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映画『カイジ 人生逆転ゲーム』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『カイジ 人生逆転ゲーム』の概要:福本伸行のマンガを原作とした「カイジ」シリーズ1作目。借金の連帯保証人になったせいで、多額の借金を背負うことになった青年が、一発逆転を狙ってのギャンブルゲームに何度も挑戦することになる。

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映画『カイジ 人生逆転ゲーム 』の作品情報

カイジ 人生逆転ゲーム

製作年:2009年
上映時間:130分
ジャンル:サスペンス、ヒューマンドラマ、フィルムノワール
監督:佐藤東弥
キャスト:藤原竜也、天海祐希、山本太郎、光石研 etc

映画『カイジ 人生逆転ゲーム』の登場人物(キャスト)

伊藤カイジ(藤原竜也)
自堕落な日々を送り、適当にバイトをして生活している青年。30代を目前に、自分はこれからだと思っているが、具体的に何をしていいかがわからないまま毎日をやり過ごしている、いわゆる“負け組”の人間。凛子に騙されてギャンブルクルーズに参加するが、そこで鋭い洞察力と根性を見せる。他人を疑わないため、何度も騙される事になる。
遠藤凛子(天海祐希)
金融会社の女社長。39歳。利根川の元同僚。カイジからはいい人と思われる。カイジを騙してギャンブルクルーズへ参加させる。会長や利根川の、ブレイブメンロードで楽しむ姿を快く思っていない。
石田光司(光石研)
ジャンケンが苦手な中年男性。最初のゲームで船井に騙されたカイジと手を組み、地下帝国でもカイジと助け合う。通称「おっさん」。借金返済を手伝う娘がいる。
佐原誠(松山ケンイチ)
地下帝国で、カイジと同じ班のメンバーとして働く青年。班長の不正を知っていて、カイジに教える。ひどい咳をしていて、先が短いと医者から言われている。ブレイブメンロードでは、カイジと励ましあってゴールを目指す。
利根川幸雄(香川照之)
凛子の元同僚で、今は上司。ギャンブルクルーズの主宰のような立場にいて、ゲームの説明をしたり、参加者たちに厳しい言葉を投げつけたりもする。負け知らずに進んできた、いわゆる“勝ち組”の人間。

映画『カイジ 人生逆転ゲーム』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『カイジ 人生逆転ゲーム』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『カイジ 人生逆転ゲーム』のあらすじ【起】

自堕落な日々を過ごす伊藤カイジは、苛立ちまぎれにベンツを蹴り飛ばした。
ベンツの持ち主、遠藤凛子は金融会社の危ない人間。
凛子の部下たちに捕まり、前のバイト仲間が夜逃げしたと教えられる。
連帯保証人のカイジは、200万円以上の借金と、車の修理代を背負うことになってしまった。
大金を返す当てが無いカイジは、一攫千金を狙ってのギャンブルクルーズへの参加を提案される。

そして船に乗り込んだ。
利根川が、ギャンブルの説明を始める。

最初に、100万円の星を3つ買わなければならなかったが、暴利がついていた。
カードが配られ、それを使ってジャンケンを行う。
使ったカードは、台のスロットに入れる。
勝った人間が負けた人間から星を奪い、あいこなら星はそのまま。
最終的にカードを使い果たし、星を3つ以上持っていれば勝ちだった。

船井という男が、全部あいこにしてお互い助け合おうと話しかけてくる。
しかし船井はカイジを騙した。

会場は騒ぎになるが、船井の提案でカードをシャッフルする事に。
石田と手を組んでカードに細工し、船井の裏をかいて船井に勝利したカイジと石田。
しかし石田が、カードを1枚出し忘れていた。

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映画『カイジ 人生逆転ゲーム』のあらすじ【承】

焼印を押され、マイクロチップを埋め込まれて、地下での強制労働が始まる。
日本円の10分の1の通貨、ペリカで給料が支払われる事に驚き、一刻も早くペリカを貯める決意をするカイジ。

怪我をした石田を医者のもとへ運ぶと、佐原という男がいた。
病気で咳が止まらなくなり、借金がかさみすぎた佐原には、ブレイブメンロードという命と引き換えの大博打が待っていた。
カイジと石田も、佐原と一緒にブレイブメンロードに参加する。

会場に現れた利根川は1千万円の金券を渡し、ビルとビルの間の電流が流れる鉄骨を渡り切れば、現金に換えられるという。
それを見て楽しむ金持ちたちがいた。
次々と鉄骨から落ちていき、残ったのはカイジ、佐原、石田の3人だけ。
しかし雨が降り、雷が鳴り始める。
石田はカイジに金券を託し、娘に渡して欲しいと頼んで落ちていった。

カイジと佐原は鉄骨を渡り切るが、扉を開けた瞬間、内側から風が吹く。
佐原は風に飛ばされて落ちてしまった。

換金を求めるカイジに、借金を差し引いた75万円しか出さないという利根川。

映画『カイジ 人生逆転ゲーム』のあらすじ【転】

利根川や凛子のボスの一声で、Eカードゲームが開始される。
皇帝側と奴隷側を選び、出すカードで勝者を決めるものだった。
市民同士は引き分けで、市民は皇帝に負けるが、奴隷は皇帝にだけ勝つことができる。

圧倒的に不利だが、勝った場合は大金を手にできる奴隷側を選んだカイジ。
だが、あっさり利根川に負けてしまった。

利根川のボスはつまらないと言い、カイジの一生を担保にお金を貸す。
勝負の時、利根川の視線の違和感に気付くカイジ。
だがカイジは勝負に負け、地下帝国で130年働くことが決まった。

連行される途中、利根川のイカサマに気付いたカイジ。
そして勝負に勝つ方法を思い付く。

凛子に5千万円の借金をして、利根川に3回目の勝負を挑む。
突然、鏡に額をたたきつけるカイジ。
席についても興奮して額から血を流し、テーブルやカードを汚した。

利根川の時計には、カイジの体内に埋め込まれたマイクロチップの情報が流れていたが、ケガのせいで使えなくなっていた。
そして、3回目の勝負が始まった。

映画『カイジ 人生逆転ゲーム』の結末・ラスト(ネタバレ)

カイジのカードについた血痕を見つけた利根川。
その時テーブルにあったのは、市民と奴隷だった。
しかし、その勝負は引き分け。
次も引き分けで、ゲームは続く。

残り2枚になり、カイジのカードに血の跡を見つけた利根川。
しかし気付かないほうがおかしいと考え、さらにそのやり方がジャンケンの時のイカサマと同じだと気付く。
利根川は勝利を確信して皇帝のカードを出したが、カイジのカードは奴隷だった。
カイジは奴隷のカードと市民のカードをすり替えるふりをして、すり替えなかったのだ。

カイジは5億円を手にし、利根川は地下帝国に落とされた。

外に出られたカイジは、豪勢な食事を前に、凛子に分け前の現金を渡していた。
しかし凛子が盛った薬で眠ってしまう。

気が付くと、5億のほとんどと共に凛子は消えていた。
車の修理代と5千万円の利子が、カイジの取り分から引かれていたのだ。

その後、石田の娘の働くパチンコ屋を見つけ出したカイジは、石田が残した2千万円の金券を届けた。

映画『カイジ 人生逆転ゲーム』の感想・評価・レビュー

学習しない男だ。
それは駄目だと思わず声を上げてしまうが、彼に届かないことに、そのたびに苛立つ。
組織は地下も含めて、実に映画らしく、格好よく作られている。
ゲームも斬新でよく作りこまれているので、ありきたりな心理戦とは一線を画す面白さだ。
最後、やり返せた時の爽快感は、それまでの苛立ちを払拭して余りある。
配役は香川照之が光っている。
彼は悔しがる演技において、日本随一の俳優だと思う。(女性 30代)


原作を読んでいた私には、“またチープな実写化なんじゃないかな”と思っていたのだが
なんとも素晴らしい作品だった。
特に後半の挿入曲と共に盛り上がるラストは、主演の藤原達也と敵役香川照之の迫力のある演技により、最高の緊張感と心理戦を楽しむことができる。

描写の中に役どころに沿ったいくつもの名言が散りばめられているため、自らの人生においても教訓とすべき考えさせられる部分が多く、エンターテイメントとしても十分に楽しめる作品である。(男性 20代)


アニメで見ていたため、すぐにゲームのルールや内容が理解できた。もしアニメを見ていない場合、すぐには理解できないくらい、頭を使わないと難しい内容ではある。しかし、主人公カイジを演じる藤原竜也の演技力は、ずば抜けて素晴らしかった。様々なゲームの場面で、カイジらしい頭の使い方や洞察力も垣間見れ、自然と応援したくなる。最後は再び凛子に騙されたり、おっさんの娘に託されたお金を渡しに行くなど、バカ正直なカイジらしく幕を閉じた。(女性 20代)


漫画の実写作品の中ではトップクラスに面白い良作だと思う。主演の藤原竜也は演技力がずば抜けている。人間の極限状態での感情表現をここまで表せる俳優は日本で他にいないと思う。
命をかけたブレイブ・メン・ロードや極限状態の心理ゲームであるEカードなど、現実世界では経験しないものばかりだが、藤原竜也の演技で感情移入してしまう場面が多々あった。
重いテーマの映画というわけではないので、スカッとしたい時やハラハラする映画を見たい時はぜひお勧めしたい作品である。(男性 20代)


借金まみれの主人公が命をかけたゲームに参加する話。この作品は主人公はもちろん香川照之さんが演じる人物が非常に魅力的である。そして彼の借金まみれの主人公たちに放つ発言がどれも名言なのでぜひ見てもらいたい。お金はとても重要であるという社会人ならみんな知っているようなことを作品全体で表現してくれるためお金の重要性を再認識させられる。

この作品はあまり子供向けではないが、将来子供にこういう大人になって欲しくないと考えている親ならば見せるのもありだと思わせてくれるような作品。(男性 20代)


夢や目標が無く、特別な才能も無い。いわゆる負け組の藤原竜也演じるカイジ。あるきっかけで多額の借金を抱えてしまい、その借金を返済するためにとても危険な、命をかけたゲームに挑みます。このゲームがとにかく狂っていて、現実では絶対に有り得ない設定。でも映画の世界観が仕上がり過ぎていて、なんの違和感もありません。
何度観ても面白い。香川照之の演技に脱帽です。この作品を観ると、嫌でもしっかり働こうと思ってしまいます。(女性 30代)


演者たちの個性と演技力が爆発した、騙し騙されスリルと緊張感抜群の作品。藤原竜也さんの演技のクセがすごくて、モノマネしたくなるのも良く分かるほど、強烈に印象に残る演技でした。
地下帝国で労働を強要され、聞いたことのない通貨で報酬を与えられるという設定もおもしろく、リアルとフィクションのちょうど間をついているなと感じました。
ギャンブルのゲーム内容も見応えがあり、運だけでなく頭を使って相手を騙すシーンは、観ているこちらも一緒に騙され、カイジの頭のキレに驚かされました。(女性 20代)


漫画を読んでから映画を見ました。
どこか大げさで、あり得ない感じが、カイジの魅力として最後まで楽しめます。
事件の詳細は丁寧に説明してくれるので、裏工作の仕組みなどは考えなくてよく、その点では気軽に見ることができます。
賛否両論ですが、個人的にはカイジの常に人生に挑戦する姿に好感がもてます。また、ストーリーの中では、仲間との熱い絆もあり、感動する場面もあります。
最後の勝敗が決まった瞬間は、興奮が止まりませんでした。(女性 40代)


藤原竜也=クズ役というイメージを植え付けた大人気作品。藤原竜也といえば『カイジ』と答える人も少なくないだろう。藤原竜也の演技力の高さも相まって、笑いあり、ハラハラドキドキありの傑作になっている。さらに、何より最高なのが利根川演じる香川照之である。「勝たなきゃゴミだ!」こんなにもこのセリフを上手く言える俳優は他にいるだろうか。ゲームの駆け引き、あらすじ、全てにおいて魅了される大好きな作品だが、この2人の演技こそこの作品の魅力である。(女性 20代)

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次作 カイジ2 人生奪回ゲーム

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みんなの感想・レビュー

  1. 匿名 より:

    カイジの内容をあらかじめ知っている方がいいのかどうかと言われると微妙な所。映画で初めて見てすぐにルールを呑み込めるかどうかが心配。カイジがどうしょうもないお人よしなのはわかるが、ギャンブルとか騙しあいには向いていない人だというのは判ります。結局、最後にはおいしい所持っていかれちゃうし、とどのつまり、お人良しなので…。

    ゲームで一番面白いのはEカードだと思います。トランプみたいに単純だし心理戦も見応えあるし…。
    個人的には、凝縮しすぎないで、ゲーム内容を二つでじっくり作れば良かったのではと思います。

    カイジ2では、私の一番好きな沼パチンコというゲームが出てきますので、そちらは是非観てほしいです。その為にと言っては難ですが今作も是非目を通して見てはいかがでしょうか。1と2で沢山のゲームが出てくるので良かったら是非観て下さい。

  2. 匿名 より:

    ①「限定ジャンケン」

    お馴染みの限定ジャンケンであり、ルールをよく理解して手札の数を把握するなり、心理戦に持ち込むなりして戦うゲーム。カイジシリーズ最初のギャンブルだが、ギャンブルとしての要素が簡易であり、理解しやすいので良いと思う。

    カイジはこの限定ジャンケンでの終焉にお約束の人情に厚い所を見せてやられてしまうのだが、人情を取って生きるのか、非情になって勝ち続けるのかはその人次第。現実問題難しいですね。

    ②ブレイブ・メン・ロード

    これこそ人間の汚さを絵にかいたようなゲーム。いわゆる人間競馬。結局、人間競馬というものは歪んだ発想と言えばそれまでだが、人間は心の底でこんな悪な一面を持っているんですよね。私は個人的にここまでは見たいとは思わなかったです。好き嫌いがあると思うのでそこは自己判断で。

    ③Eカード
    本格的な心理戦のゲーム。皇帝1枚、市民3枚、奴隷1枚の計五枚で戦い、皇帝のカードを持っている側が有利という仕組み。

    だが、心理戦なので有利というだけ。逆に奴隷側で勝つと心理的にも優位に立ちやすい。対戦相手が利根川という切れ者なので見応えあり。役者の演技も非常に好感持てます。裏の裏の裏を描いた相手を敢えて…。みたいな、難しいゲームなので理解は難ですが…。