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映画『カイジ2 人生奪回ゲーム』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『カイジ2 人生奪回ゲーム』の概要:前回、命を賭けたゲームを勝ち抜いたカイジが、再び金と命を賭けた大勝負に臨む。前回敵だった利根川が、今回は味方として参戦。新たに立ちはだかる一条という男に、カイジらは勝利することができるのか。

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映画『カイジ2 人生奪回ゲーム』の作品情報

カイジ2 人生奪回ゲーム

製作年:2011年
上映時間:133分
ジャンル:サスペンス
監督:佐藤東弥
キャスト:藤原竜也、伊勢谷友介、吉高由里子、生瀬勝久 etc

映画『カイジ2 人生奪回ゲーム』の登場人物(キャスト)

伊藤開司(藤原竜也)
金を湯水の如く使い最下層まで落ちたどうしようもない男。金と命を賭けた勝負に巻き込まれる。
一条聖也(伊勢谷友介)
裏カジノを仕切る帝愛グループの人間。今回のカイジたちの敵。
石田裕美(吉高由里子)
かつて命のゲームにカイジと共に臨んだ石田の娘。
利根川幸雄(香川照之)
以前カイジと対峙した男。カイジに敗北した為、帝愛グループから追放された。
坂崎孝太郎(生瀬勝久)
同じく、裏カジノの沼攻略を目指す人物。

映画『カイジ2 人生奪回ゲーム』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『カイジ2 人生奪回ゲーム』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『カイジ2 人生奪回ゲーム』のあらすじ【起】

前回、参加者が次々と命を落としていく金と命を賭けたデスゲームをクリアし、唯一5億円の大金を手にした伊藤開司ことカイジ。彼は晴れて借金地獄から解放され、自由な生活を送ることが出来た………筈でした。しかし、気がつけば彼はまた多額の借金を作り、例の地下収容施設へと逆戻りしていました。

元々金遣いの荒かったカイジ、そんな彼が大金を手に入れれば、湯水の如くそれを使ってしまうことは目に見えていました。しかし、どんなに駄目人間でも彼には帝愛グループに勝利し地上へと出た実績があります。地下の仲間は、彼の持つそんなポテンシャルを信じ、彼に自分達が労働で得た僅かなお金を託します。カイジはその金を手に、14日間だけ地上に出る権利を得たのでした。

カイジと仲間達の計画はこうです。その14日間という僅かな時間の中で、仲間達全員分を釈放するだけのお金、2億円を稼ぐことです。しかし、2億という大金がそう易々と手に入るはずがありません。困り果てたカイジの前に、何と、前回対峙した利根川が現れたのです。

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映画『カイジ2 人生奪回ゲーム』のあらすじ【承】

かつて帝愛グループで地位を築いていた利根川ですが、カイジに敗北した事でその地位を追われ、現在はホームレスになっていました。カイジは利根川に、短期間で2億円稼ぐ術はないかと頼み込みます。利根川はそんなカイジに、情報量をふんだくった上で、「La Mare Au Diable」、魔の沼という意味を持つ帝愛グループの裏カジノの存在を明かしました。

その中でも、千倍という異例のレート設定の「沼」というパチンコがあります。その沼は三段構造となっており、その全ての段をうまく球がすり抜ければ、10億円という大金が手に入るシステムになっていました。単純計算でその確率は60分の1、しかし、実際はその沼は一条というカジノの支配人によって操作されていました。一条は、絶対に大当たりが出ないように沼を調整していたのです。

カイジは自分を捨てた帝愛グループに復讐を誓った利根川と、同じく沼の攻略を狙う坂崎という男と共に、この攻略不可能とされる沼に挑むことにしました。

映画『カイジ2 人生奪回ゲーム』のあらすじ【転】

さらに、坂崎は裕美というカジノの従業員を仲間に引き込んでいました。初めて裕美と顔を合わせたカイジは、かつて帝愛グループに共に挑みそして死んでいった石田を思い出します。それもそのはず、彼女はその石田の娘だったのです。父親を帝愛グループに殺された裕美は、帝愛グループに復讐する為カイジ達の仲間となります。

坂崎は沼の設定が比較的緩い日を選び、磁石を使って沼攻略を図りました。しかし何と、裕美が裏切り一条の元に降ったのです。その事で坂崎の計画はバレ、彼は地下へ送られる事となりました。

しかし、一条は、カイジに一度だけ坂崎を救うチャンスを与えました。それは、「姫と奴隷」というゲームです。戸惑うカイジの前に、巨大な3つの檻が運ばれてきました。その内1つには姫こと裕美が、しかしそれ以外の箱には凶暴なライオンが入れられているというゲームです。勿論誤った箱を開けば、そのままライオンの餌になってしまいます。正解を知っている姫はカイジにヒントを与えることが出来ますが、必ずしも彼女が真実を伝えるとは限りません。

映画『カイジ2 人生奪回ゲーム』の結末・ラスト(ネタバレ)

裕美はカイジにある番号を告げます。坂崎は、一度自分達を裏切った裕美を信じるべきではないと言いますが、カイジは迷った末、裕美に伝えられた番号を押しました。そしてその番号は、裕美の捕らえられた箱の番号でした。カイジのお陰で、坂崎は金を取り返すことが出来ました。

そして一行は、今度はより慎重に計画を練ることにしました。何と彼らは、大胆にもビル全体を傾け、一条の計算を狂わせたのです。裏カジノにある裏ATMでは、1人1000万までの金を借りることが出来ます。カイジ、坂崎、利根川がそれぞれ1000万ずつ借り沼に挑みますが、あと一歩というところで大当たりには辿りつきません。

一条は冷や汗をかきながら勝利を確信しますが、そこで裕美が名乗りを上げます。裕美は自ら1000万の負債を抱え、彼等と共に参加する意思を見せました。そして最後のチャンス、裕美の金で得た球で、見事4人は大当たりを出したのでした。勝負に敗れた一条は地下送り、カイジ達は手に入れた10億円を分割しました。そしてカイジは、約束通り地下の仲間達を解放するのでした。

映画『カイジ2 人生奪回ゲーム』の感想・評価・レビュー

前回出ていた石田の娘や、カイジと対戦し破れた利根川など、カイジと共に戦うメンバーたちが見所である。ゲームの内容が馴染みのあるパチンコであり、一見簡単そうに見えるが、裏をかかなければならない作戦や、メンバーたちの信頼も大事とされる、まさに人との勝負である。全作品と同様で、登場人物のキャラクターを忠実に描いており、わくわく感を裏切らないキャストであった。カイジは金銭感覚が狂っているどうしようもない男ではあるが、仲間たちとの約束を守り、賞金をきっちり分割する姿が見捨てられない部分でもあり、釘付けにさせる人物像でもある。(女性 20代)


漫画を実写化していて映画もシリーズ化されています。キャストが好きで観に行って最初は面白かったのですが、2作目の方は1作目の期待感があっただけに少し残念な感じになってしまいました。

漫画を観ている人からしたら、実写化は物足りなくてイマイチなのかもしれません。藤原竜也のカイジ役は、はまり役だと思いました。(女性 30代)


前作に比べるとスケールダウンしたような印象を受ける。命をかけたゲームという感覚があまりないため、前作ほどハラハラするシーンはなく、感情移入が難しい。
しかし俳優陣の演技力は素晴らしいものであった。前作では敵役だった香川照之や主演の藤原竜也、そして坂崎役の生瀬勝久など舞台のような重厚な演技の中に、裕美役の吉高由里子の演技が加わり、ちょうど良くバランスが取れているのだ。
前作で出てきた役が今作でも活躍する点で見ると、前作のスピンオフ作品のような印象を受けた。ストーリー内容や前作の壮大さと比べると多少見劣りする部分はあるため、続編として観ると少しがっかりしてしまうかもしれない。(男性 20代)


「勇気・度胸・覚悟」この3つがあれば億万長者になれるこのシリーズ。2作目の今回も藤原竜也演じるカイジのだめっぷり、クズっぷりが炸裂してます。原作ファンにも人気のパチンコ編。「沼」は絶対に挑戦したくない酷い設定。しかし人は窮地に陥ると感覚が狂ってしまうのか、大金をかけては破滅していく始末。カイジたちはこの「沼」を攻略するために、仲間と協力し作戦を立てますがこの作戦がまた狂ってる。さすが、このカイジの世界観。非現実的な作戦もすんなりと受け入れてしまいます。
最後の最後までしっかり楽しませてくれるこの作品。ずっと続いて欲しいシリーズです。(女性 30代)


前作で命がけのゲームを行いやっとの思いで地上に出られたにもかかわらず、あっという間に多額の借金を作り地下に舞い戻ったカイジ。クズはそう簡単には変わらないんだな、と笑ってしまう。地下で得た100万を2週間で2億にする為奮闘するという物語だが、前回敵だった利根川が本作では仲間となり共に戦ったり、前作のラストに登場した吉高由里子がメインどころとして登場したりと、前作との繋がりが多くあらすじとしても面白い。沼の攻略法は無理があるような気もするが、最後まで飽きずに楽しめた。(女性 20代)

関連作品

前作 カイジ 人生逆転ゲーム

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みんなの感想・レビュー

  1. 匿名 より:

    「地獄の沼」攻略の戦いがイマイチ盛り上がりません。結局、ビル全体を傾けて、釘の調整棒を入れ替えるカラクリで追い詰め、それを玉をはじく電磁波の仕掛けで返され、最後は物量で押し切る・・・という展開。実に面白くない。せっかく香川照之や吉高由里子も出演しているのに、安っぽい作品に成り下がっている印象が拭えません。見所の勝負も、「チンチロリン」、「姫と奴隷」、「地獄の沼」ぐらいしかなく、「Eカード」は勝負のうちに入っていませんし、ハラハラドキドキさせる場面が少ないのです。

  2. 匿名 より:

    劇中、終始「藤原竜也」の演技なのです。大袈裟で舞台芝居風の演技をする藤原ですが、本作でもその癖が出ています。漫画「カイジ」の映画化なので、コミック風な演技でも許されるのかもしれませんが、私的には好きになれません。ライオンに喰われずにすむシーンで恐怖のあまりに座り込んでしまう演技も「嘘くさい」のです。「地獄の沼」を攻略する最後のシーンで叫ぶのも同様です。すべてが嘘っぽく、リアリティを感じることが難しいので、感情移入もできません。生瀬勝久演じる坂崎のキャラクターがまた一役買って嘘くさい!ドラマ「トリック」からそのまま出てきたような性格で、アクが強すぎてカイジを食っています。藤原竜也ファン向けの内容ですね。