映画『樹海のふたり』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「樹海のふたり」のネタバレあらすじ結末

樹海のふたりの概要:落ちぶれたフリーランスのテレビディレクターが、一発逆転を狙ってある企画を考える。それは、樹海へと来た自殺志願者へのインタビュー番組だった。男は、徐々に樹海の闇を彷徨い始める。

樹海のふたりの作品概要

樹海のふたり

公開日:2012年
上映時間:124分
ジャンル:ヒューマンドラマ、サスペンス
監督:山口秀矢
キャスト:板倉俊之、堤下敦、きたろう、遠藤久美子 etc

樹海のふたりの登場人物(キャスト)

竹内哲(板倉俊之)
テレビ制作会社のフリーディレクター。起死回生を狙い、樹海の自殺志願者のインタビューを始める。取材を続けるうち、樹海への思いが強まっていく。信念が強く、曲がったことが嫌い。
阿部弘(堤下敦)
テレビ制作会社のフリーディレクター。竹内に誘われて樹海の取材へ向かう。小森という女に騙され、制作費を取られてしまう。仕事を辞め、再就職を果たす。気弱で騙されやすい男。
八木(きたろう)
自殺志願者。自殺しようとしていたところを、竹内と阿部に助けられて警察に保護される。しばらくして竹内に連絡し、樹海に連れて行って欲しいと言い出す。嘘つきで、竹内達を翻弄する。
竹内純子(遠藤久美子)
哲の妻。自閉症の息子を持つ。必死に家族を守り、自閉症の息子を忍耐強く看病する。理想の家庭像は、明るく元気に過ごすこと。
小森茂子(烏丸せつこ)
ホテルの従業員。阿部を誘い、男女の関係になる。しかし本当の姿は詐欺師で、男を騙してお金を奪っていた。天才詐欺師といわれている。

樹海のふたりのネタバレあらすじ

映画『樹海のふたり』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

樹海のふたりのあらすじ【起】

2004年の春の終わり。竹内哲と、阿部弘という男達が樹海へと向かっていた。観光地となっているその樹海も、一つ足を踏み外せば自殺の名所となっている。

彼らはテレビ制作会社のフリーディレクターで、富士の樹海で自殺をしようとしている人にインタビューするという企画で来ていた。

一週間車の中で見張っていたが、自殺者と思わしき人間は誰一人現れない。そこへようやく、様子のおかしい男がバスを降りてくる。強引にインタビューを行った二人に、その男は怒って去って行ってしまう。

竹内と阿部の二人が出会ったのは、会社の非常階段だった。彼らは共に落ちこぼれのディレクターで、起死回生を狙ってこの企画を立ち上げたのだ。

樹海に入って取材を続ける二人。そこには、自殺者のものと思われる衣服などが所々に散乱していた。さらに奥に進むと、お地蔵さんや人骨なども見られるようになる。

さらに奥に進むと、ウェデングドレスを着た女の人骨と、タキシードを着た男の人骨が並んでいた。そこにはお金が置いてあり、ご自由に使ってくださいとメッセージも残されていた。

樹海のふたりのあらすじ【承】

何度も取材を続ける中、樹海への緊張感が薄れてしまっていた二人。命綱にしていたテープが切れていて、迷い込んでしまう。

必死で樹海を出ようとする二人の前に、一人の男が寝そべっていた。その男は八木という名前で、自殺志願者だと思った二人はカメラを回す。出口を知っているという自殺志願者の八木は、二人を樹海の出口まで送って行く。

樹海を出た後、竹内達が八木にインタビューをする。八木は、病気の母を殺してここに来たと話す。最後にうなぎが食べたいという八木を、竹内と阿部はうなぎ屋まで連れて行く。そこで竹内と阿部は、警察に通報して八木を保護させる。

ホテルに帰った後、阿部は自分の意見を竹内に話す。自殺はよくないが、自殺を止めることが、苦しんで死のうとしている人にもっと苦しめと言っているように感じると竹内は話す。みんな誰かに話しかけられたいんだと、阿部は竹内に言う。

二人はその後、取材のテープを編集する。その番組が地上波で放送され、高視聴率を獲得する。竹内と阿部は、会社から表彰を受けることになる。

樹海のふたりのあらすじ【転】

竹内には、純子という妻と三人の子供達がいる。長男は自閉症で、家族は必死に看病をしている。竹内は仕事がない日、配達の仕事を副業にしている。一方の阿部は独身。認知症の父がおり、阿部が毎日看病をしている。

竹内と阿部は、その後も樹海の取材を続けていた。ある日、彼らは一人の自殺志願者と遭遇する。しかし、その自殺志願者の自殺を止めることができず、それがきっかけで二人にとっての樹海がテレビ取材以上のものになり始めていた。

竹内は、樹海の取材に熱中する。そんな竹内に、阿部はついていけなくなっていた。さらに阿部は、ホテルの従業員である小森という女性と懇ろになっていた。

新しい相棒と共に樹海へと向かう竹内。そこには、集団での自殺を望む人間を募る「自殺サークル」のうちの一人がいた。彼は高校生で、四人で樹海に入った。しかし、他の人はどこかにいなくなってしまったのだ。

高校生を助けた後、新しい相棒がその高校生に承諾書を親に書かせるよう迫る。彼は、いいネタができたと喜んでいる。しかし、強引に迫るその相棒に竹内は怒りを覚える。

高校生を送り届けた竹内。高校生は、竹内に感謝する。その夜、竹内は純子が子供達と一緒に心中する夢をみる。

樹海のふたりのあらすじ【結】

ある日、竹内は樹海で老婆に出会う。その老婆は、昔は樹海も静かで良い場所だったと言う。いつからか自殺者が多くなってしまったのだと嘆くその老婆は、「本来人間は、年をとって体が衰えるが、心が豊かになっていく。その自然の成り行きに逆らうのは良くないことだ」と言う。

竹内が家に帰ると、純子が大変喜んでいる。自閉症の息子が、竹内の撮ってきた樹海の蜘蛛の巣の写真を気に入り、絵を描き始めたのだ。

八木から連絡が入った竹内が、再び阿部を誘い樹海へと向かう。そこで八木に会った二人。何かに追われているという八木を、樹海に匿う。しかし、竹内は八木に騙されてお金を取られてしまう。その頃、小森が詐欺容疑で逮捕される。阿部は、小森に騙されて制作費を取られてしまう。

数ヶ月後、阿部は仕事を辞めて再就職していた。自閉症だった竹内の息子は、絵の才能を開花させて個展を開くほどになっていた。個展に足を運んだ阿部が見たのは、樹海の絵だった。彼は、その絵の前で涙するのだった。

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