映画『カフーを待ちわびて』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「カフーを待ちわびて」のネタバレあらすじ結末

カフーを待ちわびての概要:沖縄半島。愛犬とひっそり暮らす明青の元に、本州から女性がやって来る。彼女はひょんなことから明青を知り、嫁入りしたいと思ったのだ。明青は、謎の女性・幸と奇妙な同居生活を送ることに…。原田マハのデビュー作を映画化した、優しい愛の話。

カフーを待ちわびての作品概要

カフーを待ちわびて

公開日:2009年
上映時間:121分
ジャンル:ラブストーリー
監督:中井庸友
キャスト:玉山鉄二、マイコ、勝地涼、尚玄 etc

カフーを待ちわびての登場人物(キャスト)

友寄明青(玉山鉄二)
友寄商店の店主。独身。子どもの頃に母に捨てられ、裏手に住むおばあに育てられた。寡黙で感情を表に出さない。左手の手指は火傷を負い、すぐに治療しなかったために動かない。
幸(マイコ)
本州から明青に突如嫁入りした女性。23歳。明るく素直だが、謎が多い。家事を率先して担おうとするが、不器用で明青に二度手間をかけさせる。頑なな明青の心に光を灯す。
玉城ミツ(瀬名波孝子)
友寄商店の裏手に暮らす老女(おばあ)。ユタといわれる霊媒師で、予言能力がある。明青の親代わりで、小さい頃から何かと世話を焼いてきた。
新垣渡(勝地涼)
明青の幼馴染で農園を営む。妻は一子を妊娠中。活発で少しお調子者。
照屋俊一(尚玄)
明青の幼馴染。離島してからエリートサラリーマンになり、10年ぶりに帰郷する。与那喜島の過疎化を憂いリゾート誘致で改善しようとするが、明青たちと対立する。
高木吉雄(沢村一樹)
アイリゾート社の会長で俊一の上司。過疎化する与那喜島を、観光リゾート地に変革しようという計画を立てる。営業マンとしては有能で、口がうまい。
カフー(ラッシュ / マコ)
明青の愛犬、ラブラドール。カフーとは「よい知らせ、幸せ」という意味。明青の唯一の家族。なぜか俊一には懐かない。
新垣成子(白石美帆)
渡の姉。本州に嫁入りしたが、離婚して息子のたくみと共に帰郷する。明青の初恋の人。
友寄美晴(高岡早紀)
明青の母。明青が小学生の頃、本州の男性と駆け落ちし島を去る。息子との連絡は途絶えており、消息は不明。温和で美しい女性。

カフーを待ちわびてのネタバレあらすじ

映画『カフーを待ちわびて』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

カフーを待ちわびてのあらすじ【起】

沖縄、与那喜島。ある夜、明青は、おばあからよい知らせが入ると予言される。その後、明青宛に一通の手紙が届く。幸という女性が、神社で明青の絵馬を見てぜひ嫁入りしたいと申し出たのだ。その経緯として、明青は以前縁結びで有名な神社を参拝し、友人から絵馬を書くようせがまれる。その絵馬には、「嫁に来ないか。幸せにします」という文言を記した。

与那喜島は少子化と過疎化が進み、再開発を提案するアイリゾート社が島民の説得に当たっていた。俊一は同社の社員で、反対する明青に「お前だけ何も変わっていない」とつらく当たる。明青は怒りを抑え、幸の手紙を反動で燃やしてしまう。

翌日、海辺にカフーを散歩させていると、一人の女性に出会う。彼女こそが手紙の差出人・幸で、明青を訪ねて本州から来たのだという。幸は、明青の了承も得ず、押しかけ女房の形で友寄家に暮らすことになった。幸は、つむじ風のごとく静かな明青の生活に変化をもたらしていく。

おばあからも祝福され、明青と幸は緩やかに絆を深める。友寄家に来た渡が幸を見て驚くが、明青は「観光客だ」と嘘をついた。渡は、幸が傷ついた女性で、南の島に癒しを求めてきた類ではないかと疑う。幸は、家事こそまるで駄目だが、理髪は得意で伸び放題の明青の髪を切ってやった。理髪中、明青と幸は、たわいない会話をして心を通わせていく。

カフーを待ちわびてのあらすじ【承】

料理が苦手な幸は、基本のいろはをおばあから学びだす。おばあは、沖縄弁でしきりに子を作れと明青にけしかけるのだった。昼間、幸が店に立つようになると、島の男共が店に押し寄せる。明青は、俊一から商店を閉めて売却するよう勧められるが、やんわりと拒否した。

成子の息子たくみが、暗い顔をして友寄商店に現れる。原因は、彼の新品の靴が同級生によってどこかに隠されてしまったことだった。明青もかつて同じ体験をしたため、たくみの靴を探しに行こうと提案する。靴は、学校の大木に吊るされていた。幸が自ら木に登り、靴を取り戻す。

アイリゾート社会長・高木が、与那喜島に上陸する。高木は、巧みな話術を使って、一軒一軒民家を回りながら賛成の署名を集めた。時期はお盆に差し掛かっていた。おばあは、明青に、店を売ることと幸を幸せにしろと助言する。

明青の少年時代。母美晴と暮らしていた頃、美晴はよく明青の理髪をしてくれていた。明青は、密かに大木に登って小枝を得、ペンダントにして美晴に贈る。美晴は、御神木から枝を盗むと祟られると言ったが、拒絶せずに受け取った。その後、美晴は一人島を離れる。明青は、船着き場で母が戻るのをいつまでも待った。

幸が買い物に行ったきり帰宅しないため、明青が捜しに来た。幸は、渡から明青の境遇を聞き、彼女が癒し目的のつもりなら明青を困らせるなと言われた。新垣家には、高木が訪れる。渡は断固として聞く耳を持たないでいたが、高木は農家の経営困難を把握していた。観光客を農地に招き体験させれば、利益が生まれて好都合だと渡を動揺させる。

カフーを待ちわびてのあらすじ【転】

高木は、一番の難局だろう明青への対策として見合いを画策していた。幸は自分の身元を黙っていたが、初めて明青に明かす。沖縄に来る前、幸は家庭のある男性と不倫していた。その恋の痛手を負い、幸は逃げるようにして沖縄に来た。しかし、今は明青と生活して十分幸せだという。幸は、明青の左手に触れ、夏が過ぎても傍にいたいと言った。

おばあが倒れたと聞き、明青は彼女の元へ急ぐ。医者からは、おばあは心臓を悪くしていて瀬戸際にいるのだと知らされる。おばあは意識が戻らず、生死の境をさまよっていた。

明青は、俊一に出くわす。俊一は、明青の煮え切らない態度に憤慨した。俊一は、「美晴を待っているから店を移したくないのだ」と指摘し、美晴はすでに死んだのだと告げる。

お盆の夜が訪れ、島民は先祖を迎え入れるための歌と舞いを行った。後日、島民会議にて賛成多数で島へのハイリゾートの誘致が決定する。渡も賛成派に転じ、反対派は明青一人となった。渡は、生活苦のためにやむを得ず賛成を選んだ。そして、明青は、幸が「高木が送り込んだ嫁」かもしれないことを知る。

カフーを待ちわびてのあらすじ【結】

明青は、幸に他に結婚したい女性がいると嘘を言う。成子を婚約相手としもう結婚が決まったから、幸には即座に島を出るよう促した。幸は悲しみに暮れ、誰も自分を愛してはくれないと嘆く。翌朝、幸は島を去り、二人の短い同居生活は終わった。

俊一が店に幸を見に訪れる。明青は怒りが爆発し、お前の差し金だろうと彼を殴った。しかし、俊一はその件については何も知らず、全体的に勘違いであることが判る。高木と幸は何の関係もなかった。

明青は、幸が残した手紙を読み、幸の正体は美晴の継子だということを知る。幸の父と美晴が再婚し、幸は明青の存在を当時から知っていた。幸の実父が死ぬと、美晴は女手一つで幸を育てる。死に際、美晴は小枝のペンダントを幸に預けた。幸は、偶然絵馬で明青のことを思い出し、小枝を返そうと嫁入りして来たのだった。

真実を知った明青は、幸を捜して神社に向かう。明青の絵馬は、幸によって返されていた。そして、幸も絵馬に願い事を書いており、それは明青と島の人々が幸福であることだった。明青は帰りの電車で、幸を見つける。明青は、優しく幸に小枝を御神木に返そう、と提案した。二人は、与那喜島に一緒に帰ることにする。

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