映画『仮面の男(1998)』あらすじとネタバレ感想

仮面の男(1998)の概要:1998年製作のアメリカ映画(原題:The Man In The Iron Mask)。アレクサンドル・リュマの名作の映画化で太陽王と呼ばれたルイ14世と仮面の男の謎を描いた歴史ミステリー作品。

仮面の男 あらすじ

仮面の男
映画『仮面の男(1998)』のあらすじを紹介します。

1662年のフランスは貧困と飢えに苦しんでいた。
というのも時の国王ルイ14世が独裁政治を行い、贅沢な暮らしを求めていたため国力も財力も疲弊しきっていたのだ。
ルイ14世に使えているダルタニアンは行く末を心配し、先代に仕えた三銃士の元へ相談にいく。
三銃士たちも若い暴君に呆れ果てていた。

そんな矢先、三銃士の一人アラミスは国王からイエズス会のトップを殺害するように言われた。
事を重く見たアラミスは仲間を呼び集め、重要な秘密を話す。
それはイエズス会のトップは実は自分であること。
そして国王が実は双子であり、もうひとりの方を田舎で育てさせているということである。

ルイ14世の母アンヌ王女は死産だと聞かされていたが、6年前実はもう一人も生きていることを知った。
名前はフィリップと言う。
せっかくだからと呼び寄せようとしたところフィリップは国王に捕まり、鉄仮面をつけられ幽閉されてしまう。

三銃士は3週間後の舞踏会の日に、ルイ14世とフィリップをすり替える計画を練った。
最初にフィリップを牢獄から助け仮面を外した。
そしてマナーや礼儀を厳しく教える。
いよいよ舞踏会当日、このすり替え計画は見事に成功した。
しかしここで招待客にひょんなことからすり替えがばれてしまいそうになるも、母親であるアンヌ女王が場をうまく沈めた。

ダルタニアンはこの計画に気がつくが、女王に計画を邪魔するのを止めるよう言われた。
実はこの双子はアンヌ女王とダルタニアンの子供だったのだ。
二人は結婚していながら愛し合っていた秘密の関係だったのである。
ルイ14世はフィリップを殺害しようとしたその時、ダルタニアンは彼をかばい死んでしまう。
三銃士はすり替えたままルイ14世に仮面を付け替え、幽閉するのだった。

仮面の男 評価

  • 点数:80点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★★★
  • 設定:★★★★★

作品概要

  • 公開日:1998年
  • 上映時間:132分
  • ジャンル:アクション、歴史、ファンタジー
  • 監督:ランドール・ウォレス
  • キャスト:レオナルド・ディカプリオ、ジェレミー・アイアンズ、ジョン・マルコヴィッチ、ジェラール・ドパルデュー etc

仮面の男 ネタバレ批評

映画『仮面の男(1998)』について、感想批評です。※ネタバレあり

ディカプリオの演技に拍手

この役どころはルイ14世とその双子のフィリップが主役である。
横暴と贅沢三昧の無茶苦茶な王様と、心優しく穏やかなフィリップを演じ分けなくてはいけないのが非常に難しいところである。
双子だからと言っても全く人格は違うため、同じ顔でありながら違う顔で演技をしなくてはいけないからだ。
しかしディカプリオはやってのけた。
ルイ14世の時はワガママで強欲、見ていても憎たらしいくらい嫌な顔をしている。
しかしフィリップの時はどうだろうか。
心の底から慈悲深く、まさに王に向いているという存在感を見せてくれるのだ。
ディカプリオの演技力の賜物であるだろう。

老年の三銃士たちが格好良い

三銃士というと誰もが想像するヒーローだ。
しかしこれは先代に仕えていたというストーリーなので、かなり老年である。
この老年たちが何ともドラマに華を添えているのだ。
双子を取り替えようという案を出したのも彼らであるし、もちろん実行したのも彼らである。
この実行に移した時の衣装もかなり良い。
周りが赤いのに老兵たちだけは黒を着ているのだ。
この辺もレジェンドぶりが表現されていて中々良いのである。

わかりやすく劇的なメロドラマ歴史作品

歴史映画というのはわかりにくさが難点である。
そのため興味の無い人にとっては苦痛でしかない。
しかし本作品は一味違うのだ。
ルイ13世の時代背景を描いているようで、人間ドラマを描いている作品である。
そんなに小難しいフランス歴史を並べているわけでもなく、だからといって妙にチンケな作りでもない。
クオリティーは高く、それでいてわかりやすいなら文句もない。
本当にあったかどうか、そこすら怪しい自分にとってはこのくらい説明してくれていると理解しやすくて有難い。

仮面の男 感想まとめ

歴史大作というほどの規模では無いが歴史物語に軽快なアクションを適度にいれ、さらにフィクションとしての面白さを詰め込んできた傑作である。
この手の話はもう少し重くなりがちで観る人を選びそうなものだが、この映画はそんなことはない。
簡単なアクション映画として観ることが出来るのだ。
また双子の入れ替えというミステリー性を盛り込んでくることで、よりアドベンチャー感が強まってくる。
歴史映画というよりはどちらかというと娯楽ヒーロー作品である。
最後のシーンに向かうにつれ謎が解明してくる山場は鳥肌さえ立つほどの盛り上がりを見せてくれる。
何度も観たい映画の1つである。

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