『ジュラシック・パーク』あらすじとネタバレ映画批評・評価

ジュラシック・パークの概要:「ジュラシック・パーク」(Jurassic Park)は、1993年のアメリカ映画。原作は1990年発表のマイケル・クライトンによる小説。監督は「ジョーズ」、「未知との遭遇」のスティーヴン・スピルバーグ。出演者として、グラント博士役に「ピアノ・レッスン」のサム・ニール。サトラー博士役に「パーフェクト・ワールド」のローラ・ダーン。マルカム博士役に「ザ・フライ」のジェフ・ゴールドブラム。ハモンド財団会長役に「遠すぎた橋」などで監督も務めたリチャード・アッテンボロー。

ジュラシック・パーク

ジュラシック・パーク あらすじ

映画『ジュラシック・パーク』のあらすじを紹介します。

恐竜の化石発掘調査を続ける生物学者のグラント博士(サム・ニール)と、古代植物学者のサトラー博士(ローラ・ダーン)は、アリゾナを訪れたハモンド財団の創立者ジョン・ハモンド(リチャード・アッテンボロー)に、三年間の資金援助を条件にコスタリカ沖の島へ、自分の研究施設を視察に来るよう要請される。

同行する視察団には、数学者のマルカム博士(ジェフ・ゴールドブラム)、ハモンド氏の顧問弁護士ドナルド、ハモンド氏の2人の孫、レックスとティムが一緒だった。

「Jurassic Park」という看板が掲げられた現地に到着した一行の前に、化石の骨でしか見たことのなかった本物の恐竜たちの群れが出現する。

そこはハモンド氏が巨額の費用を投じ研究施設を作り、遺伝子学や恐竜研究のスペシャリストを集め、琥珀に埋もれていたジュラ紀の蚊から血液を採取し、そのDNAからクローンの恐竜を産み出したテーマパークだった。そして研究室の中では卵から孵化したばかりの恐竜に触れることも出来た。

グラントたちはこのプロジェクトの未来に不安を感じるが、パークの完成に浮かれるハモンド氏は聞く耳を持っていなかった。そして一行は彼の2人の孫と共に、コンピュータ制御された車に分乗して園内の視察に出かけた。やがて巨大な草食恐竜の群れに遭遇し一同は驚愕する。そして道中で病気のトリケラトプスに出会い、恐竜の様子を見るためエリーは獣医と共に残った。

一方で、ジュラシック・パークの安全制御を担当するプログラマーのネドリーは、ハモンド財団のライバル会社に恐竜の遺伝子が組み込まれた胚を横流しする陰謀を企んでいた。ひと気のなくなった隙を見て、彼はパークの安全装置を解除しカプセルを盗み出し、胚を渡すため悪天候の中をジープで桟橋へ向かった。

その頃、一時的にパーク内の電源が落ち、グラント一行の乗った車が停車し、恐竜防護用フェンスの高圧電流も止まってしまう。そして森の奥から地響きと共にティラノサウルスが現れ襲いかかってきた。まず弁護士のドナルドが襲われて犠牲になり、子供たちを助けようとしたマルカム博士は重傷を負い、グラント博士と子供たちはフェンスの向こうへ逃げセンターへと急ぐ。桟橋へ向かっていたネドリーはスコールの中でジープの運転を誤り、外へ出た瞬間にティロフォサウルスに襲われてしまう。

一夜経ち、戻ってこないグラントたちを捜しに出たエリーは、最初にマルカムを救助し、再び現れたティラノサウルスに追われながらもセンターへ帰還する。彼女はシステムダウンしたままの館内制御を元に戻すため一度電源を切り、落ちたブレーカーを戻すため電気室へ侵入したが、そこには知能が高い肉食の小型恐竜ヴェロキラプトルが潜んでいた。

ジュラシック・パーク 評価

  • 点数:90点/100点
  • オススメ度:★★★★★
  • ストーリー:★★★★★
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★★
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:1993年
  • 上映時間:127分
  • ジャンル:SF、ミステリー、アドベンチャー
  • 監督:スティーブン・スピルバーグ
  • キャスト:サム・ニール、ローラ・ダーン、ジェフ・ゴールドブラム、リチャード・アッテンボロー、アリアナ・リチャーズ etc…

ジュラシック・パーク 批評 ※ネタバレ

映画『ジュラシック・パーク』について、2つ批評します。※ネタバレあり

今でこそ普通になってしまった生々しい恐竜を最初に見せた衝撃のSFX

この映画で使用された「アニマトロニクス」という技術はSFXの一種で、本物のモデリングを使い撮影する技術と、CGアニメーションを融合したものである。

コンピュータ制御のロボットを人工皮膚で形成し、滑らかな動きのある生物を骨格や筋肉、顔の表情などを機械で表現する。人間が入った着ぐるみでは表現できない生物や俳優との共演が重要となる場合に使用されてきた。近年はVFX(コンピュータグラフィックス)により衰退傾向にあるが、リアルさを表現するためにはなくてはならない技術である。スピルバーグはこの恐竜シーンをいかにリアルに見せるかに相当なエネルギーを注いだらしく、それにより他のアクションシーンをはしょったという思い入れも画面から窺える。後に友人であるジョージ・ルーカスもこの映画に触発され、スターウォーズ新三部作への制作意欲が奮い立ったという話もある。架空の生き物だけにリアルさを表現するというのが相当困難な作業であったという、現場の苦労がまざまざと垣間見える映像技術である。

脳内のイマジネーションにはかなわない

この原作は前後編併せて1000ページを超える内容であるが、これほど小説の中でスリリングな展開を見せてくれる作品も少ないだろう。映画を観る前に二度ほど読み通し試写会へ臨んだが、試写会のサイズが一回り小さかったのでさほど迫力を感じられなかった。というか原作の緻密な描写に、映画が負けてしまっていたというのが正直な感想である。読了感も相当よい小説だったゆえに頭の中でほぼ満足してしまっていたので、スピルバーグがどう料理するのか期待し過ぎていたというところもあったのだろうか。古今東西、原作がありそれを読んでしまった脳内のイマジネーションに勝てる映画はないというのが正直な意見である。しかし、今となってはその特殊効果よりストーリーの面白さの方が残っており、年に一度くらいDVDの棚から出して当時の想い出に浸っている。

まとめ

マイケル・クライトンの想像力の賜物という作品の内容であり、前評判も相当高かった映画なので、どうやってスピルバーグがその世界観を表現したのかと期待を抱いて観に行ったが、正直、その前に小説を読むんじゃなかったと後悔した。しかしその小説を読まなければ科学的根拠の裏付けの凄さも解らないだろう。映画のシーンでは、恐竜が生まれるまでのプロセスを館内に来た客に解りやすいような、アニメーション仕立てで紹介しているのだが、その辺も物足りなさの原因だったかも知れない。恐竜出現までのプロセスの描写がもっと欲しかった感はあるが、映画をヒットさせるという商業的背景の中では限界だったのだろう。

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