映画『ジョンQ 最後の決断』あらすじとネタバレ感想

ジョンQ 最後の決断の概要:2002年製作・公開のアメリカ映画(原題:John Q)。主人公のジョンQをデンゼル・ワシントンが演じて話題になった医療系サスペンス。感動的に父性愛を描いている。

ジョンQ 最後の決断 あらすじ

ジョンQ 最後の決断
映画『ジョンQ 最後の決断』のあらすじを紹介します。

ある日、少年マイクは心臓病で意識不明の重体に陥ってしまう。
診察をした心臓外科医の話によると心臓移植しか道はないとのこと。
しかし父親のジョンQ(デンゼル・ワシントン)の保険が適応されていなことに気が付く。
その理由は彼の会社が勝手に保険のランクを下げていたからであった。

リストラされパートになっていたジョンは国からの補助を受けられる立場でもなく、もはや為す術がない。
そこでジョンは拳銃を持ち出し、病院の救急病棟を占拠。
息子の手術の要求を理由に医師や患者までもを人質にとりたてこもった彼に、シカゴ市警のフランクが対応する。

2人のやりとりに世間の注目が集まる中、ジョンは意を決して医師に伝えた。
「自分の心臓を使ってくれと」。
そして自殺しようとした時、マイクに適合する事故死した女性の心臓が手に入ったことを伝えられる。

女院長がジョンに心を動かされたこともあり、手術が成功。
マイクの命は無事に繋がれたのであった。
その後ジョンは裁判で有罪となるが、このことで世間は彼を咎めるどころか英雄だと称賛した。

ジョンQ 最後の決断 評価

  • 点数:75点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2002年
  • 上映時間:116分
  • ジャンル:ヒューマンドラマ
  • 監督:ニック・カサヴェテス
  • キャスト:デンゼル・ワシントン、ロバート・デュヴァル、ジェームズ・ウッズ、アン・ヘッシュ etc

ジョンQ 最後の決断 ネタバレ批評

映画『ジョンQ 最後の決断』について、感想批評です。※ネタバレあり

デンゼル・ワシントンだから感動が増した作品

この映画の最大の魅力は俳優陣の演技である。
ストーリー自体はもちろん感動する場所が多いのだが、それも演技一つでどうにでもなってしまうからだ。
デンゼルが見事に息子を思う父親を演じきったことで、リアルな描写となり共感を得られたのではないだろうか。
特に悪役の似合わない彼はどんなに人質をとってたてこもったとしても、悪く見えないから得をしている。
悪役顔の俳優だったら、どんなに思いつめて犯行に及んだとしても悪いことだという風に印象づけてしまっても仕方がない。
映画全体を通して少しも悪く思えない彼の演技は流石である。

正義とは何かということを定期している社会派映画

アメリカの保険制度がわからないのでピンとこない部分も正直あったが、子供を思う親の気持ちは万国共通。
経済的に不自由の無い富裕層だけが病気を治せ、貧乏人は死なねばならないというも不満もどこにでもある話である。
しかし実際に目の当たりにしたことは無く、本来はもっと考えねばならないことなのかもしれない。
映画の役割というのはエンターテインメントを提供するだけではなく、このような社会風刺を描いたドラマを一般人に鑑賞させ考えさせるということでもあるのかもしれない。

人質となった患者の対応が感動的

劇中でジョンが人質ととって病院内に立てこもったとき、普通であればそれは悪とみなされてしまう行為なのだが理由を知った患者たちがその話に同情しまるで自らが選んで人質でいるかのようなシーンがある。
本作品での1番の感動ポイントがここだった。
悪と正義を決めるものは何なのかわからないが、このシーンで人は悪いことをしているからいけないわけでも、良いことをしているから正義の味方ということでもないのかもしれないと思う良い場面であった。

ジョンQ 最後の決断 感想まとめ

良作である映画というのは意外にもはっきりとした善悪がないのかもしれない。
今まで見た感動系の映画も、実際には「最後は自分で決めてください」と言われているかのようなラストシーンが多くいつまでも印象に残っているというものがほとんどである。
作り手の意図をうまく入れつつも、見る手側に決断を委ねる余裕がある映画は押し付けがましくなくて良い。
明らかに違う場合も多く、監督の主観ばかりを入れられると疲れてくるし内容も頭に入らなかったりする。
そういう意味でも本作は正義とは何かを問う良い映画であったし、俳優陣の演技力も申し分のない良作であった。

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