『イントゥ・ザ・ストーム』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

竜巻の恐怖に怯える人々と、竜巻の撮影に命をかける無謀な男の物語。ツッコミ無用のパニックスリラーである。監督のスティーヴン・クォーレ、脚本のジョン・スウェットナンは共に無名であることにも注目。

あらすじ

イントゥ・ザ・ストーム』のあらすじを紹介します。

架空の街・シルバートンには、考えられないほどの勢力を持つ竜巻が襲来し、たった1日で大打撃を受けてしまった。まるで意志を持っているかのように暴れまわる竜巻は予測不能で、人々は逃げ惑うしかなかった。
絶望に打ちひしがれるシルバートンの住民たちに、さらに大きな絶望が待ち構えていた。なんと、より凶暴な竜巻が町に接近するという予報が発表されてしまったのだ!償金狙いの撮影隊が無謀な撮影に挑み、住民たちは逃げまとう。これがパニック映画じゃなくてなんだと言うんだ!という豆腐型映画。

評価

  • 点数:50点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2014年8月22日
  • 上映時間:89分
  • ジャンル:ホラー
  • 監督:スティーブン・クォーレ
  • キャスト:リチャード・アーミテージ、サラ・ウェイン・キャリーズ、マット・ウォルシュ、アリシア・デブナム・ケアリー、アーレン・エスカーペタ etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

『イントゥ・ザ・ストーム』について、考察・解説します。※ネタバレあり

豆腐はヘルシー。竜巻はパニック。しかし…

世の中には、1つの見方しかできない物があります。例えば、豆腐。揚げない限りとてもヘルシーな食べ物ですよね。そして、竜巻。台風以上にビジュアルが恐ろしい自然現象で、誰もが恐怖します。
ただし、日本では竜巻がほとんど発生しない。日本人にとって竜巻は若干リアリティに欠けるというか、外国人が日本の地震を他人ごとのように受け止める感覚というか……。

パニック映画に欠かせないのはリアリティです。リアリティのかけらもない作品は全く無視されるか、カルト映画として祭り上げられるだけです。竜巻という存在そのものはパニックの”もと”に間違いないけど、国や人種によってそのものの捉え方が違うんですよ。ゴジラは自然災害のメタファーですが、地震と台風が猛威をふるう日本列島に住んでいるからこそ思いつくキャラクターであって……。

何が言いたいかというと、日本で竜巻パニックをヒットさせるのは無理ですよ。『ツイスター』でさえそこそこだったわけだから。自然災害そのものを主役にするのは不可能だから、自然災害に巻き込またり、戦う人たちが主役になるわけだけど、命がけで竜巻を撮影するなんてあまりにもバカげてて共感できねーよ。町を破壊した竜巻以上の勢力を持つ竜巻を興味本位で見に行くんじゃねーよ。と思っておしまいじゃない……?
パニック映画にはハラハラドキドキがないとねぇ。少なくとも、本作ではハラハラできないし、ドキドキもしなかったよ。映像すげーってだけでした。

まとめ

やっぱり、自然災害は怪獣やサイコパスな登場人物などで表現するのに限ると思うんです。意思を持たない自然現象に感情移入なんてできないでしょ。迫力があるだけじゃないですか。物語を作るんなら、意思を持たせないと興味が持続しないですよ。
すごい映像を見たい!と思って見に行った人なら、満足したかもしれませんよ。でも、今年は『GODZILLA』が公開されたんです。自然災害の象徴として西海岸で大暴れしたゴジラの姿を見せられたあとに『イントゥ・ザ・ストーム』ですか……。
レンタルDVD店でよく見かけるDVDスルーの作品ならいいんですけど、全国公開していいのか?この程度のパニック映画を。疑問だらけですよ。マーケティングと題材選びは慎重に!

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