届ける作戦を思いつく。クーパーはブラックホールに呑まれていった。歪んだ重力の衝撃が船を襲う。船の爆発を感知したクーパーは意識が朦朧とする中、脱出装置を起動した。落ちる感覚のあと、クーパーは奇妙な世界にいた。格子状の隙間から何か見える。そこはマーフの部屋だった。隙間の向こうには、色んな時期のマーフがいた。クーパーが叫びながら格子を叩くと、マーフの部屋で棚から本が落ちた。幼い頃にマーフが感じた幽霊の正体は、未来のクーパーだったのだ。隙間からは様々な年代のマーフの部屋が見えた。クーパーは隙間の向こうに旅立ちの日を見つける。クーパーはマーフに過去の自分を引き止めろと訴える。しかし、彼女の耳には届かなかった。

クーパーが落ちたのは、五次元の世界だった。そこからは時間や空間を超越して三次元世界に介入できる。クーパーは機械が解析した量子データをバイナリ信号という形でマーフに伝えようとした。大人になったマーフは信号から父の存在を感じ取り、父から受け取った信号から、人類が生存する手立てを見つけだす。マーフが生存のための糸口を見つけだしたのと同時。クーパーのいた世界が変貌を遂げ、その衝撃で彼は気を失ってしまう。

目覚めると、クーパーは木星の傍にいた。宇宙を漂う彼を、宇宙コロニーから派遣された救助船が救いに駆け付けた。コロニーはマーフの発見した原理を基に建てられたものだった。マーフは既にクーパーの歳を追い抜き、老婆になっていた。再会した喜びを分かち合ったのも束の間、マーフはクーパーにまだやるべきことが残っていると言う。クーパーは頷き、宇宙船に乗り込むとアメリアがいる星に向けて舵を取った。

映画『インターステラー』の感想・評価・レビュー

宇宙を舞台にした映画というと、単に宇宙へ旅立ち帰ってくるというようなありきたり物語を想像していましたが、見事なまでにその予想を裏切られました。こんなにも物語が作り込まれ、かつ難解なSF宇宙作品は初めてでした。SF映画でありながら、親子愛のテーマもしっかりと描かれており、その軸をメインに観ても大満足間違いなしです。初見ではよく理解ができなかったセリフ、例えば中盤のアメリアの「愛」についての語りも、何度目かで映画全体との関わりが見えてきて、本当に奥の深い映画だなあと実感します。(女性 20代)


地球に代わる新たな惑星を探し求める旅に臨む父と地球に残った娘の絆を描く物語。奇才、クリストファー・ノーラン監督による壮大なSF作品となっている。

設定は難解でSF作品に慣れていないと理解することは難しいが、そこに終始しないのがノーラン監督の手腕といえる。宇宙を舞台に次々と訪れる危難は手に汗を握り、目的を果たすため命をかける宇宙飛行士の姿に胸が熱くなるが、やはり父と娘の絆に心惹かれる。それはクーパーとマーフはもちろん、ブラント教授とアメリアにも当てはまると言えよう。(男性 20代)


地球の終わりが迫っている中で、人類は別の惑星へと移住するべく、新しい環境を求めて宇宙へと向かう壮大なSF映画だ。

住んでいる家で起きる怪奇現象は、時空と惑星を越えたところにいる父から送られる子供たちへのメッセージだったところに驚愕し、子を見守る親の愛情に涙した。環境汚染や病気よって地球から人類脱出を目指すのだが、私たちの世界でもこのまま環境が悪化すればこの作品のような未来が現実となるのかと考えるとゾッとした。(女性 30代)


細かい理論を考え出すと考察が考察を呼び、キリが無いのだが、ここまで複雑に仕組まれたSF映画は初めてである。インセプションなども、夢の世界と現実の世界を行き来する中で、今自分がいる世界がどこなのか分からなくなるような描写を巧みに表現していたが、この作品は、宇宙における時間軸や、次元の異なる世界から地球と繋がる奇跡といった現象をしっかり作品として落とし込んだ所は凄い。もちろん、好みはかなり別れると思うが、私はかなりはまってしまった側である。(男性 30代)


父娘愛を軸に壮大な宇宙空間での時間軸にて、人類を救うという感動的なストーリー。非常に専門用語が多用されており、少し難しい内容ではあるが、よくぞここまで理論的に描いたと言わざるを得ない素晴らしいSF映画。

人類を救う計画に参加することで愛娘と長い時を離れなければならないと覚悟する場面は、愕然とさせられるシーンでもあった。しかも、ブラックホールへ突入したことで、娘とは二度と会えないという覚悟すら決める。絶望からの希望を見出す流れと、ブラックホール内での映像が美しく感動的。現実的には、ブラックホールは未知の世界である。今作のように次元が重なり合っている可能性は非常に高く、故にリアリティーを感じさせる。(女性 40代)


予想を超える宇宙の脅威・現象・絶望、地球を離れた飛行士と残された家族との時空を超えた愛、人類を生かすための残酷な選択肢、圧倒的なスケールの物語に観ていて鳥肌が立ちました。限られた時間は加速し、わずかな迷いは地球の数年の時に相当してしまう。23年分のビデオレターを見るシーンは、涙が止まりませんでした。泣いても後悔しても前に進むしかない、父としての焦り悲しみが痛いほど伝わってきます。

物語の秀逸さもさることながら、宇宙の映像美、表現力も素晴らしい。169分ただただ圧倒されてしまう、映画史に残る傑作です。(男性 20代)


映画を見ていて初めて、どこまで作り込まれているのだろう、と鳥肌が立った映画。帰り道に何度もすごいと叫んでいたのを今でも覚えています。俳優の表情がこれまた良く、表情だけで語るシーンが多い。圧倒的な演技力に惚れ惚れしてしまうとともに、宇宙という、いまだに未知の世界をあそこまで豊かに広げていって、練り込まれた信じられる世界感を作ってくれたことに脱帽されます。
シリアスだけど夢のある、映画100年時代に来ても映画に自由度を増やしてくれた映画だと思います。(女性 30代)


クリストファー・ノーラン監督作の中でもかなり難解と言える。悔しながら私にとってのめり込める映画では無く難しすぎて突き放された気持ちになったが、その映像のスケールにはやっぱり驚かされた。理解不可能にせよ何か凄いものを観たという実感は強く残るので、他の人が観たらもっと違った感動を得られるのだろうと羨ましく思う。

こんなにも大規模なのに、ストーリー自体は家族の愛について語られる。そのバランスこそが他のSFとは全く異なった魅力に繋がっているのではないか。このレビューを書いているうちに実はもう一度鑑賞し直してみたくなってしまった自分がいる。(女性 20代)


非常に難解で用語や理論を理解するまでには至らなかったので、SF的に筋が通っているかどうかについては良く分からない。しかし、父と娘の関係を中心に人間の感情、信頼関係がベースとなっている物語なので素直に感動できた。

小難しい理論をずっと並べ立てて、でも結局「愛」が解決の糸口になるというオチは個人的にはしっくりくる。

しばらく会えていない相手を信頼し続けるというのは、本当に愛が試される。それを乗り越えた先に、ほんの少しの希望が見えるというのが実に素敵な話だと思った。(男性 30代)


クリストファー・ノーラン監督の最高傑作と言っても過言ではない。
約三時間に及ぶSF長編映画。加えて難解なストーリー展開であるため、最後まで集中力が持つか心配だったが、想像以上のクオリティの高さに度肝を抜かれた。
物理用語が多く出てくるが、ほぼ聞き流してしまっても物語の本質は理解できる。
序盤に張り巡らされた伏線は鮮やかに回収され、点と点が結びつき線になるあの爽快感は堪らない。
SF映画が苦手だという人にも、一度は観て欲しい作品だ。(女性 20代)

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みんなの感想・レビュー

  1. tumugi より:

    子供の頃、果てしない宇宙のことを考えると怖くなったことを思い出しました。
    時空を超えた高次元の世界は夢の中のようで、面白いけれど怖かったです。ブラックホールの向こう側は実際どんな世界なのか、解明されることはあるのか、想像は尽きません。

    マーフの部屋の幽霊の正体が分かり、色々な場面がつながっていったときは興奮しました。
    急展開が続き、新しい世界が始まるまでの流れは目が離せず、アトラクションのようです。SF映画を普段あまり観ないので比較できないのですが、ここまでスケールの大きなSF世界を体験した作品は初めてで、とても楽しめました。

  2. 喜木凛 より:

    監督であるクリストファー・ノーランにハマったきっかけになった作品です。長い作品なので、前半で間延びするところもありますが、後半の伏線回収が見事でした。ジャンルとしてはSF映画になるのでしょうが、ミステリーの要素や家族愛もテーマにしており、個人的にはヒューマンドラマが見所と言えます。物語は、人類が移住できる新しい惑星を探すという目的を軸に進みますが、根幹にあるのは「愛」という大きな力です。「愛は観測可能な力」というセリフに全てが収束されています。親子愛を感じて涙しました。

  3. 村山 より:

    丁寧に作り込まれたストーリー、美しい宇宙の映像、壮大な音楽、それらすべてに圧倒された。扱っている内容が難しいため宇宙や物理に関する知識がないと到底理解できないのだが、終盤は展開に興奮して鳥肌がとまらなかった。あまり深く考えず、登場人物たちのセリフを聞いていたほうが楽しめると思う。科学的な部分はよくわからなかったが、地球のためにずっと離れ離れになってしまった親子が、お互いを思いながら自身のすべきことを全うする姿はとても感動した。

  4. アリィ より:

    3時間弱の長編ですが、飽くことなく宇宙を旅できました。高波、凍えそうな大地、真っ暗闇の宇宙など、不安になるような描写もありますが気楽に見てほしいです。映像、脚本、演出全てにおいてクオリティが凄まじく高いのです。人類が移住可能な星を探すストーリーですが、中盤から量子学や五次元の話が出てきて難解な展開となりました。宇宙についての本を片手に、再度視聴したいです。しかし、家族の愛、信頼についてのメッセージはダイレクトに伝わりました。

  5. 森田 より:

    時間的には長いのだが、構成の妙もあり案外さらりと観れてしまう。いい意味であらすじから想像する展開とは異なり、宇宙に出るまでの時間が長く丁寧に描かれる。その理由が後半に重要な意味を持つところに好感が持てる。
    宇宙で人間を超えた存在的なものを登場させようとするとどこかトンデモ要素が混ざってその部分に醒めたりもするのだが、この作品はそこをうまく回避している。その感じが「2001年宇宙の旅」や「コンタクト」的でもあるが、より知性的な印象だ。それでいてどこか全体に温かみがあるのが心地良い。

  6. surapi より:

    クリストファー・ノーラン監督作品の中でもかなり有名で人気のある本作だが、個人的な意見としては“そんなのアリか~”という感じだった。いくらブラックホールの中が未知の世界とはいえ、そこから過去の地球の、それも自分の娘の部屋に繋がるなんて、あまりにも超展開すぎやしないか…と思ってしまった。
    希望を失った人類の衝撃の選択、引き裂かれる親子、息をのむような宇宙の描写の数々と宇宙飛行士たちの途方もない戦いなど、途中までがあまりにも面白かったからこそ、オチで拍子抜けしてしまった。

  7. googly より:

    砂嵐が襲い、トウモロコシしか育てられず、食糧難と病気に苦しめられる未来の地球が舞台のSF映画です。人類の存亡をかけて、地球以外の星を探す移住計画に参加することになったクーパーですが、実はその計画は地球の人類の移住ではなく、人類の種を他の星で繫栄させて残すための計画であったことを知ります。そこから、人類と家族の未来を救うために奮闘するクーパーから目が離せず、怒涛のストーリー展開で、あっという間の160分でした。また、マット・デイモンの演じるマン博士の裏切りには驚かされました!
    単純な冒険系のSF映画ではなく、それぞれの愛のあり方や、宇宙の怖さ、孤独、それぞれの人生のあり方に触れられる壮大な映画です。少し謎な設定も気になりますが、それを上回る満足度でした。

  8. きーもも より:

    全てのことに意味があって、どんな大きな力も愛には勝てない。そんな風に感じました。もちろん、こんな言葉では言い表せないほど壮大で、偉大な「クリストファー・ノーラン」が描く宇宙の物語。169分とかなり長い作品で観るのを躊躇していましたが、もっと早くこの作品の世界を知りたかったと後悔しています。
    相対性理論、事象の地平面など専門用語に難しいと感じてしまうかもしれませんが、この映画の根底にあるのは「愛」です。SF映画にも関わらず、最終的には「愛」を示す。そんなクリストファー・ノーラン監督は、やはり天才です。

  9. ふくりん より:

    世界的飢餓や地球環境の変化によって人類滅亡の危機が迫る近未来を舞台に、家族や人類の未来を守るために宇宙へ旅立つ元エンジニアの姿を描いたSF長編映画。
    相対性理論やブラックホールについての知識がない為、所々非常に難解に感じた。
    しかし、壮大な宇宙の美しさはその雰囲気だけでも充分に面白く、主人公の親子愛にも感動した。
    それだけでなく、伏線回収される秀逸な構成や、CGを使わない手法も見どころとなっている。
    濃密な内容で、あっという間の三時間だった。

  10. しげ より:

    地球で大規模な砂嵐が起こり、人類が滅亡の危機に面する。その時に、人類が望みを託す宇宙。人類が生存できる惑星を求めて、未知なる世界に旅立つ。そう言った世界観は、人類の未来像を見ている感じになる。

    そう言う人類存続をかけて、宇宙に飛び出していきワームホールを通り過ぎると一時間が7年に相当する星で過ごすことで自分の子供が自分と同い年になる、または自分の歳を追い越してしまうと言うのが切ない気持ちになる。宇宙というのはまだまだ未知の世界だと感じさせる作品でした。

  11. 瑞季 より:

    複雑な設定やストーリーになっているように感じる上に時間がとても長いので、中盤で少し飽きてしまったが、ラストでは伏線を見事に回収していってくれたので、納得して終われた。SF作品なので宇宙の話が多く出てきて未知な世界の話だが、四次元やブラックホール、五次元やワームホールなどが、リアルなのかフィクションなのか想像でしかないが、ロマンがありとてもよかった。

    この作品は、クリストファー・ノーラン監督の才能に改めて感動するものになった。

  12. yuma より:

    クリストファー・ノーランらしい、宇宙を舞台にしたSFの物語である。壮大な舞台設定ではあるが、メインとしては親子愛を描いているため、作品の中に没入してしまう。壮大だからこそ親子愛が引き立っていたのだ。
    確かに専門用語が多く理解が難しい場面も多々あったが、終盤にはうまく回収してくれるため、観終わった後のモヤモヤ感もない。
    ここまでスケールの大きい話であるにも関わらず、繊細で丁寧なストーリーを作り上げるクリストファー・ノーランは、さすがの一言である。

  13. monta より:

    この難しい設定と用語が出てくる割に説明や描写が足りず理解しづらいところがある。最後のブラックホールに入って全てが分かって何となく脱出できちゃうあたりなんかは正直釈然としない。しかし、淡々とした雰囲気と構成の中に「父と娘の愛」という情熱を感じる素敵なストーリーではあった。宇宙をテーマにしたSF映画として見るより、親子愛の映画だと言われた方がしっくりくる映画かなと感じる。
    また、最後に移住が終わったのではなくまだ宇宙ステーションにいること、そしてアメリアが恋人を追って人が住めるであろう星(何も無くても呼吸ができるので)に辿り着き、そこへ主人公が向かうこと。この2点から最後まで語らない監督の手腕が見える。

  14. 匿名 より:

    クリストファー・ノーランは視覚的に観客を楽しませることが出来る監督です。2010年の『インセプション』は夢の中の夢の中の夢の中の……という複雑な世界観を表現することに成功しており、あの傑作を生み出した監督なら金さえあれば何でも表現できるよね、と思っています。で、本作では惜しみなく制作費をつぎ込んで、一般人には到底理解できないSFを完成させることに成功したのです。正直言って、私には全く理解できないシーンばかりでしたが、『2001年宇宙の旅』を観た時と同じような感想を抱きました。

  15. 匿名 より:

    非常に感動的なストーリーです。軸になるのは親子愛。クーパーとマーフィーが訪れた新生NASAの施設で地球を救う計画を知り、家族と人類の未来の為に地球を飛び立つ。愛しい子どもたちともう二度と会えないかもしれない危険な旅です。クーパーに宇宙へ行ってもらいたくないマーフィーと、マーフィー達を守りたいがために宇宙へ行く決意をしたクーパーは仲違いしたまま離れ離れになってしまうわけですが……。オチはなんだか、『幸福の黄色いハンカチ』を思い出すような感じでした。『戦火の馬』とか。ああ、感動した。

  16. 匿名 より:

    近年のSF映画の中ではナンバーワンではないかと思います。『ゼロ・グラビティ』はいわゆるSF映画とはちょっと異なる映画でしたし、『インセプション』は一応地球が舞台でした。本作のように、宇宙を舞台にした完璧なSF映画というのは、不勉強な私が言うと怒られそうですが、ひょっとしたら『2001年宇宙の旅』以来なのかもしれません。もう宇宙SFが好きで好きでたまらないんだ!という人は、本作にきっと満足することでしょう。SFならなんでも好き、という雑食な人も、本作を気に入るでしょう。SFへの理解がちっともない人でも、本作を気に入るでしょう。なぜなら、本作はSFとしても1流であり、なおかつドラマとしても1流だからです。