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映画『犬ヶ島』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『犬ヶ島』の概要:ディストピアの日本の街、メガ崎が舞台。「犬インフルエンザ」蔓延のため、ゴミの島へ送られてしまった愛犬を探すため、少年アタリが島の他の犬たちと奮闘する。ウェス・アンダーソン監督最新作。ハリウッドからの豪華な声優陣に加え、日本からもオノ・ヨーコ、夏木マリ、渡辺謙、野田洋次郎などが参加している。

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映画『犬ヶ島』の作品情報

犬ヶ島

製作年:2018年
上映時間:101分
ジャンル:コメディ、アドベンチャー、アニメ
監督:ウェス・アンダーソン
キャスト:エドワード・ノートン、ビル・マーレイ、野村訓市、ブライアン・クランストン etc

映画『犬ヶ島』の登場人物(キャスト)

チーフ(ブライアン・クランストン)
メガ崎にいた時から野良犬で、人間を主人だと認めていない。アタリと出会い、彼の愛犬への愛情に触れていくことで、だんだんと心を開く。
アタリ(こうゆう・ランキン)
メガ崎市長小林の愛犬スポットを探すため、一人ゴミの島にやってきた少年。
トレイシー(グレタガーウィグ)
メガ崎に留学しているアメリカからの留学生。小林市長の反犬政治に対する反対運動に参加している。
小林市長(野村訓市)
メガ崎市の市長。大の愛猫家で嫌犬家。犬インフルエンザに感染した犬達をゴミの島に送り、一斉駆除計画を企てる。
渡辺教授(伊藤晃)
犬インフルエンザの研究者で、治療薬の開発に成功するが、何者かに暗殺される。

映画『犬ヶ島』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『犬ヶ島』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『犬ヶ島』のあらすじ【起】

メガ崎市では犬インフルエンザが流行していた。渡辺教授含む研究者たちは日々、治療薬の研究に力を注いでいたが、市長の小林により、全ての犬はゴミの島に送るようにとの決定がなされる。市内にいた犬は一匹残らず島に送られ、その中には小林の養子であるアタリの愛犬スポットもいた。

半年後、アタリは一人、スポットを救うべく飛行機を操縦し、島に向かう。着陸に失敗したアタリだったが、そこでレックス、キング、デューク、ボス、チーフという犬達に出会う。正義感の強いレックスに説得され、アタリを助けることに賛成するキングとデュークとボスだが、野良犬であるチーフだけは気に入らない模様。結局、多数決でアタリを助けることに決まる。

レックス達の助けの元、スポットのケージを発見するが、中には白骨化した犬の死体があるのみだった。しかし、すぐにそのケージがスポットのものではないとわかり、一行は島のどこかでまだ生きているであろうスポットを探す旅に出る。

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映画『犬ヶ島』のあらすじ【承】

初めは乗り気でなかったチーフだが、旅の途中で出会った美しい血統種付きの雌犬ナツメグに諭され、アタリに協力的になる。旅を続ける一行が二匹の賢明な犬、ジュピターとオラクルに助言を求めると、彼らは島のどこかに「犬食い族」の群れがいると言う。

一方そのころメガ崎では、犬インフルエンザの研究を続けていた渡辺教授が、ついに治療薬を作ることに成功した。これでゴミの島に送られたメガ崎の犬が元の生活に戻れると思いきや、間もなく渡辺教授は毒入りの寿司を食べ、何者かに暗殺されてしまう。

このニュースを知ったアメリカ人留学生のトレイシーは、市長小林が暗殺に関わっていると考え、捜査を始める。トレイシーは渡辺教授の研究所の助手であったオノ・ヨーコに会いに行くが、彼女は渡辺教授の死からまだ立ち直っていなかった。落ち込むオノに、市長の陰謀説を話すと、彼女はトレイシーにわずかに残った犬インフルエンザ治療薬を手渡した。

映画『犬ヶ島』のあらすじ【転】

旅の途中、他の犬達と離れ離れになってしまったアタリとチーフ。アタリがメガ崎から持ってきた犬用ボディシャンプーでチーフの体を洗うと、長年の野良犬生活で真黒だったチーフの体が、実は白く、少しの黒い斑点があることがわかった。

これを見たアタリは、チーフがスポットと同じ非常に珍しい犬種であると気づく。チーフはたくさんの兄弟と生まれた時のことを思い出し、スポットは自分の兄弟なのではないかと思い始める。さらに自身の飼い犬時代のことを思い出し、恐怖から飼い主に噛みついてしまったことを後悔するチーフ。

自身の生い立ちを話し、アタリとの距離をだんだんと縮めるチーフ。他の犬達とも再会したが、ジュピターとオラクルの話した「犬食い族」と対峙することになる。しかし、彼らは噂されていたような凶暴な犬達でないはないことがわかる。

そんな中、小林市長の手下がアタリを連れ戻すためにチーフたちを襲撃する。捕まりそうになったところを、スポットが犬食い族の仲間たちと一緒に助けに来る。追っ手から逃れる途中、スポットはゴミの島に連れられた直後、犬食い族の一行の助けを受けて檻から逃れることに成功し、以来彼らの仲間になったと語る。さらに、チーフに自分たちは生き別れた兄弟であることを告白する。群れの中で出会った雌犬ペパーミントとの間に子犬を授かるスポットは、アタリの番犬としての役割をチーフに引き継ぎたいと申し出、チーフもそれを受け入れる。

映画『犬ヶ島』の結末・ラスト(ネタバレ)

一行はフクロウから、小林市長が迫る選挙での自身の再選のため、ゴミの島の全ての犬を駆除する計画を企てていると聞く。チーフたちは、それを防ぐためにメガ崎に戻ることを決める。

小林は選挙セレモニーで犬の駆除計画を発表し、命令を下そうとする。しかし、そこにトレイシーと彼女と共に反対運動を行ってきた学生たちが現れ、小林の陰謀を暴き、犬インフルエンザの治療薬を見せる。そこにアタリとチーフたちも到着し、チーフを実験台に治療薬で犬インフルエンザを完治できると証明する。

小林は心を入れ替え、犬駆除の計画を撤回しようとする。しかし、小林の右腕であったドーモ少佐は計画を強行しようとし、舞台上で騒動に発展する。その中で、駆除を実行するボタンが押されてしまうが、反対運動の仲間のハッカーのおかげで、駆除用の毒は逆噴射され、犬達は解放される。

騒動の中で重傷を負ったアタリに、自分の腎臓を移植することを決める小林。アタリの回復後、選挙法により彼に市長の座が譲られることとなり、全ての犬がメガ崎市に戻ることとなる。

映画『犬ヶ島』の感想・評価・レビュー

日本語が文字でも話し言葉でも多く使われているため、日本人の自分からすると情報量が多いと感じた。そのため処理が追いつかず、一度では全部を咀嚼しきれない。逆に言えば、リピートしたくなる作品。抑揚が抑えられた日本語はシュールで異質な感じを強め、それが架空の日本の都市という設定にマッチしていた。

パペットの表情が特に大きく変わる訳ではないのに、だんだん表情豊かに思えてくるのが不思議だったが、まるで能のお面のようだと感じた。また声優陣が豪華で、中でもスカーレット・ヨハンソンは、『SING/シング』でも思ったが声だけでも存在感があってよかった。(女性 40代)


大好きなウェス・アンダーソン監督作品。ストーリーはいたってシンプルですが、監督ならではのこだわりと日本愛が随所に詰まっています。今作の舞台が近未来の日本という点はファンには嬉しいところ。英語と日本語が入り混じる台詞は面白いですし、パペットも可愛い。お寿司を作るシーンが個人的にはお気に入りです。

そして何よりこの映画がストップモーションアニメということが一番の見どころ。アンダーソン監督お馴染みのシンメトリーな画面にも注目です。(女性 20代)


ウェス・アンダーソン監督による犬と少年の冒険を描いたストップモーションアニメです。さすが監督の作品!というほど、至る所に左右対称性や個性的で美しい色合いといった、独特の世界観が散りばめられています。架空の日本を舞台にしているということで、文字や話している言葉など日本人だから分かることが多くあり、嬉しい気持ちになります。

いなくなった犬を探しに行くというストーリーは分かりやすいものですが、セリフの言い回しや皮肉さ、シュールな笑いのバランスが絶妙でとても良いです。アート作品としても大満足する作品です。(女性 20代)


ウェス・アンダーソン監督の深い日本愛が詰め込まれた作品。和太鼓を主とした音楽や、日本語と英語を交えた言語、声優陣も実に豪華で非常に素晴らしい作品。何度も観たい映画と言える。登場する犬達も個性的で、主人公アタリも頭に棒が刺さったまま愛犬を探す冒険を続ける。随所に笑いの種が撒かれており、ストーリーも実に奥が深い。海外の映画でありながら、日本の映画でもあり完全に日本の映画というわけでもない。不思議な世界観と魅力に溢れている。(女性 40代)


失踪した愛犬を探す少年と、犬たちの冒険物語。
『ファンタスティックMr.FOX』に続くストップモーションアニメだが、本作もウェス・アンダーソン色溢れる作品となっている。
一匹一匹が個性的で、人間味のある犬たちは心底可愛かった。
日本が舞台とだけあって、どこか鬼ヶ島のようで、黒澤明作品のオマージュなどがあり、日本人には嬉しい演出だった。
ひと時も目を離したくないカットばかりで、素晴らしかった。
観る方も労力を使うが、大人こそ見るべき作品だと思う。(女性 20代)


外国人が描く日本って違和感があること多いですよね。現代の物語なのに侍がいたり、そこら中に刀が飾ってあったり、学食で和食懐石が出てきたり…そんな日本の描き方に一切違和感を感じなかったのがこの作品です。
舞台は近未来の日本。犬インフルエンザが蔓延する「メガ崎」。人間への感染を恐れた市長が、全ての犬を「犬ヶ島」に追放するという何ともありえないストーリー。近未来の日本でありながら、感じるのは昭和の雰囲気。しかし違和感はなく、とても細かい部分までこだわって描かれていました。
ストーリーは私にはハマりませんでしたが、犬が好きな人は共感できるストーリーかも知れません。(女性 30代)

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