『ジュマンジ』あらすじ感想とネタバレ映画批評・評価

ジュマンジの概要:「ジュマンジ」(原題:JUMANJI)は、1995年のアメリカ・カナダ合作映画。監督は「ミクロキッズ」のジョー・ジョンストン。主演は「グッドモーニング, ベトナム」、「ミセス・ダウト」などのロビン・ウィリアムズ。共演にはジョナサン・ハイド、キルスティン・ダンスト、ブラッドリー・ピアース、ボニー・ハント、アダム・ハン=バード、ローラ・ベル・バンディなど。

ジュマンジ

ジュマンジ あらすじ

映画『ジュマンジ』のあらすじを紹介します。

1869年のある日、深夜の森で何かに脅えているような二人の少年が大きな木箱を地中深くに埋めた。そして100年が経った1969年、靴工場を営むニューハンプシャーの名家であるパリッシュ家の、12歳になる一人息子アラン(アダム・ハン=バード)は気の弱い少年で、厳格な父サム(ジョナサン・ハイド)にいつも叱られていた。ある日、アランは父の工場を拡張する工事現場の土中に吸い寄せられるように近づき、大きな木箱を発見して掘り出した。それは「ジュマンジ」と書かれたゲーム盤であり、アランはそのゲームを持ち帰り、両親の留守中にガールフレンドのサラ(ローラ・ベル・バンディ)とプレイをする。ところがそのゲームは、投げたダイスの目が止まった位置に記してある出来事が、現実として目の前で起こるものだった。アランはサラの目の前で、ゲーム盤の中のジャングルの世界へと吸い込まれて消えてしまった。それからさらに26年後、アラン一家が住んでいた屋敷に、両親を亡くしたジュディ(キルスティン・ダンスト)とピーター(ブラッドリー・ヒアース)の幼い姉弟が住むことになった。彼らは屋根裏部屋で「ジュマンジ」を発見しさっそくプレイしてみたが、吸血蚊、猿、そしてライオンが出現してしまった。そこへピーターの出したサイコロの目のおかげで、26年ぶりに生還したアラン(ロビン・ウィリアムズ)も現れるが、彼は38歳になっていた。アランは狂喜乱舞し家中を駆け回るが、工場は倒産し両親も既に数年前に他界していた。アランは姉妹と共にゲームを終了させ悪夢を終わらせようと決意する。幼い頃、自分の目の前からアランが消えてしまった事から、ゲームを嫌がるサラ(ボニー・ハント)だったが、彼女が参加しないとゲームが進まない事になっており、サラを無理やり参加させジュマンジは再開した。彼らの出す目により、屋敷中が人食い植物が覆い尽くすジャングルになり、アランを獲物と定めて執拗に追う英国人ハンターのヴァン・ペルト(ジョナサン・ハイド=二役)が現れたり、挙げ句にはゾウやサイ、シマウマなどの動物たちが現れて大暴走が始まり街中がパニックとなる。そんな中で三人は何とかゲームを続け、ついにアランが上がりとなった。その時、動物たちもジャングルもヴァン・ペルトも、全てゲーム盤に飲み込まれてしまう。気がつくと、幼いアランとサラは1969年の世界に戻りアランの両親も健在だった。ゲーム盤を川に流した二人はやがて結婚し、1995年のクリスマス・パーティーで、友人夫妻の子供、ジュディとピーターに再会する。しかしその頃、どこかの国の海岸にジュマンジは再び漂着していた。

ジュマンジ 評価

  • 点数:95点/100点
  • オススメ度:★★★★★
  • ストーリー:★★★★★
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★★
  • 演出:★★★★★
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:1995年
  • 上映時間:104分
  • ジャンル:ファンタジー、サスペンス、コメディ
  • 監督:ジョー・ジョンストン
  • キャスト:ロビン・ウィリアムズ、ジョナサン・ハイド、キルステン・ダンスト、ブラッドリー・ピアース etc

ジュマンジ 批評 ※ネタバレ

映画『ジュマンジ』について、2つ感想批評です。※ネタバレあり

サスペンスタッチの黒いおとぎ話

主人公のアランは全く気の毒な人物である。変なゲームを発見したせいで26年もジャングルに幽閉される羽目になり、裕福だった家庭もその間に倒産し、大きな屋敷も人手に渡ってしまった。運良く誰かがゲームを再開してくれたおかげでこの世に戻れたが、妖しげなハンターに狙われ続けているというような地獄みたいな人生である。幼い頃にいじめられてばかりいた少年が、ジャングルの生活で逞しくなってはいるものの、まだゲームが終わってなく26年もジュマンジの呪いに束縛されているというストーリーには、こんな残酷なおとぎ話があってよいものかとコメディながら正直笑えないところもある。幸いなことに過去に戻って無事に結婚もでき、倒産する前の両親とも出会えたのだが、捨てたジュマンジが海を漂流し、どこかの海岸に流れ着いたという件も結構ブラックなラストであり、また誰かが同じような被害を被るという事を予想させるシーンもコメディ的なラストではないが、そのブラックな内容がストーリーの緊迫感をいやがうえにも盛り上げているのだろう。しかし次にジュマンジを拾った人は何とも気の毒である。このゲームは災いが回避出来るというだけが唯一の救いであり、降ってくるような幸せは何も訪れないのだから。全く一体誰が作ったのだろうと考えてしまう恐ろしいゲームである。

アメリカ的なユーモアがぎっしりと詰まっている。

ドタバタコメディの部分ではアメリカ的なコメディセンスが凝縮されたユーモアに溢れている。同じようなニュアンスの物語として、人間の叡智では計れないものに手を出すととんでもない目に逢うというところでは、ジム・キャリー主演の「マスク」を思い出すのだが、不幸の波状攻撃度という面からすれば本作の方がワンランク上である。途中で起こるパニックの描き方も常軌を逸しており、サルがパトカーに乗って暴走するシーンや、ライオンが部屋のベッドの上で寝ているシーンなどはいかにもアメリカ映画らしい表現である。最後に大団円で終わるシーンもアメリカ的ではあるが、海岸に流れ着いたジュマンジを、一体あの人たちは拾ってしまうのだろうかという黒いニュアンスの終わり方がいい。

ジュマンジ 感想まとめ

ジュマンジというゲームを一体誰が作ったのかというところがやはり気になってしまう。これで続編が作られでもしたらと期待していたところ、「ザスーラ」という同じ内容の映画が作られているそうであるが、やはりロビン・ウィリアムス主演でジュマンジの謎が解き明かされるような作品が見たかった。残念なことにロビン・ウィリアムスも亡くなってしまった今、再び本作の続編を見られることはないだろうが、これで終わってしまったところに本作の価値も上がっているのだろう。コメディとしても面白くストーリーも新鮮であり、発想のユニークさにかけては他に類を見ない作品である。

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